英語で業務を遂行するにあたりの悩み・学習状況調査(バイリンガル・スペシャリスト対象) 

2016年10月27日
ロバート・ウォルターズ・ジャパンは、英語を使って仕事をしている「バイリンガル・スペシャリスト」152人を対象としたアンケート結果を発表いたしました。今アンケートでは、外資系、日系グローバル企業で活躍する方々が、英語で業務を遂行するにあたり、どのような悩みを抱えているか、そしてその学習状況などを探りました。(実施期間:2016年8月29日~9月27日、対象:弊社御登録者)

バイリンガル・スペシャリストの55%が「週1回以上英語の習得努力をしている」と回答

●業務で使う英語力に関する困りごとを克服するため、「週1回以上定期的に勉強している」、「ほぼ毎日している」との回答者は合計で55%、なかでも「ほぼ毎日」の回答者は27%に上っています。

●一方で、「ほとんどしていない」は32%、「していない」との回答者は13%。ただ、日々の業務で英語を使うことで、意識的な努力をせずとも語学学習につながっている可能性も。

予想通り?一番苦労しているのはやはり「スピーキング」、2番目は「リスニング」

●英語を使う職場で働く人たちの、英語に関する悩みトップは「スピーキング」(29%)。独自に学習する場合にも、スピーキングの練習は難しいもの。

●1番目と同様、2番目に挙がった「リスニング」(28%)も、「リーディング」や「ライティング」と違い自分のペースでできないコミュニケーション手段。出身国や個々人による差もでる発音を聞き取り、理解することに苦心している人も多いようです。

●英語をビジネスで使う主な理由として、「海外本社・支社や拠点とのコミュニケーションを会話やメールで行うため」が44%と最も多いことからも、リスニングやスピーキング力向上の必要性を感じる人が多い理由となっているようです。

●また、盲点?ながら「非英語圏の人たちの英語を理解する」ことに苦労している、という回答も複数あり。非英語圏出身者同士のコミュニケーションでは英語力が完璧でないことも多く、お互いの意見を伝え、理解するための努力も必要となります。

勉強方法、人気は「洋画や海外ドラマ等、テレビやラジオの視聴」で34%

●最も多かったのは「洋画や海外ドラマなどテレビやラジオを視聴している」(34%)、次に「外国人の友人・同僚と英語でのコミュニケーションを積極的にとっている」(29%)が多くなっています。

●3番目に多かった「スマホ・タブレットのアプリを利用」(23%)は、朝の通勤時間を活用している人で最も多かった勉強法のひとつ。また、朝の通勤時間勉強組では、「英語のテレビやラジオを視聴している」も多く、スマホやタブレットを駆使して移動時間などのスキマ時間を有効活用しているよう。

●その他では「NHKの英語学習番組」で勉強する、といった声も複数あり。

勉強は「休日」派が最多で41%。仕事が終わった後の「平日夜」は34%

●スキマ時間を使っての勉強も「時間を有効に使う」という点で優れていますが、やはり集中して勉強したいという意識からか「休日派」が最も多い結果に。2番目は「平日夜」(34%)、3番目は「平日朝、通勤時間を利用して」(29%)となりました。


帰国子女や海外在住経験の長い人など、もともと高い英語力を持ち、英語での業務に不都合が全くない、という人たちももちろん居るものの、やはり多くの人は何らかの努力で英語力の向上や維持に努めています。実際に、英語を使って日々の業務に当たっているプロフェショナルたちも、やはり多くが日々の努力を続けていることがわかります。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ロバート・ウォルターズ・ジャパン]
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