2018年3月卒業予定者の就職活動に関する調査 【5月1日時点の状況 

2017年06月01日
アイデムの人と仕事研究所は、2018年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女668名を対象に調査を実施しました。

【調査結果】

≪就職活動の進捗状況≫
【主な活動】
「準備活動段階」5.1% 「エントリー活動段階」11.2%
「面接・試験段階」52.4% 「内定獲得/就活継続段階」22.6%

【各活動ステータスに到達した学生の割合】
「準備活動段階」97.6%(前年比+1.2ポイント)
「エントリー活動段階」93.0% (前年比-0.5ポイント)
「面接・試験段階」86.7% (前年比+3.4ポイント)
「内定獲得段階」31.0% (前年比+7.8ポイント)

≪内定獲得状況≫
内定獲得率 前々年調査の約2倍となる31.0%

≪第一志望企業の規模≫
「3,000人以上」の大企業志向学生が前年を6.9ポイント上回る32.7%

≪終了予定時期≫
「6月末頃まで」が最多 前年を9.0ポイント上回る40.7%

【調査結果の詳細(一部抜粋)】

≪就職活動の進捗状況≫
【主な活動】
「準備活動段階」5.1% 「エントリー活動段階」11.2%
「面接・試験段階」52.4% 「内定獲得/就活継続段階」22.6%

【各活動ステータスに到達した学生の割合】
「準備活動段階」97.6%(前年比+1.2ポイント)  「エントリー活動段階」93.0%(前年比-0.5ポイント)
「面接・試験段階」86.7%(前年比+3.4ポイント) 「内定獲得段階」31.0%(前年比+7.8ポイント)

学生に、2017年5月1日時点の就職活動の<主な活動>について聞くと、「面接・試験段階」と回答した学生が最も多く52.4%に上った。次点は「内定獲得/就活継続段階」で22.6%だった。前年調査(「2017年3月卒業予定者の就職活動に関する学生調査 2016年5月1日状況」、以下同)や広報活動解禁が3月になった前々年調査(「2016年3月卒業予定者の就職活動に関する学生調査 2015年5月1日状況」、以下同)と比較すると、この時期の「エントリー活動段階」の学生の割合は年々減少しており、「面接・試験段階」以降の学生の割合が増加している。

また、<主な活動>と<最も選考が進んでいる企業の状況(※)>を合わせて、実際にどのくらいの学生が就職活動の各活動ステータスに到達しているかを見た。「準備活動段階」は、調査対象の全学生のうち97.6%、「エントリー活動段階」93.0%、「面接・試験段階」86.7%、「内定獲得段階(“内定獲得/就活継続段階”と“内定獲得/就活終了段階”の計。“内定獲得率”と同義)」31.0%となっている。前年調査や前々年調査と比較すると、「面接・試験段階」と「内定獲得段階」に進んでいる学生の割合は年々高くなっている。特に、「内定獲得段階」では、前年調査に比べて7.8ポイントも増加していた。
各活動ステータスに到達した学生の割合を属性別に見ると、大企業志向の学生は、「面接・試験段階」への到達率が特に高く、進捗が早いようだ。
※最も選考が進んでいる企業の状況:<主な活動>において、「内定獲得/就活終了段階」または「まだ何も始めていない」以外を回答した学生(n=459)に聴取。「準備活動段階」6.8%、「エントリー活動段階」9.2%、「面接・試験段階」81.0%、「内定獲得/就活継続段階」3.1%となっている。

≪内定獲得状況≫
内定獲得率 前々年調査の約2倍となる31.0%

 「各活動ステータスに到達した学生の割合」から、学生の内定獲得状況を見た。全体では、「内定あり」31.0%、「内定なし」69.0%となった。過去の調査と比較すると、「内定あり」の割合は年々増加しており、前々年調査の約2倍となっている。男女別に見ると、「内定あり」の学生の割合は、男性で32.4%となり、女性の29.9%よりもやや高い。文理別に見ると、理系の方が文系よりも「内定あり」の学生の割合が1.2ポイント高くなっていた。企業規模に対する志向別に見ると、大企業志向の学生はその他の学生よりも「内定あり」の割合が高い。
 
≪第一志望企業の規模≫
「3,000人以上」の大企業志向学生が前年を6.9ポイント上回る32.7%

第一志望の企業が「ある」と回答した学生に、第一志望の企業の従業員規模と業界について聞いた。第一志望の企業の従業員規模は、「3,000人以上」と回答した学生が32.7%で最多となり、前年より6.9ポイント増加した。属性別に見ると、男女別では男性、企業規模に対する志向別では「大企業志向」の学生で、「3,000人以上」の企業を第一志望にしている学生の割合が高い。
第一志望の企業の業界として最も回答を集めたのは「メーカー」で、33.7%だった。以降は「金融・証券・保険」10.1%、「ソフトウェア・通信」9.0%、「サービス」8.5%となっている。属性別で見ると、理系学生の51.4%は「メーカー」を第一志望に挙げていた。
 
≪終了予定時期≫
「6月末頃まで」が最多 前年を9.0ポイント上回る40.7%

「就職活動の進捗状況」において、「内定獲得/就活終了段階」以外の回答をした学生に対し、現在までの就職活動の進捗を踏まえて、いつ頃までに就職活動を終わらせたいと考えているかを聞いた。最も多くの回答を集めたのは「6月末頃まで」で、40.7%だった。「5月末頃まで」の回答を合わせると、選考活動解禁直後の6月末頃までに51.1%の学生が就職活動を終了させる意向のようだ。また、前年調査では、「5月末頃まで」「6月末頃まで」の合計が39.6%だったのに対し、今回は11.5ポイント増加しており、就職活動を早々に切り上げる学生が増えそうだ。内定獲得状況別に見ると、「内定あり」の学生の65.4%は、選考活動解禁直後の6月末頃までに就職活動を終えたいとしている。     

※前年調査は、2016年5月末頃~2017年3月末頃の時期について聴取
 
【調査結果の全体】

≪進捗状況≫
◆現在のステータス
【主な活動】
「準備活動段階」5.1% 「エントリー活動段階」11.2%
「面接・試験段階」52.4% 「内定獲得/就活継続段階」22.6%

【各活動ステータスに到達した学生の割合】
「準備活動段階」97.6% (前年比+1.2ポイント)  「エントリー活動段階」93.0% (前年比-0.5ポイント)「面接・試験段階」86.7% (前年比+3.4ポイント)  「内定獲得段階」31.0% (前年比+7.8ポイント)

◆内定獲得状況
内定獲得率 31.0%  平均1.6社(前年+0.1社)
(内訳)「1社」64.7% 「2社」20.3% 「3社以上」15.0%

◆会社説明会参加回数
平均17.8回(前回+3.6回 前年-1.3回)

◆応募企業数
平均20.3社(前回+2.4社 前年-1.3社)

◆エントリーシート・履歴書提出企業数
平均12.3社(前回+4.6社 前年-0.2社)
(内訳) 「10~19社」32.4% 「5~9社」24.5% 「20社以上」22.1%

◆書類選考通過率
【書類選考受験社数】平均10.7社
【書類選考通過社数】平均7.4社
【書類選考通過率】72.1%

◆面接選考企業数
平均6.3社(前回+2.7社 前年-0.1社)
(内訳)「5~9社」34.4% 「10社以上」23.3%

◆1日の活動時間
「就職活動に費やす時間」平均4.4時間(前回-0.6時間 前年-0.1時間)
「学業に費やす時間」平均2.9時間(前回+0.7時間 前年±0時間)

◆終了予定時期
「5月末頃まで」10.4% (前年比+2.5ポイント)  「6月末頃まで」40.7% (前年比+9.0ポイント)

≪受験企業の状況≫
◆第一志望企業
第一志望の企業が「ある」86.8%
【企業規模】
「3,000人以上」32.7%(前年比+6.9ポイント)
「300~999人」19.4%(前年比-6.9ポイント)
「1,000~2,999人」17.8%(前年比-1.6ポイント)

【業界】
1位「メーカー」 2位「金融・証券・保険」 3位「ソフトウェア・通信」

◆“記念受験”企業
記念受験の企業が「ある」60.9%
【企業規模】「3,000人以上」38.0% 「1,000~2,999人」31.6% 「300~999人」28.9%
【業界】  1位「メーカー」 2位「商社」 3位「ソフトウェア・通信」

◆“練習受験”企業
練習受験の企業が「ある」72.1%
【企業規模】「300~999人」36.8% 「100~299人」32.1% 「1,000~2,999人」26.6%
【業界】  1位「メーカー」 2位「ソフトウェア・通信」 3位「サービス」

≪学生の意識≫
◆自分のタイプ
「周りからの評価は高い方だ」77.7%  「積極的に就職活動をしている」67.1%

◆企業規模に対する志向
「大企業志向」50.6% 「中小企業志向」27.2% 「企業の規模は全く意識していない」22.2%

◆選考途中で気になってくる情報
「会社・社員の雰囲気」「採用担当者の人柄」「給与」

◆身につけている社会人基礎力
1位「主体性」38.0% 2位「傾聴力」37.1% 3位「実行力」36.1%


【調査概要】
調査対象:2018年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の男女
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年5月1日~8日
有効回答:668名

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