2018年卒学生の内々定率調査 

2017年06月06日
学情は、2017年5月22日~5月27日の期間で、2018年卒業予定の学生を対象に就職活動・内々定に関する調査を実施いたしました。各地域、大学郡で昨年と比べても8~20%ほど高い内々定率で、企業の選考がますます活発になり、早期化しているのが見てとれます。今後、6月の選考解禁後の動きについても注目されます。

【調査結果】

■国公立・私立【理系】
国公立・私立大の理系学生の内々定率は58.3%、活動率は75.2%

国公立大学・私立大学共に理系学生について、全体内々定率は58.3%(昨年同時期49.5%)で、昨年同時期と比べて8.8ポイントも高く、企業の内々定出しのスピードが加速しています。

■国公立【文系】
国公立大の文系学生の内々定率は50.2%、活動率は87.9%

全体内々定率でみると、公立の55.9%は昨年同時期に比べ20.4ポイントも上昇しており、躍進が目立ちます。売り手市場の中で、企業は激戦区の国立大よりも先に公立大から選考を進め人数の確保を重視した戦略をとっているようです。

■私立【文系】
私立大の文系学生の内々定率は52.1%、活動率は90.5%

私立大学の文系学生について、全体内々定率は52.1%で、昨年同時期と比べ8.7ポイント上昇しました。前回調査時に比べても16.2ポイント上昇しており、昨年の6月上旬の調査(2016年6月6日~11日、55.1%)とほぼ同水準です。昨年比約2週間早いペースで推移しています。

どの地区も、昨年同時期調査時(2016年5月23日~28日)に比べ8~20ポイント上昇し、高い水準となっています。その一方で、就職活動を継続していることを示す「活動率」は80%前後がほとんどと高い数値になっており、内々定を得ていても多くの学生が就職活動を継続していることがわかります。多くの企業が採用活動を早期に開始したこともあり、6月の選考解禁を待たずに内々定出しを進めているようです。今後は、6月以降に内々定を出す大手企業に学生を持っていかれないように、内々定を出した学生へのフォローが大切な時期になりそうです。


【調査概要】
・調査年月日:2017年5月22日~5月27日
・情報源:各大学の就職希望学生440名への電話でのリサーチ。架電対象となる学生は就職希望登録者リストから無作為に選択。
・本調査の結果をエリア全体で見る場合に、各エリア間の格差をなくす為ウエイトバックを行った。
・昨年同時期:2016年5月23日~28日
・内々定率=内々定をもらった学生数/全体学生数
・内々定率(入社意思あり)=内々定をもらった企業に入社意思がある学生数/全体学生数

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[学情]
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