道路貨物運送業者の経営実態調査 

2017年06月22日
帝国データバンクは、企業概要データベース「COSMOS2」(147万社収録)の中から、2016年(1~12月期)決算の年収入高が1億円以上の国内道路貨物運送業者を、総収入高およびその推移、損益動向、規模別、業歴別、従業員数別に集計・分析した。道路貨物運送業者の経営実態調査は今回が初めて。

道路貨物運送業者の2016年の倒産件数は176件で前年比17.0%の減少となった。2013年から3年連続減少、2017年も前年同月を下回る数値で推移している。背景には、ネット通販の拡大によって宅配便取扱個数が増加し道路貨物運送業者の需要が増加したことなどがある。

■今回の調査対象は、主に宅配、引越し、郵便、そのほか食品など特定業界の物流に特化したトラック・軽自動車・バイクなどで運送業を主業とする業者。

【調査結果】

1 道路貨物運送業者の2016年の総収入高は約20兆760億円(前年比0.8%増)。2011年以降6年連続で増収となった
2 2016年の黒字企業は6902社で前年比2.5ポイントの増加となった
3 年商500億円以上の35社が総収入の29.9%を占めている
4 100年以上の業歴を持つ企業は121社で、業歴30年以上の企業は全体の75.9%を占める
5 従業員数が100人未満の社数は全体の90.3%を占め、小規模事業者の割合が高い

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[帝国データバンク]
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