子どものSNSコミュニケーションに関する実態調査(小学生・中学生を持つ保護者対象) 

2017年07月06日
トレンドマイクロは、スマートフォンで、Facebook、Twitter、LINEなどのSNS(Social Networking Service)を利用している子ども(小学4年生~6年生・中学1年生~3年生)を持つ保護者618名を対象に、「子どものSNSコミュニケーションに関する実態調査」についてWebアンケート調査(調査期間:2017年4月20日~22日まで)を実施しました。

【調査結果サマリ】

本調査において、SNSの利用中にトラブルを経験した子どもが約3割いることが分かりました。生活習慣に関するトラブルが最も多い一方で、不正ログインや有害サイトの閲覧経験も一定数の子どもが経験していることが判明しました。子どものSNS利用中のトラブル経験有無により、セキリュティ対策実施状況(※2)が22ポイント以上の差となり、実際にトラブルを経験している子どもの保護者の方がセキュリティ対策に積極的という結果になりました。これは子どもがトラブルに遭ったのでセキュリティ対策を行った、もしくは対策をしていたのでトラブルに遭ったことが判明した可能性が考えられます。インターネットを利用する子どもの安全を守るには、対処療法的な対策ではなく、万が一被害に遭わないために事前に対策を検討し、子どもと保護者で話し合うことが重要です。

※2 「保護者の指導」と「製品や設定での対策」を含む。

1. SNS利用中にトラブルを経験した子どもが約3割
SNS利用中に、子どもが何らかのトラブルを経験したと回答した保護者は26.2%に上りました(グラフ1)。さらに、トラブルがあったかどうか「知らない・分からない」と回答した保護者(11.7%)を足すと約4割となりました。具体的なトラブルは、「SNSに熱中して、勉強など生活習慣に悪影響が出てしまった(13.9%)」が最も多く、次いで「他人に勝手にログインされた(5.3%)」、「暴力、薬物、性的描写などを含む有害なサイトを閲覧した(5.2%)」が多い結果となりました。

2. SNS利用中にトラブルを経験した子どもの保護者ほど、セキリュティ対策を実施している傾向に
子どものSNS利用時のセキュリティ対策の実施状況(「保護者の指導」と「製品や設定での対策」)について聞いたところ、「特になし」と回答した保護者が24.6%となりました(グラフ2)。最も実施割合が高い「不審なWebサイトへのリンクをクリックしないことを教える」でも43.9%にとどまり、その他の対策は3割未満となっています。
また、子どものSNS利用中のトラブル経験有無別に、セキュリティ対策実施状況を調べたところ、「何らかのトラブル経験がある」子どもの保護者では対策を実施しているのは88.9%となったのに対し、「特に経験がない」とした保護者は66.8%にとどまり、その差は約22ポイントとなりました(グラフ3)。


<調査概要>
調査名:子どものSNSコミュニケーションに関する実態調査
実施時期:2017年4月20日~4月22日
回答者数:スマートフォンでSNSを利用している子ども(小学4年生~6年生・中学1年生~3年生)の保護者618名
手法:Webアンケート調査

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[トレンドマイクロ]
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