犬飼い主のマナーに関する調査(犬飼い主と、犬と一緒に暮らしたことのない人を対象) 

2017年07月26日
アイペット損害保険は、犬飼い主と、犬と一緒に暮らしたことのない人を対象に、「犬飼い主のマナーに関する調査」を実施しました。

【調査結果サマリー】

・犬が苦手な人への配慮ができていると回答した犬飼い主が86.9%である一方、犬飼い主に対して不満を持っている非飼育者は65.2%いることが判明。
・犬飼い主への不満は、「マナーの悪さ」と「配慮がかけていること」が原因に。74.1%を占めた「トイレの後始末をしない」という回答に次いで、「吠える犬を放置している」という回答が61.3%、「近寄ってくる犬を制御しない」という回答が46.3%。
・非飼育者のうち、犬が苦手だと回答した人は44.6%。苦手になった原因は、「過去に嫌なことがあった」ことが最多で44.6%。
・ちなみに、犬飼い主でも「犬を怖いと感じたことがある」と回答した人は64.3%。

【調査結果】

調査結果1.犬の飼い主に対して不満を感じたことがあると回答した人は65.2%

犬と一緒に暮らしている人に、「犬が苦手な人への配慮ができていると思いますか?」というアンケートを取ったところ、「どちらかというとできている」という回答も含め、「できている」と回答した人は86.9%となり、多くの犬飼い主が犬を苦手な人のことを気にかけて生活していることが分かりました。

一方、犬と一緒に暮らしていない人を対象に「犬飼い主に対して不満を感じたことがあるか」、アンケートを取ったところ、「不満を感じたことがある」と回答した人が65.2%を占めました。

調査結果2.マナーの悪さと、犬が「苦手」な人への配慮が欠けていることが原因に

犬飼い主に対して不満を感じたことがあると回答した人に、具体的にどのような点を不満に感じているか調査しました。

●マナーの悪さに不満を感じている
「トイレの後始末をしない」と回答した人が74.1%、「同伴禁止の場所に連れてくる」と回答した人が23.2%、「交通機関などできちんとケージに入れない」と回答した人が21.0%となりました。一般的なマナー違反の中でも、特に「トイレの後始末をしない」飼い主に対して不満を感じている人が多いことがわかりました。

●犬が苦手な人への配慮のなさに不満を感じている
犬飼い主に対して不満を感じると回答した人の中には、「お散歩中に近寄ってくる犬を制御しない」と答えた人が46.3%、「ノーリード」と答えた人が45.5%いることがわかりました。
もしかしたら犬が苦手な人にとっては、犬が近づいても大丈夫だと思える範囲が、飼い主が「これくらいなら大丈夫だろう」と感じているよりも、もっともっと狭いのかもしれませんね。

調査結果3.犬が苦手な理由は「昔嫌な事があった」という回答が44.6%

非飼育者のうち、44.6%の人が犬のことは「苦手」と回答していました。「苦手」と回答した人に対して、犬が苦手な理由を聞いたところ、過去犬に追いかけられたり、犬に噛まれたりと「昔嫌なことがあった」と回答した人が44.6%いることがわかりました。また、犬のことを「怖い」と感じる人も42.6%いることがわかりました。

犬飼い主からすると可愛い家族の一人。「うちの子は小型犬だから」「うちの子は吠えないから」「うちの子は可愛いから」、だからきっと大丈夫だろうと、いつも一緒に暮らしているからこそ、そのあたりの境界線を見誤っているのかもしれません。

調査結果4. 犬と一緒に暮らしていても「犬を怖いと感じたことがある」と回答した人は64.3%

犬と一緒に暮らしておらず、犬が苦手だという人のうち、42.6%が犬に対して怖いという感情を持っていることがわかりましたが、一方で、現在犬と一緒に暮らしている人でも「犬を怖いと感じたことがある」と回答した人は64.3%もいることがわかりました。

今回の調査では、飼い主のマナー違反と配慮の足らなさが、犬が苦手な人への不満を募らせていることがわかりました。犬が苦手な人への配慮をきちんとすることで、犬が好きな人も苦手な人も住みよい世界を作ってこそ、犬・猫との共生環境向上が現実的になっていくのではないでしょうか。


【調査概要】
調査対象:犬飼い主(男女563名)、犬と一緒に暮らしたことのない人(男女563名)
調査期間:2017年7月3日~4日
調査方法:インターネットによるアンケートを実施

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