家庭のエネルギーに関する意識調査(5年以内に新築一戸建ての住宅購入を検討している既婚の男女対象) 

2017年07月24日
ソーラーフロンティアは、5年以内に新築一戸建ての住宅購入を検討している既婚の男女1,000人を対象に、家庭のエネルギーに関する意識調査を実施しました。

調査の結果、家計の固定費で最も気になるのは現在も新居購入後も「電気代」が最多でした。太陽光パネルは月々の電気代を安くする節約アイテムとして認識されており、設置により得られると思うメリットは2位の「売電できる」(55.1%)を上回って「電力の自家消費ができる」(68.1%)が1位でした。これを裏付けるように、国が推進するネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)※1 を知っている人のうち、内容を理解している人は80.1%、導入を検討している人は85.7%となりました。ZEHを理解しており、ZEH導入意向がある層の検討理由では、「長期的な観点での経済性」を重視している人が64.5%で最多であることが分かりました。

調査結果から、住宅購入検討層の間で、太陽光発電の仕組みや経済効果が改めて認識され、ZEHをはじめとした自家消費型の使い方に期待が集まっていることが伺えます。

※1
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、住まいの断熱性・省エネ性能を上げること、および太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、年間の一時消費エネルギー量の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅のこと。

【調査結果サマリー】

・家計の固定費で出費が気になるものは、約半数が「電気代」と答えて最多。

・住宅購入後、節電対策を導入する意向がある人は92.2%で、具体的な対策は「こまめに電気を消す」(68.2%)、「電力会社の比較・検討」(30.1%)、「家電の電源コードを抜く」(28.9%)など手軽なソフト面での取り組みが多い中、ハード面での取り組みとしては「太陽光パネルの導入」(21.7%)が最多。

・太陽光パネルの導入効果については、「月々の電気代が安くなる」(82.7%)を期待する声が最多。パネル設置で得られると思うメリットは、「自家消費ができる」(68.1%)が「売電できる」(55.1%)を上回る結果に。

・ZEHを知っている人のうち、80.1%が内容を「詳しく説明できる」「説明はできないが、大まかに知っている」と答え、理解度の高さが伺える。また、85.7%は住宅を購入する際、ZEHの導入を前向きに検討。

・ZEHを理解している人に導入検討の理由を聞くと、「長い目で見ると経済的だから」が最多の63.3%。太陽光パネルの導入効果を全体に聞いた際の最多回答であった「月々の電気代が安くなるから」と比べると、ZEH導入検討者は長期的な経済メリットを求める声が鮮明に。

【調査結果】

① 家計で最も気になる固定費は電気代。住宅購入後も関心は上位に

今後5年以内に戸建ての住宅を購入する意向がある既婚の男女1,000人を対象に、現在、家計の固定費の中で出費が一番気になる項目(※家賃を除く)を聞いたところ、「電気代」が48.5%でほぼ半数を占め、1位でした。
また、新しい住宅に入居した場合に増減が最も気になる固定費でも、電気代を挙げた人が54.4%と過半数を占め、最多でした。今も今後も、光熱費の中でも電気代は最も気になる項目のようです。
そこで、現在住んでいる家の電気代について、どの程度把握しているか聞いたところ、「月々の電気代」を「よく把握している」「ある程度把握している」人は計88.9%、「基本料金」を「よく把握している」「ある程度把握している」人は55.2%いるものの、Wあたりの電気代を「よく把握している」「ある程度把握している」人は33.8%と少数派でした。

② 住宅購入後、電気代削減施策を行う意向がある人は約9割。
具体的には「こまめに電気を消す」、「電力会社の比較・検討」、「家電の電源コードを抜く」

住宅購入にあたり、電気代を削減するための施策を行う意向があるかを聞いてみたところ、意向がある人は92.2%で、大多数を占めました。具体的な施策としては、「こまめに電気を消す」が68.2%で圧倒的に多数でした。ついで、「電力会社を比較・検討する」(30.1%)、「家電の電源コードをこまめに抜く」(28.9%)などソフト面での取り組みが続きました。一方、工事を伴うようなハード面での施策を行う人は少数派でしたが、ハード面の施策の中では「太陽光パネルを導入する」と回答した人は21.7%で最多でした。


③ 太陽光パネルの印象は「月々の電気代が安くなる」、「災害時などの電源として安定する」、「家庭内で使用するほとんどの電力をまかなえる」
住宅を購入する際、太陽光パネルを設置することで得られるメリットについては、「自家消費」(68.1%)が「売電」(55.1%)を上回る

続いて、ZEHの導入時に必須条件となる太陽光パネルの設置についての印象を聞いてみました。最も多かったのは、「月々の電気代が安くなる」で「とてもそう思う」(28.3%)、「まぁそう思う」(54.4%)が計82.7%、「災害時の電源として安定する」(79.8%)、「家庭内で使用するほとんどの電源をまかなえる」(70.5%)が続き、太陽光パネルは月々の"家計のお助けアイテム“として期待されています。一方、「初期投資の費用負担が少ない」(35.1%)、「投資が短期間で回収できる」(37.5%)の印象が低く、技術向上などにより導入コストの低下が進んだ今も初期投資をハードルに感じていることも伺えます。

次に、太陽光パネルを設置することで得られると思うメリット(上位3つ)について聞いたところ、「発電した電力の自家消費ができる」が68.1%で、「発電した電力を売電できる」の55.1%を上回り、最多でした。住宅購入を検討している層の意識は、自家消費に向いていることが伺えます。

④ 「パネルの価格の安さ」「少ない初期投資」「短い期間での初期投資回収」があれば設置を検討

住宅を購入する際、どのような理由があれば太陽光パネルの設置を検討しやすくなるか聞いたところ、「少ない初期投資」(36.0%)、「パネルの価格の安さ」(20.0%)、「短い期間での初期投資回収」(14.7%)が上位に並びました。前の質問と合わせると、今後の普及には初期投資の費用抑制が課題に挙げられそうです。

⑤ ZEH を知っている人の 9 割近くが導入の検討意向あり。理由は「⾧い目で見ると経済的だから」

次にネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)の言葉を知っている人(n=302)を対象に、ZEHがどのような家か分かるかを聞いたところ、「他人に詳しく説明できるほど詳しく知っている」が35.4%、「説明はできないが大まかな内容は知っている」が44.7%で、その合計は80.1%と、理解度は高いことが分かりました。また、これらの人に住宅の購入を検討するにあたり、ZEHの導入を検討したいかを聞くと、「検討したいと思う」(41.7%)、「どちらかといえば検討したいと思う」(44.0%)の合計は85.7%で、ZEHを知っている人は導入に大変前向きであることが伺えます。

さらに、ZEHの導入を「検討したい」「どちらかといえば検討したい」人を対象に、その理由を尋ねたところ、「長い目で見ると経済的だから」が63.3%で1位でした。これに「月々の電気代が安くなるから」(36.3%)が続き、経済面でのメリットが上位に来ています。その後は「ZEHの仕組みが省エネに合理的だから」(34.4%)、「新築時であれば導入が楽だから」(32.4%)という回答が続きました。

⑥ あったらいいなと思う太陽光パネルの機能は、「雨天や夜間も発電」「屋根一体型」「極薄」!

太陽光パネルに付いていたらいいなと思う機能や特徴を聞いたところ、もっとも多かったのは「雨天時や夜間にも発電する」(47.3%)でした。4位には「日当たりがいい場所に自分で動く」(30.0%)も挙がり、効率の良い発電を求めていることが分かります。また、「屋根一体型」「極薄」などの施工に関わる点、「無色透明」(21.3%)、「夜光る」(10.2%)、「色が付いている」(9.7%)など見た目に関わる点も多数挙がりました。


<調査概要>
実施時期:2017年6月下旬
調査方法:インターネット調査
調査対象:5年以内に新築住宅の購入を検討している既婚の男女 約1,000人(実回答者1,045人)
居住地: 全国

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[ソーラーフロンティア]
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