睡眠と下着に関する調査(20代~50代女性対象) 

2017年08月01日
ワコールは、20代~50代の女性を対象に、「睡眠と下着に関する調査」を行いました。その結果、日本女性の5人に1人が、睡眠時にバスト自体も寝返りと共に動いたり、仰向けに寝ると左右に広がったりしてバストが妨げになり睡眠できていないと感じていることがわかりました。
※「乳眠」とは、睡眠時のバストをやさしく安定させて、ここちよい眠りをめざすこと。

【調査トピックス】

■実はバストは眠れていない? 日本女性の5人に1人がバストが睡眠中に休んでいないことを実感!
日本女性の5人に1人が、就寝時に自分のバストが「邪魔」(22.0%)と感じたことがあり、就寝時にバストが動いたり左右に広がるなど、眠っていても「バストは睡眠(休息)できていない」(20.5%)と実感し、バストも休めていない状態、つまり"乳眠"できていない女性の半数以上(57.4%)が「睡眠の質に満足していない」と回答。

■睡眠中:アクティブで美意識も高い女性は"ナイトブラ"派が多数<「乳眠」儀式>
「バストに自信がある」女性はナイトブラ派の割合が高い。美容に関する意識が高い女子もナイトブラ派に多い。性格面でもポジティブでアクティブな前向き女子も、ナイトブラ派に多数。ナイトブラの着用女性は7人に1人(15.4%)とまだ少ないが、ナイトブラへの満足感(58.5%)は高い。

■睡眠前:パートナーに愛され睡眠の質も高い女性は"パジャマ"着用などの<入眠儀式>を実践
入眠のために習慣的に行う入眠儀式、「トイレ」「歯磨き」「パジャマ」が三大儀式。女性の約8割(78.8%)が実践。「睡眠の質」(52.0%)や「寝付き」(65.8%)など、入眠儀式を実践している人は睡眠満足度も高い。パートナー、親友、同性の友達などが多い女性も入眠儀式実践派の割合が高め。パートナーとの関係も良好で、愛されている実感があり関係が長続きする女性も、入眠儀式実践派が多い。

【調査結果】

日本女性の睡眠とバストの関係

今回は、20代~50代の女性2万人を対象とした事前調査と、800人を対象とした本調査により、女性の睡眠と下着に関する実態と意識を明らかにしました。

■日本女性の5人に1人は、バストが眠りの妨げとなりバスト自体も休まっていない状態に!
 乳眠できていない女性の半数以上が、睡眠の質に満足できていないと回答

まず、就寝時に自分のバストが邪魔だと感じることがあるかと聞くと、全体の5人に1人が「邪魔だと感じたことがある」(22.0%)と答えています[図1]。また、就寝時にバストが寝返りと共に動いたり、仰向けに寝ると左右に広がったりして、眠っていてもバストは睡眠(休息)できていないと思うかと聞くと、こちらも5人に1人が「バストは睡眠できていないと思う」(20.5%)と答えています[図2]。

そこで、バストが邪魔だと感じる人の中から176人に、全体的な睡眠の質に満足しているかどうか聞くと54.5%が「満足していない」と答え[図3-1]、睡眠中バストは十分に睡眠できていないと感じる人の中から169人に同様に聞くと、57.4%が「満足していない」と答えています[図3-2]。
ココロもカラダも休息するはずの睡眠ですが、調査から女性の5人に1人はバストのせいでゆっくり休息ができず、その半数以上が睡眠の質に満足できていない状態であることがわかりました。

■ナイトブラの浸透率はまだ少ないものの、着用している女性の満足度は高い

次に、夜寝るとき用のブラジャー=ナイトブラをつけているかどうか聞くと、およそ7人に1人がナイトブラを「つけている」(15.4%)と答えています[図4]。ナイトブラをつけていると答えた人(3,087人)にその満足度を聞くと、約6割(58.5%)が「満足」と答えています[図5]。ナイトブラの着用はまだ少数派ですが、つけている人の満足度は高くなっています。

<乳眠儀式>生活意識とナイトブラの関係
次に、「乳眠儀式」について調べました。乳眠儀式とは、睡眠時のバストをやさしく安定させて、ここちよい眠りをめざすための習慣行動を指します。

■毎日を楽しく、アクティブに過ごしている女性にはナイトブラ派が多いことが明らかに

次に、800人を対象とした本調査で、日常生活についてナイトブラする派としない派で比較してみました。まず、毎日が楽しいかどうか聞くと、ナイトブラする派(54.1%)は「毎日が楽しい」と答え、ナイトブラしない派(51.1%)より高くなっています。また、「毎日アクティブに過ごしている」(ナイトブラする派41.3%、ナイトブラしない派37.5%)、「毎日の生活に満足している」(同53.1%、49.1%)など、いずれもナイトブラする派の方が高い傾向が見られました[図6-1]。
さらに、毎日の生活に満足している、と答えた人を年代別で見ると、50代女性でナイトブラする派(64.0%)はしない派(55.0%)より10ポイント近く高くなっています[図6-2]。

■美容意識が高い前向き女子は、ナイトブラをしている割合が高いことが判明

次に、美容に関することを聞き、ナイトブラする派としない派で比較したのが[図7]です。美容面の意識が高い女性には、ナイトブラをしている女性が多いようです。同様に、自分の性格についても、ポジティブでアクティブな前向き女子には、ナイトブラをしている女性が多いようです[図8]。

<入眠儀式>生活意識と寝る前の入眠儀式の関係
さらに、「入眠儀式」について調べました。入眠儀式とは、パジャマに着替えたり、入浴や歯磨きなど、毎日寝る前に行う自分なりの習慣のことを指します。

■眠りに入るための習慣「入眠儀式」 意識はしていないものの女性の約8割は実践中
 1位「トイレに行く」 2位「歯を磨く」 3位「パジャマなどの寝間着に着替える」

まず、「入眠儀式」という言葉について聞くと、約8割が「知らない」(78.4%)と答えていますが[図9]、「毎日寝る前に行う自分なりの習慣」であることを伝えると、女性の約8割は「入眠儀式をしている」(78.8%)ことがわかりました[図10]。「トイレに行く」(60.8%)、「歯を磨く」(55.8%)、「パジャマなどの寝間着に着替える」(49.2%)の順で習慣化している女性が多く、入眠儀式として意識はせずとも、毎日、眠りにつくためのなんらかの行為が習慣化されています[図11]。

■入眠儀式を実践する女性はパートナーとの関係も、人間関係も良好な、愛され女子

次に、800人を対象に、入眠儀式実践派、しない派別に、パートナーとの関係や人間関係、入眠環境について聞くと、パートナーのいる人(n=504)のパートナーとの関係は、「パートナーとの関係が長続きする方だ」(84.1%)も、「パートナーから愛されている実感がある」(76.0%)も、「一緒に楽しめる趣味がある」(59.4%)も、入眠儀式実践派の方が高くなっています[図12]。人間関係ではその差はより顕著で、「パートナーがいる」(70.8%)、「親友がいる」(41.0%)、「同性」(26.5%)問わず「友だちが多い」(16.0%)愛され女子は、入眠儀式実践派の方がより多くなっています[図13]。
さらに、入眠儀式実践派の方が、「睡眠の質」(52.0%)も「寝付き」(65.8%)も良いなど、良質の睡眠が取れていると感じる割合が高くなっています[図14]。


【調査概要】
・地域:全国
・調査対象:
 プレ調査…全国の20代〜50代の女性20,000人
 本調査…全国の20代〜50代の女性800人(ナイトブラする・しない、入眠儀式する・しない 各200人ずつ年代に50人ずつ割付)
・調査時期:2017年4月21日(金)~23日(日)
・調査方法:インターネット調査

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