プログラミング言語別 平均年収ランキング2017 

2017年08月10日
ビズリーチが運営する求人検索エンジン「スタンバイ」は、「プログラミング言語別 平均年収ランキング2017」を発表しました。

このランキングは、スタンバイに掲載されている正社員の求人情報約250万件のうち、各プログラミング言語名が含まれる求人情報の給与金額の平均値を集計したものです。本調査では、1位「Scala」、2位「Python」、3位「Kotlin」という結果になりました。

【調査結果】

 ■世界的に年収の高い「Scala」が日本でも1位に

〔上位3位の総括〕
1位の「Scala」は、高い生産性と堅牢性を実現し、オブジェクト指向言語と関数型言語の特徴を併せ持った言語で、米Twitterや米LinkedInなどが利用していることで知られます。世界的には「Scala」の採用企業が増えているのに対し、扱える人材が少ないことから年収が高い言語といわれています*2。国内でも、インターネット企業を中心に普及しており、今後もさらに注目されることが予想されます。

2位の「Python」はデータ分析や機械学習の分野で広く使われています。機械学習や深層学習における応用が進み、AIの実用化が研究されるなかでさらに需要が高まると見られます。3位の「Kotlin」の求人数はまだ少ないもののAndroidエンジニアを中心に求人が掲載されています。本年5月にGoogleがAndroidアプリ開発の公式言語として追加することを発表したことが話題となり、ニーズが急上昇していると考えられます。

第1位「Scala」(626万円)
第2位「Python」(601万円)
第3位「Kotlin」(577万円)
第4位「Swift」(562万円)
第4位「Ruby」(562万円)
第6位「Java」(552万円)
第7位「Perl」(551万円)
第8位「C言語」*1(538万円)
第9位「JavaScript」(536万円)
第10位「PHP」(522万円)

■「Go」と関数型言語も高年収

〔番外編:ランキング外の注目言語〕
本調査では求人件数が100件未満のものは対象外としており、100件未満であったため、ランキングには入らなかったものの、平均年収が高いプログラミング言語として注目されているものとして、「Go」(平均年収571万円)が挙げられます。「Go」は、プログラミング言語の人気度を示す指標「TIOBE Index」*3で2016年の大賞に輝きました。学習の容易さと実用性の高さから開発者の間で急速に人気が上昇していると見られます。

また、関数型言語も平均年収が比較的高いことがわかりました。ランキング1位となった「Scala」のほか、求人件数が少なかったためランキングには入らなかった「Groovy」(平均年収680万円)、「Haskell」(平均年収670万円)、「Erlang」(平均年収604万円)、「LISP」(平均年収581万円)などは、平均年収が上位の言語と同等でした。関数型言語はモジュール化やバグの発生しにくいコーディングが可能とされ注目を集めていますが、学習難度が高いため、これらを扱えるプログラマーが少ないことから平均年収が高くなっていると考えられます。一方で、「COBOL」(平均年収509万円)は11位でベスト10からは外れましたが、根強いニーズがあります。

■今後もIT人材の転職市場は活況

ITRの「IT投資動向調査2017」*4によると、国内企業のIT予算は堅調に増加しています。モバイルやクラウド、データ・マネジメント、各種セキュリティ・ツールといった、近年の「IT投資動向調査」で高い投資意欲が示されていた項目に加えて、IoT/M2M、AI/機械学習が、幅広い業種において注目度を高めており、IT人材への求人ニーズは衰えず、転職市場は活況が続くと考えられます。


*1 「C++」や「C#」などC派生系の言語は分析対象外
*2 「29 Highest Paying  Programming Languages You Need To Learn In 2017」FOSSBYTES
*3 「TIOBE Index」TIOBE Software
*4 「ITRが『IT投資動向調査2017』の結果を発表」ITR 

「スタンバイ調べ」

【調査概要】
調査日:2017年7月19日
調査対象:スタンバイに掲載されている正社員の求人のうち、各プログラミング言語名が含まれる求人。給与金額:掲載されている給与金額の平均値を記載。給与非公開の求人についてはスタンバイの給与推定アルゴリズムから算出。※年収200万円未満、および2,000万円以上の求人と、求人数が100件未満のものは対象外としています。

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