補聴器に関する意識調査(補聴器を使用していない60歳から74歳の方対象) 

2017年08月23日
リオンは、シニア層(60歳から74歳)を対象に、補聴器に関する意識調査を実施。
なお、調査対象者は、補聴器を使用していない方です。

【調査結果の要約】

●最近、耳が聞こえにくくなったと感じる方が46.5%
・最近、耳が聞こえにくくなったと感じることがあるかとの質問で、「よくある」「たまにある」の回答を合算すると、60歳から64歳が45.5%、65歳から69歳が40.5%、70歳から74歳で53.5%になり、70歳以上では、半数以上に達しています。
・さらに、最近、耳が聞こえにくくなったと感じている方(「よくある」「たまにある」の回答者の合算)では、「騒がしい場所での会話が聞き取りづらい」(62.0%)、「ボソボソ話す人の声がわからない」(61.6%)が上位となっています。

●将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する意思のある方が77.9%に達する
・全員の方に、将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用するか質問したところ、「補聴器を使用する」との回答が77.9%に達していることが判明しました。
・将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用するとの回答者へ、その理由を質問したところ、「家族や友だちとの会話(コミュニケーション)を楽しみたいから」が64.7%になっています。

●将来、補聴器を使用する際、選ぶ補聴器のタイプや機能、購入先について
・将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用するとの方が回答
① 補聴器のタイプは、「耳あな型」:38.5%、「耳かけ型」:19.9%
② 「できるだけ目立ちにくい補聴器」:68.7%、「カラーやデザインを楽しめる補聴器」:8.5%
③ 求める機能は、「雑音をおさえるもの」:66.6%、「言葉をはっきりさせるもの」:55.4%
④ 補聴器を購入したい店は、「補聴器専門店」:59.0%、「メガネ店・眼鏡店」:35.3%
⑤ 補聴器購入店を選ぶ基準は、「補聴器のメンテナンスをやってくれるお店」:59.4%、「補聴器に関する知識が豊富なお店」:59.2%

【調査結果】

1.最近、耳が聞こえにくくなったと感じる/46.5%

最近、耳が聞こえにくくなったと感じることがあるかとの質問に、「よくある」と回答した方が全体で14.8%、「たまにある」が31.7%となり、合算すると46.5%となっています。
さらに、年齢別で見ると、最近、耳が聞こえにくくなったと感じている方(「よくある」「たまにある」の合算)は、60歳から64歳が45.5%、65歳から69歳が40.5%、70歳から74歳で53.5%になり、70歳以上では、半数以上に達しています。

2.聞こえに関して日常生活で経験があることは、
・騒がしい場所での会話が聞き取りづらい/62.0%
・ボソボソ話す人の声がわからない/61.6%

最近、耳が聞こえにくくなったと感じている方(Q1で、「よくある」「たまにある」の回答者279名)に、聞こえに関して日常生活で経験があることを複数回答で質問したところ、「騒がしい場所での会話が聞き取りづらい」(62.0%)、「ボソボソ話す人の声がわからない」(61.6%)、「内容が聞き取りづらいため、テレビのボリュームを上げてしまう」(52.7%)、「会話の中で聞き返すことが増えたと感じる」(51.6%)となっています。

Q2.聞こえに関して日常生活で経験があることは? (複数回答) N=279
騒がしい場所での会話が聞き取りづらい 62.0%
ボソボソ話す人の声がわからない 61.6%
内容が聞き取りづらいため、テレビのボリュームを上げてしまう 52.7%
会話の中で聞き返すことが増えたと感じる 51.6%
きちんと聞き取れなく、あいまいな返事をすることがある 50.5%
電話での会話が聞き取りづらい 32.6%
テレビのバラエティー番組などでタレントの話がわかりにくい 28.7%
テレビを見ていると、家族や周囲の人にうるさいと言われる 24.0%
周囲の人から聞こえが悪いと言われる 15.4%
これらの経験は無い 1.8%
※回答者は、最近、耳が聞こえにくくなったと感じている方

3.将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する意思がある/77.9%

将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用するか質問したところ、補聴器を使用するとの回答が77.9%に達していることが判明しました。

4.補聴器を使用する理由は、家族や友だちとの会話(コミュニケーション)を楽しみたいから/64.7%

将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する意思のある方(473名)に、補聴器を使用する理由を質問したところ、「家族や友だちとの会話(コミュニケーション)を楽しみたいから」が64.7%に達しています。「テレビやラジオ、映画などを楽しみたいから」が56.7%、「日常生活でハンディキャップとなると思うから」が56.0%、と続いています。

Q4.将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する理由 (複数回答) N=473
家族や友だちとの会話(コミュニケーション)を楽しみたいから 64.7%
テレビやラジオ、映画などを楽しみたいから 56.7%
日常生活でハンディキャップとなると思うから 56.0%
旅行など外出先で不便を感じたくないから 42.1%
災害時に必要があると思うから 34.9%
音楽やコンサートを楽しみたいから 23.7%
地域での様々な活動で必要があると思うから 18.0%
演劇や落語などを楽しみたいから 16.7%
仕事上で必要があると思うから 12.9%
その他 1.5%
※回答者は、将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する意思のある方

5.将来、補聴器を使用する際、選ぶ補聴器のタイプは、耳あな型/38.5%

将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する意思のある方(473名)に、選ぶ補聴器のタイプを質問したところ、「耳あな型」が38.5%、「耳かけ型」が19.9%、「ポケット型」が3.2%となりました。

6.将来、補聴器を使用する際は、できるだけ目立ちにくい補聴器/68.7%

将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する意思のある方(473名)に、どのようなデザインの補聴器を選ぶか質問したところ、「できるだけ目立ちにくい補聴器」が68.7%、「カラーやデザインを楽しめる補聴器」が8.5%、「デザインは気にしない」が11.4%となりました。 

7.将来、補聴器を使用する際は、雑音をおさえる機能のある補聴器/66.6%

将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する意思のある方(473名)に、どのような機能がある補聴器を選ぶか質問したところ、「雑音をおさえるもの」が66.6%、「言葉をはっきりさせるもの」が55.4%、「雨やシャワーに濡れても使えるもの」が44.6%となりました。

Q7.将来、あなたが補聴器を使用するとしたら、どのような機能があるものを選びますか?
(複数回答) N=473
雑音をおさえるもの(ノイズリダクション) 66.6%
言葉をはっきりさせるもの(スピーチエンハンス) 55.4%
雨やシャワーに濡れても使えるもの(防水) 44.6%
正面の会話や音声が聞き取りやすいもの(指向性) 43.8%
ワイヤレス通信(リモコン操作やスマートフォン連動など)があるもの 26.4%
その他 0.8%
機能は気にしない 1.1%
機能があることは知らなかった 8.5%
わからない 7.8%
※回答者は、将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する意思のある方

8.将来、補聴器を使用する際、補聴器専門店で購入したい/59.0%

将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する意思のある方(473名)に、どのようなお店で購入したいか質問したところ、「補聴器専門店」が最も多く59.0%、続いて「メガネ店・眼鏡店」が35.3%となりました。

Q8.将来、補聴器が必要になったら、どのようなお店で購入したいと思いますか?
(複数回答) N=473
補聴器専門店 59.0%
メガネ店・眼鏡店 35.3%
家電量販店・家電ストア 20.3%
百貨店・デパート 9.9%
通信販売 6.3%
時計店 4.4%
その他 0.2%
わからない 19.5%
※回答者は、将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する意思のある方

9.将来、補聴器を使用する際の基準は、補聴器メンテナンス/59.4%

将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する意思のある方(473名)に、どのような基準でお店を選ぶか質問したところ、「補聴器のメンテナンスをやってくれるお店」が最も多く59.4%、続いて「補聴器に関する知識が豊富なお店」が59.2%となりました。

Q9.将来、補聴器が必要になったら、どのような基準でお店を選びますか?
(複数回答) N=473
補聴器のメンテナンスをやってくれるお店 59.4%
補聴器に関する知識が豊富なお店 59.2%
補聴器の認定技能者がいるお店 49.5%
購入前に補聴器の試聴貸し出し対応を実施しているお店 48.6%
親身に相談にのってくれるお店 47.4%
様々なメーカーの補聴器を取り扱っているお店 42.9%
できるだけ自宅から近いお店 33.2%
ディスカウントをしてくれるお店 13.7%
できるだけ簡単に購入できるお店 14.8%
通信販売などネットで購入できるお店(ネットショップ) 5.7%
その他 0.6%
わからない 6.8%
※回答者は、将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する意思のある方

10.将来、耳が聞こえにくくなった場合、ためらわずに補聴器を使用する/26.8%

将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する意思のある方473名に、その際、ためらいがあるか質問したところ、「ためらいはない」26.8%、「ためらいがある」73.2%となりました。

11.将来、補聴器を使用する際ためらう理由は、改善されるかわからないから/43.6%

将来、耳が聞こえにくくなった場合、補聴器を使用する意思のある方(473名)の内、使用する際にためらいがある方(346名)に、ためらう理由を複数回答で選んでいただきました。
結果、「補聴器でどのくらい改善されるかわからないから」43.6%、「補聴器を使用することがわずらわしいと思うから」が43.1%となり、ほぼ同率となりました。
一方、「補聴器を付けると年寄りに見られるから」や「耳が聞こえにくくなっていることを周りに知られたくないから」など、周りの目を意識しての理由は意外と低く、12%以下にとどまっています。


【調査概要】
調査対象者:補聴器を使用していない60歳から74歳の男女計600サンプル
調査方法:インターネット調査
調査時期:2017年7月下旬
調査地域:全国

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
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