「わが家の電気・ガス料金しらべ」(2017年5月集計) 

2017年07月21日
日本生協連は、「わが家の電気・ガス料金しらべ」 の2017年5月集計分を取りまとめましたのでご報告いたします。
当報告書は、2016年4月の電力自由化、2017年4月からの都市ガス自由化開始に伴い、2016年5月・8月に引き続き実施した調査をまとめたものです。(有効回答数:2,182)

【調査結果トピックス】

1.都市ガスの自由化に関わって
・ 都市ガス自由化の認知度では、「知っている」と回答した割合は 75%で、4 人に 1 人は「知らない」と回答した。地域間格差がきわめて大きく、「知っている」と回答した割合が、近畿で 89%、関東で 86%と高かった一方で、中国では 40%、四国では 42%と半数以下だった。
・ 都市ガス自由化以降、ガス会社を替えた方は全体の 5%、メニューを替えた方は 7%だった。ガス会社の切り替えも地域間格差が大きく、「新しいガス会社に切り替えた」が九州では 9%、近畿では 8%である一方で、北海道、東北、中国、四国は新規参入事業者がなく、「新しいガス会社に切り替えた」は 0%だった。

2.都市ガスとLPガス料金の比較、契約時書面の交付に関わって
・ LP ガスの料金は、都市ガスの料金よりも月平均で 738 円高く、家庭によっても大きくバラツキがある(料金差がきわめて大きい)。とりわけ、集合住宅(賃貸)の LP ガス料金がきわめて高くなっている。
・ 都市ガスとLPガスの使用量をカロリー調整※したうえで比較すると、戸建てにおいて、LP ガスの使用量が著しく低い。LP ガスを使用している戸建について、灯油を併用している関係で、LPガスの使用量が著しく低い世帯が多いことが影響していると思われる。
・ LP ガスの契約時の書面について、「保管してある」が 43%、「もらったがなくした」が24%、「もらった覚えがない」が 32%で、過半数の方が手元にないと回答している。

3.電力自由化に関わって
・ 電力自由化以降、電力会社を替えた方は、全体の 11.7%と、昨年 8 月分の調査よりも 4.4ポイント増加し、着実に切り替えが進んでいることが明らかとなった。
・ 電気使用量と料金の平均を昨年の 5 月と比較すると、今年 5 月の方が使用量はほぼ横ばいだったが、料金は高くなっている。料金の平均が高くなった原因は、再エネ賦課金と燃料調整単価の値上がりよるものであると考えられる。

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[日本生協連]
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