2017年「ハロウィーン」の参加意向や飲食予定調査(首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女対象) 

2017年10月12日
リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、「ハロウィーン」時期の飲食行動や仮装の普及などに関する意識についてのアンケートを実施しました。

<要約>

POINT① 今年の「ハロウィーン」行事の参加予定者は22.5% 前年実績19.3%を上回る
・2017年の「ハロウィーン」行事(飲食、パーティー、イベント)に参加予定だと回答した人は22.5% 。参加予定者のうち、20代女性の参加予定率が最多で32.1%だった。
・前年、「ハロウィーン」行事に参加したと回答した人は19.3%。2017年の参加予定は前年の参加実績を上回っている。
・参加予定行事の1位は「飲酒主体の店での飲食、パーティー、イベント」(11.1%)。

POINT② 「ハロウィーン」行事に仮装して参加したい人は42.0%
・「仮装派」は参加者予定者中42.0%。
・仮装予定、30代女性と20・30代男性で過半数。20代女性を上回る。

POINT③ 「ハロウィーン」肯定派が微増、若年層は賛否二極化も
・「ハロウィーン」習慣の普及には67.8%が賛成(前年67.4%)、「仮装」には60.5%が賛成(前年60.4%)、いずれも前年比微増。若者ほど肯定的。
・賛成理由のトップ3は「本来の意味と違っても日本風に楽しめばよい」(45.0%)、「たまにははめを外す機会としてよい」(39.3%)、「経済効果がある」(35.5%)。否定理由1位は「何かと理由をつけて騒ぐのはよくない」(52.3%)。若年層では賛否が二極化も。

<調査結果>

1.2017年「ハロウィーン」行事参加予定者は22.5%、前年参加実績を上回る。20代女性は30%超え。首都圏で参加予定多く、東海圏はやや少な目
毎年、仮装やコスプレ習慣を伴って盛り上がっている「ハロウィーン」。2017年の参加予定については3圏域計で22.5%と前年の参加実績19.3%を上回った。特に、20代女性が32.1%で参加予定者が、性年代別で最も多い結果となった。圏域別では、首都圏で23.0%と他の圏域よりもやや参加予定者の割合が高めで、逆に東海圏では20.4%とやや低めであった。

2.参加予定の行事、最多は「飲酒主体の店での飲食、パーティー、イベント」(11.1%)
どのような内容の「ハロウィーン」行事へ参加予定があるかという設問に対しては、「飲酒主体の外食店での飲食、パーティー、イベント」が最多の11.1%、2位に「食事主体の外食店での飲食、パーティー、イベント」が11.0%とほぼ同程度の回答を集めた。3位に「ホームパーティー」が9.8%の参加予定だった。これは、昨年の参加実績の順位とも同じ結果となっている。性年代別には、20・30代女性で「ホームパーティー」への参加予定が多く、20代男性では「カラオケ店、カラオケボックスでの飲食、パーティー、イベント」への参加予定が多く、男女間での差も見られた。

3.「ハロウィーン」行事に、仮装して参加したい人は42.0%と昨年実績以上。行事参加予定では20代女性が最多だが、仮装参加予定は30代女性が最多
「ハロウィーン」行事における仮装の状況については、全体で22.5%だった参加予定者のうち、仮装で参加したい人は42.0%であった(前年実績34.4%)。性年代別で見ると、30代女性では57.1%が、20・30代男性も過半数が仮装で参加したいとしており、参加予定最多の20代女性(47.7%)より割合が高い。

4.「ハロウィーン」肯定派が前年比で微増、若年層ほど肯定派が多い傾向
日本での「ハロウィーン」の普及と仮装の是非について良い/良くないの2択で質問した。普及については67.8%、仮装については60.5%が「良いと思う」と回答。肯定派が否定派を上回ったが、前年に比べても肯定派がやや増加している。年代別には、若い年代ほど肯定派が多く、男女では女性のほうがやや肯定派が多い。

5.「経済効果がある」が前年比で4.3ポイントアップ
「ハロウィーン」肯定の理由は、「本来の意味と違っても日本風に楽しめばよい」が45.0%で最多、2番目に「たまにはめを外す機会としてよい」が39.3%、3位に「経済効果がある」35.5%であった。「経済効果がある」は年々スコアを伸ばしており、昨年5位から今年は順位を2つ上げた。20代男女では「日本風に楽しめばよい」が他の性年代に比べてスコアが低く、「日本風」にやや否定的。逆に50・60代女性はスコアが高めで「日本風」に寛容だ。また、20~40代男性では「たまにはめを外す機会としてよい」が高めで、非日常を楽しむ機会として肯定的な様子だ。

6.否定派の理由トップは「理由をつけて騒ぐのはよくない」。若者は肯定派と二極化
「ハロウィーン」を否定する理由は、「何かと理由をつけて騒ぐのはよくない」が52.3%で1位、2位に「本来の意味や趣旨を理解すべきだ」が48.7%、3位に「自分には関係がないように思う」46.9%がトップ3で昨年と同様だった。20・30代男性と20代女性では「何かと理由をつけて騒ぐのはよくない」が特に多く、若年層は参加意向が高い一方で「何かと理由をつけて騒ぐ」ことへの否定派も多いという実態が明らかになった。20・30代女性では他に、「仮装が単なるコスプレ」「余計な出費が増える」ことへの否定派も目立った。

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