本・書籍に関するアンケート調査 

2017年10月13日
アイ・ティ・リアライズは、2017年8月、クレジットカードの利用履歴をベースにした独自リサーチサービス『CRECOリサーチ』で、本・書籍に関するアンケート調査を実施しました。

【調査結果サマリー】

・現状、本を読む頻度は少ない傾向にある。
・購入経路は書店が圧倒的。但し情報はインターネットで取得。
・直近の芥川賞・直木賞作品は認知度も読書率も低い。
・電子書籍の利用経験はおよそ半数。特に高齢者の利用経験が高い。
・電子書籍利用は気軽に読めることがメリット。高齢者にとっては文字を大きくできることも利用要素の1つ。
・今後の意向も紙の本が中心。但し、男性は電子書籍利用意向が高め。

【調査結果詳細】

Q1.あなたは普段、どのぐらいの頻度で本を読みますか。(SA)

本を頻繁に読む方はおよそ12%。2~3ヵ月に1冊以下がおよそ半数という結果。

まずCRECOユーザーに本を読む頻度を聞いてみました。全体として最も多いのは「ほとんど本は読まない」の26.5%。次いで「月に2・3冊程度」の18.6%となっています。週に1冊程度本を読むという読書家の方は11.9%に留まっています。

各属性別に見てみると、「週に1冊以上」読むとの回答が多いのは、男性高齢層及び未婚子供ありの方となっています。反対に「ほとんど本が読まない」が多いのは、女性の中・高齢層という結果となりました(世帯年収の「答えられない」は除く)。

Q2.あなたは本を購入する場合、どこで購入しますか。当てはまるものを全てお選びください。(MA)

ネット購入が増加している現在においても、本の購入先は「書店」が圧倒的に多い。

次に「本をどこで購入するか」を聞いてみたところ、全体で最も多かったのは「書店」で、67.4%の方が購入先は書店という結果となりました。その後「ネットショップ」が続いています(Amazon・Amazon以外ともそれぞれおよそ45%)。

各属性別では、女性高齢層や未婚子供ありの方に関しては、「書店」と回答した方の比率が全体と比較しても高い傾向が見受けられました。ネットショップの台頭が著しい状況化においても、リアル店舗での購入がまだまだ根強い状況であるようです。

Q3.あなたはどのようなジャンルの本をよく読みますか。当てはまるものを全てお選び下さい。(MA)

「趣味・生活関連の実用書」「雑誌」「コミック・マンガ」がよく読まれる。また世帯年収により読むジャンルも分かれる。

更にどのジャンルの本を読むのかということを聞いてみました。「趣味・生活関連の実用書」が最も多く、全体の36.0%が回答する結果となりました。その後、「雑誌」「コミック・マンガ」が続いています。

各属性別に見ると、男性若年層では「コミック・マンガ」や「ビジネス関連書籍」、女性若年層では「雑誌」「コミック・マンガ」が全体と比較して比率が高い傾向が見受けられました。更に世帯年収では、年収が高めの方は「ビジネス関連書籍」が、年収が低めの方については「コミック・マンガ」が全体と比較して比率が高めであり、実生活に結びついた結果であると考えられます。

Q4.あなたは本を購入する際に何を参考にしますか。当てはまるものを全てお選びください。(MA)

本の情報集めはインターネットで、購入は書店でという傾向

では本を購入する際に何を参考にしているのでしょうか。参考にしているものを聴取してみたところ、全体で最も多いのは「インターネットのレビュー・評判」で50.4%の方が回答しています。その後「書店のPOP」が続いており、事前にどのような本を購入するかをインターネットで調べている方が多いということが分かりました。

各属性別に見ると、男女とも高齢層で全体と比較して比率が高めなのは「雑誌・新聞の評判」及び「テレビ番組での評判」でした。女性若・高齢層では「友人・知人の評判」も比率が高めの参考情報として挙がっています。

Q5.あなたは一度読んだ本を主にどのようにしていますか。(SA)

読んだ本は買取に出したり処分はせず、保管する人が多い

読んだ後の本をどのように扱っているのか聞いてみました。全体では、72.6%の方が「家で保管している」と答えており、処分してしまう方はまだまだ少ないようです。

各属性別では、男性高齢層及び未婚子供ありの方については、「家で保管している」と回答した方の比率が全体と比較して高い傾向が見受けられました。反対に「破棄している」との回答が多かったのは女性高齢層で40.0%の方が捨てているという状況でした。

Q6.あなたは直近(平成29年上半期)の芥川賞・直木賞受賞作品をご存じですか。(SA)

芥川賞・直木賞の「直近」受賞作品の認知度はまだまだ低い。どちらかと言えば、芥川賞のほうが高め。

毎年2回芥川賞・直木賞の受賞がありますが、どのぐらい作品が認知されているのでしょうか。平成29年の受賞作品について聴取してみました。全体では「芥川賞は知っている」と回答された方は15.6%、「直木賞は知っている」と回答された方は5.5%という結果となりました。

各属性別では、芥川賞で最も認知度が高かったのは「未婚子供あり」の方で、29.8%の方が知っていると回答しています。

Q7.ではあなたは芥川賞や直木賞受賞作品を読みますか。(SA)

芥川賞・直木賞受賞作品と言えども、読まない方が大多数。

続いて芥川賞・直木賞の作品を読むかどうかを聞いてみました。「ほぼ全ての作品を読んでいる」という方はほとんどおらず、「ほとんど読まない」「全く読まない」という方で86.9%を占める結果となりました。話題になった作品を読む方はいるものの読まない方のほうが圧倒的に多いようです。

各属性別では、女性高齢層・未婚子供あり・世帯年収が高めの方々は、「話題になった作品は読んでいる」と回答した方がやや多いことからも読書意識が高いのかもしれません。

Q8.あなたは集英社文庫40周年の夏のフェア「ナツイチ」で使用している猫のキャラクター「よまにゃ」をご存知ですか。(SA)

文庫本の夏フェスで使用した猫キャラ「ナツイチ」。残念ながら認知度は低い結果。

集英社文庫40周年で使用されていた夏フェスのキャラクター「ナツイチ」についての認知度はどのぐらいあったのでしょうか。キャラクターについて全体で「知っている」と回答された方は10.2%に留まり、ほとんどの方が知らないという結果となりました。

その傾向は各属性別に見ても同様であるものの、男性若年層・女性若年層・未婚子供ありの方に関しては全体と比較して、やや認知度が高い傾向が見受けられました。

Q9.以下は電子書籍の設問になります。あなたは電子書籍を利用したことがありますか。(SA)

電子書籍利用経験はおよそ半数。高齢層の利用経験が高め。

次に現在利用者が増加している電子書籍について聞いてみました。全体で見ると、電子書籍を「利用したことがある」と答えた方は50.9%とおよそ半数の方が利用しているという結果となりました。電子書籍を知らないという方はほとんどいないようです。

各属性別では、意外にも男女高齢層の利用が全体と比較して高めのという状況で、反対に利用が低めなのは女性若・中年層及び世帯年収が低めの方でした。

Q10.あなたは普段、電子書籍でどのぐらい書籍を購入しますか。(SA)

利用頻度は人によりばらつきあり。但し、年に1回以下の方はおよそ26%と一番多い。

更に電子書籍を利用する頻度に関しても聞いてみました。全体では年に1冊以下という方が26.3%で最も多いものの、その他は回答が分かれており、利用頻度にはバラつきがあるようです。

各属性別では、月に2・3回以上利用している方が全体と比較して多めなのは、男性高齢層・女性若年層・未婚子供ありの方となっています。女性高齢層や既婚子供ありの方に関しては、年に1冊以下と回答された方がやや多く、電子書籍を利用しない状況が見受けられました。

Q11.あなたが電子書籍でよく読むジャンルは何ですか?当てはまるものを全てお選びください。(MA)

電子書籍では「コミック・マンガ」が圧倒的。男性高齢層に関しては歴史小説が多い傾向

では電子書籍で読まれているジャンルは何なのでしょうか。全体では「コミック・マンガ」が最も多く、44.9%の方が回答していました。次いで「ビジネス関連書籍」「趣味・生活関連の実用書」「雑誌」となっています。紙の本では「趣味・生活関連の実用書」が最も多かった為、電子書籍は少し異なった傾向と言えるでしょう。

各属性別では、「コミック・マンガ」に関しては男女の若年層や未婚子供なしの方、世帯年収が低めの方の回答比率が全体と比較して高めな状況が見受けられました。男性高齢層に関しては、歴史小説が最も読まれていることも特記事項と言えるでしょう。世帯年収が高めの方は紙の本同様、「ビジネス関連書籍」の回答比率が高めなのはビジネス指向が強いからと考えられます。

Q12.あなたが電子書籍を使う理由は何ですか。当てはまるものを全てお選びください。(MA)

電子書籍は気軽に読めることがメリット。高齢者は文字の大きさを変えられることも利用理由。

電子書籍の利用理由に関しても聴取してみました。全体の中で最も多いのは「持ち運ぶのが楽だから」で46.3%の方が回答しており、その後僅差で「保管場所を取らないから」が続いています。「空いた時間に読むことができるから」も続いており、スマートフォンやタブレットで気軽に読めることは重要な利用要素と言えるでしょう。

各属性別では、男女高齢層に関しては、「文字の大きさ等変えることができるから」の回答比率が全体と比較して高く、このことが高齢者の利用状況の高さに結びついている要因の1つと考えられます。

Q13.あなたは今後、紙の本と電子書籍のどちらを中心に購入していく予定ですか。(SA)

今でも紙の本が中心。但し、男性に関してはやや電子書籍購入意向が高め。

最後に今後紙の本と電子書籍のどちらを中心に購入するかを聞いてみました。全体では51.6%の方が「紙の本を中心に購入する」と、14.9%の方が「電子書籍を中心に購入する」と回答しており、まだまだ紙の本の強さが際立つ結果となっています。

各属性別では、「紙の本を中心に購入する」と回答した方が多めなのは未婚子供ありの方でした。反対に「電子書籍を中心に購入する」と回答した方が多めなのは、男性若年層・男性高齢層で、電子書籍に関しては女性よりも男性のほうが利用意向が高めであるという傾向が見受けられました。


【調査概要】
調査媒体:クレジットカード管理スマホアプリ『CRECO』
調査対象:『CRECO』利用ユーザー
調査実施期間:2017年8月18日(金) ~ 2017年8月31日(木)
有効回答数:1,093サンプル

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