「いい育児の日」調査(子供(0~12歳)の保護者対象) 

2017年10月30日
アクトインディが企画運営する、子供とおでかけ情報サイト「いこーよ」は、11月19日の「いい育児の日」を前に、全国の子供の親762名を対象にいい育児に関するアンケート調査を実施しました。

【調査結果のポイント】

1. 「いい育児の日」の認知率は16%
-8割以上に認知されていない現状
-「家族の日」や「家族の週間」の二の舞とならないような対策を

2. 孤立した子育て 14%という数字は少ないのか、多いのか
-学校などの先生以上に祖父母や親戚付き合いが子供にとって何らかの成長につながるという実感

3. そもそも「いい育児」とは
-いい育児のキーワードは「笑顔」、「伸び伸び」。「会話が多い育児」は実践率高い

4. 育児の課題解決策は親の心のうちにあり
-育児の難しさ、自身の心の余裕度合いが反映

【調査結果】

1. 「いい育児の日」の認知率は16%
 8割以上に認知されていない現状。11月19日を「いい育児の日」と今年の5月に長野県が提案し、12県が賛同し制定された。この「いい育児の日」を知っているか質問したところ、全体の84%が「知らない」と回答。自治体が主導で育児を盛り上げようという試みであるが、残念ながら現段階ではまだ多くの人に認知されているとはいいがたい状況である。

 参考までに、10年前の2007年に内閣府が制定した「家族の日」や「家族の週間」については、なんと9割が「知らない」と回答した。「いい育児の日」が10年後に同じような結果を辿らないよう今後の盛り上がりを期待したい。

 ちなみに、「いい育児の日」に、家族で受けることができたら嬉しいサービスについて質問したところ、家族そろっての食事やお出かけの際の「家族割引」という声が圧倒的に多かった。続いて、「家族一緒に参加できる特別なイベント」、「家族写真撮影」が上位の回答となった。

2. 孤立した子育て 14%という数字は少ないのか、多いのか
 子育てにおいて孤独を感じている親、14%。親以外に子供を育て成長させてくれる存在がいるかどうか、質問したところ「いる」と回答した割合は86%、残りの14%が「いない」という回答であった。

 親以外に子供を育て成長させてくれる存在がいると回答した方に、それがどんな人であるか質問した結果、全体の約8割が「祖父母や親戚」であり、続いて約5割が「保育園、幼稚園、学校、学童や放課後教室の先生」と回答した。学校などの先生以上に祖父母や親戚付き合いが子供にとって何らかの成長につながることがうかがえた。

3. そもそも「いい育児」とは
 いい育児のキーワードは「笑顔」、「伸び伸び」。そもそも、「いい育児」とは何か質問してみた。「子供が伸び伸びと成長できる育児」、「笑顔があふれる育児」、「子供の個性やいいところを伸ばす育児」、「会話が多い育児」の順で5割を超す回答が得られた。

 さらに、各いい子育てについて、親自身がどのくらい実践できているか聞いてみたところ、自身のいい子育てが実践できていると感じている割合が8割を超えているものは「笑顔があふれる育児」と「会話が多い育児」であった。中でも注目すべき点は、「会話が多い育児」において、ほとんど実践できていると回答した割合が35%にも上っていることである。

4. 育児の課題解決策は親の心のうちにあり
 育児で一番難しいことは何かを質問したところ、全体の半数以上を占める上位3つが親の気持ちに関することであった。「おおらかな気持ちで子育てをすること」、「叱りすぎてしまうこと」、「思い通りにはいかないこと(思い通りにしたいと思ってしまうこと)」は、どれも親側の心に余裕がなくなっていることの表れであると考えられる。仕事もプライベートも日々忙しすぎる現代人の子育てにおける大きな特徴となっているようだ。


「子供とおでかけ情報サイト『いこーよ』調べ」

【調査概要】
実施方法:「いこーよ」サイト上で実施
実施期間:2017年9月4日~10月3日
有効回答数:762名
回答者プロフィール:全国の子供(0~12歳)の保護者

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[いこーよ]
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