旅行におけるデジタル活用実態調査
2017年11月09日トラベルポートは、世界の旅行者1万1000人を対象に、旅行の計画・予約や旅行中のデジタル活用の実態調査をおこないました。
今回この調査の中から、日本人の旅行のデジタル活用実態を取り上げ、分析をおこないました。日本人旅行者に対する調査結果のハイライトは以下の通りです。
■旅行計画:
- 航空会社を選ぶ際に、デジタルツールの使い勝手の良さを重視しているのは48%
- 旅行について調べる際に71%がクチコミサイトを利用
■旅行予約:
- 87%が旅行予約にパソコンを使用(※スマートフォン・タブレットは含まず)
- 飛行機・ホテルなど、旅行に必要な予約をそれぞれ別の方法で手配しなくてはならないことに41%が不満を感じている
- Wi-Fiサービスが有料のホテルを、選択の時点で対象外にするのは42%
■旅先への移動中:
- 他のアジア太平洋地区諸国と比較して、スマートフォンへの依存度が最も低い
■旅先での滞在中:
- 平均14種類のスマートフォンアプリを使用
- 他のアジア太平洋地区諸国と比較して、旅行先から自宅や家族に連絡することに対してもっとも消極的で、63%しか連絡しない
「国別旅行者デジタル活用度ランキング」
本調査の実施にあたり、世界で初めて「国別旅行者デジタル活用度ランキング」を作成しました。
これは、旅行を目的としたデジタルツール使用に関する主要な指標の組み合わせにより各国における旅行者のデジタル活用度をランキングにしたものとなります。詳細は以下の通りです。
「国別旅行者デジタル活用度ランキング」
順位 国名
1 インド
2 中国
3 インドネシア
4 ブラジル
5 サウジアラビア
6 メキシコ
7 南アフリカ共和国
8 アラブ首長国連邦
9 コロンビア
10 イタリア
11 アメリカ
12 スペイン
13 フランス
14 ロシア
15 カナダ
16 オーストラリア
17 イギリス
18 日本
19 ドイツ
例えば、旅行予約をパソコン経由で行う日本人旅行者の割合87%という結果は、フランス人旅行者の同指標の割合と類似しており、一方でイギリス人旅行者の33%を大きく上回る結果となりました。また中国人旅行者が旅行について調べる際に72%が音声検索を利用しているなど、旅行に関するデジタルの活用について各国の違いが明らかになりました。
2017年「旅行におけるデジタル活用実態調査」について
トラベルポートが実施した「旅行におけるデジタル活用実態調査」は、2017年トルーナリサーチ社が所有する旅行者サンプルを利用し2017年8月に実施したオンラインによる調査です。昨年中に少なくとも1回は往復のフライトを利用した旅行者を対象に、19カ国から1万1000人より回答を得ました。
詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[トラベルポート]