「子どものウイルス・菌対策」に関する調査(現役保育士と現在保育園・幼稚園に子どもを通わせているママ対象) 

2017年11月27日
エーザイ コンシューマーhhc事業部は、現役保育士100名と現在保育園・幼稚園に子どもを通わせているママ300名を対象に、子どもの「ウイルス・菌対策」に関する意識・実態調査を行いました。

【調査結果】

■ 保育士にきく、園児のウイルス・菌対策…TOP3は「手洗い」「加湿器」「うがい」の順に

はじめに、保育士を対象に園児に行わせている、または、園で実施している冬場のウイルス・菌対策を聞くと、95%が何らかの対策を行っていると回答。

その内訳は、1位「外出後、手洗いを徹底させる」(81%)、2位「室内に加湿器を設置する」(60%)、3位「外出後、うがいを徹底させる」(49%)という結果になりました。

加湿器や空気清浄機といった設備を設置して対応するだけでなく、園児にウイルス・菌対策を習慣化させようとする保育士の様子がうかがえます。

■ 88%の保育士が「園児のウイルス・菌対策が完璧ではない」と回答

一方、園児相手にウイルス・菌対策を徹底させることは容易ではないようで、園児が手洗いやうがいをせずに室内に入ってしまったり、くしゃみをしているのにマスクを外してしまったりするなど、冬場に園児のウイルス・菌対策が完璧には実行できていないと感じたことがあるかを聞くと、保育士の88%が「ある」と回答。

具体的には、「園児のマスクのサイズが合ってないので、咳をすると拡散されているような気がする」(3歳児クラス担当・48歳女性)、「鼻水がひどい子が手で拭って、他の子に触れてしまう」(4歳児クラス担当・25歳女性)などの声があり、幼児相手ではなかなかマスクや手洗いを徹底させることが難しいことがわかります。
また、保育園・幼稚園内では、園児がウイルス・菌を手や身体に付着させた状態で他の子に触ったり、園で共用の道具などに触ったりしていることが想像できます。

■ ウイルス・菌の付着が気になる…遊具に園児が「1日5回以上触る」保育士約9割が回答

そこで、園内で共用の遊具や設備などに1人の園児が1日に触れる回数は何回程度なのか聞きました。
その結果、共用の遊具は「5回以上」と回答した保育士は9割近く(86%)。「教室の壁や扉、ドアノブ」も「5回以上」が 約8割(79%)という結果になりました。

保育園や幼稚園で手などにウイルス・菌を付着させ、家庭内に持ち込んでしまった時に備えて、家の中でも対策を行う必要があると言えそうです。

■ ママも不安視、子どものウイルス・菌対策…90%が「菌をもらわないか心配」

続いて、ママたちに「家庭での子どものウイルス・菌対策意識」についてたずねました。まず、「保育園・幼稚園で他の子どもから菌をもらわないか不安に感じる」と回答したママは90%。

多くのママが、保育園や幼稚園で「他の子どもから菌をもらうこと」を心配していることがわかります。

一方、「自分の子どもが他の子どもへ菌を移してしまうこと」を不安に感じるママも約9割(86%)。冬場に子どもが保育園・幼稚園で行っているウイルス・菌対策を100点満点で評価してもらうと、「63点」とやや弱気な結果に。評価が低かった人に理由をきくと、「子どもが自分自身で気をつけようとしても限度があると思うから」(28歳/子どものウイルス・菌対策意識評価:30点)、「何か触れたら手を洗うということも限界があると思うので」(36歳/子どものウイルス・菌対策意識評価:50点)など、子どもが自分で行う対策だけではなく、触れてしまったウイルス・菌を家庭内に持ち込ませないための根本的な対策が望まれていることがわかります。


【調査概要】
[「子どものウイルス・菌対策」に関する調査]
調査期間:2017年10月19日~10月20日
調査方法:インターネット調査(当社調べ)
調査対象:現役保育士100名、現在子どもを保育園・幼稚園に通わせているママ 300名
詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[PRTIMES]
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