求職トレンド調査2017(2016年中に求職活動を行い就職・転職 した世界13カ国の約13,000人対象) 

2017年12月26日
ボストン コンサルティング グループ(BCG)とリクルートワークス研究所は、一昨年・ 昨年に引き続き、求職活動の現状をグローバルな視点から分析する調査を共同で実施した。
同種の調査では最大級の規模となるこの調査では、グローバル、及び各国における求職者のトレンドを明らかにし、求職者がより良き就職・転職を実現し、企業のHR部門がより良い人材を獲得するために取り組むべき重要なテーマを提起している。

転職の満足度
今回の調査では、転職における満足度に焦点を合わせた。求職者の74%は、転職によって以前よりも良い仕事に就けたと回答した。なかでも、海外転職を行った求職者は、国内 で転職した求職者と比べると満足度が高い。求職者の62%は、他の国での就職・転職に関心を持っているか、実際に海外に移住しており、そのうち52%は新たな経験への期待を目的に挙げている。

2大人材市場としての中国・インド
給与・報酬は、いずれの国でも求職者が仕事を探す上で重要な要素だが、特にインド・ 中国ではその傾向が顕著である。インドでは求職者の35%が、中国では30%が、給与・待遇への不満を理由に前職を退職している。

求職手段としてのSNS
求職者の34%が就職・転職活動においてSNSを利用し、19%がSNS上で企業に直接応募を行っていた。


【調査概要】
本調査は、2016年中に求職活動を行い就職・転職 した世界13カ国の約13,000人を対象にした、求職活動のプロセスと成果についての調査である。求職者動向のグローバル調査としては、最大規模であるといえる。回答者数は、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、日本、イタリア、ロシア、南アフリカ、イギリス、アメリカでそれぞれ約 830人、インドが約 1,600人、 中国が約2,500人である。

調査対象は、15歳以上で2016年に入職(就職・転 職)した求職者であり、主夫・主婦、学生、退職者、失業者を除く。一方で、自営業者・フリーランスといった 非被雇用者も対象に加えている。また、調査対象の代表性を確保するために、大学卒業以上と高校卒業以下でサンプルを半数ずつ割り付ける補正を行った(付表 1、 2)。
昨年と同様、調査はすべての国において、オンライン調査で行った。オンライン調査の特性上、本調査の結果は、オンライン固有のバイアスが見られたり、インターネット利用者の回答に比重がかかっていたりするおそれがある点に留意いただきたい。
こうしたバイアスを軽減するために、UNESCOや Barro-Leeの最新データを参照して、各国の教育水準と男女比率の実際の構成比に合わせてウェイトバック集計による調整を行った。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[リクルートワークス研究所]
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