2017年 大型リフォーム実施者調査 

2018年01月16日
リクルート住まいカンパニーは、住宅リフォームの実施者を対象に調査を実施しました。

【調査結果】

■リフォーム実施者全体の動向トレンドについて
〇リフォーム費用は、全体で平均610.4万円で、昨年度より39.5万円の減少となった。
〇リフォームのきっかけは
 「住宅設備が古くなった・壊れた」(44.1%)
 「家が古くなった・老朽化した」(42.5%)
 「設備の使い勝手に不満がある」(27.1%)が上位。
〇リフォームにおける重視項目は、「家事がしやすい」(21.4%)がトップ。
〇リフォームをした部分は
 「浴室」(56.7%)、「トイレ」(54.7%)
 「洗面室」(53.4%)、「キッチン(台所)」(52.7%)など、水まわりが上位。

■「中古を買ってリフォーム」について
〇中古物件を取得した人のうち、リフォームをした後に入居した人は55.1%。
〇リフォームをした理由は
 「リフォームすることで、自分好みの家にしたかったから(デザイン)」(35.9%)、
 「住みたい物件を見つけたがリフォームが必要だったから」(34.8%)
 「(新築と比べて)費用を抑えたいと思ったため」(27.2%)が上位。
〇中古物件購入の際に並行して検討していたものは、全項目で昨年よりポイントが上昇。
 『並行して検討していたものはない』が13.2ポイント減少。
〇中古を買ってリフォームした人の物件購入費用は、全体で平均3,156.3万円。
 リフォーム費用は、全体で平均628.1万円。
〇物件購入費用の捻出方法は「金融機関などの住宅ローンを活用」(62.0%)
 「自己資金(貯蓄など)から捻出」(52.2%)が上位。
〇リフォーム費用の捻出方法は「自己資金(貯蓄など)から捻出」(66.3%)が突出。
 「金融機関などの住宅ローンを活用」(22.8%)が昨年より、9.4ポイント増加。

【調査結果】

1 リフォーム費用

・ リフォーム費用は、全体で平均610.4万円。
・ エリア別では、首都圏(591.2万円)、東海圏(674.7万円)、関西圏(607.4万円)と首都圏が最も安い。
・ 年代別では、20-40代(617.7万円)、50代以上(608.3万円)と20-40代が9.4万円上回った。
・ リフォームタイミング別では、中古購入時のリフォーム(612.9万円)、現在の住居(591.3万円)と中古購入時のリフォームが21.6万円上回った。

2 リフォームのきっかけ

・ 戸建リフォームとマンションリフォームの違いを見ると、戸建リフォームでは「家が古くなった・老朽化した」(46.8%)、 「住宅設備が古くなった・壊れた」(43.4%)、 「外観の見栄えが悪くなった」(18.9%)など、家の老朽化への不安や外観の古さがきっかけとなる傾向が見られる。
・ マンションリフォームでは、 「住宅設備が古くなった・壊れた」(46.8%)、「設備の使い勝手に不満がある」(28.6%)、「間取りに不満がある」(20.8%)、「好みのインテリア・デザインに変えたい」(18.8%)、「収納スペースの確保」(18.2%)など、間取りの使い勝手改善や内装の刷新願望がきっかけとなる傾向が見られる。

3 リフォームにおける重視項目

・ 戸建リフォームとマンションリフォームの違いを見ると、戸建リフォームでは「最新機能のついた設備を設置したい(18.6%)、「省エネルギー性の向上」(17.3%)、「断熱性の向上」(16.7%) 、「耐震性の向上」(13.9%)など機能性の向上や住宅性能の向上を重視する傾向が見られる。
・ マンションリフォームでは、「家事がしやすい」(31.2%)が最も高く、「デザインや質感が気に入っている設備や素材を取り入れたい」(27.3%)、「収納スペースが充実している」(26.6%)、「最新機能のついた設備を設置したい」(26.0%)など間取りの使い勝手やデザインを重視する傾向が見られる。

4 リフォームをした部分

・ リフォームをした部分は、「浴室」(56.7%)、「トイレ」(54.7%)、「洗面室」(53.4%)、 「キッチン(台所)」(52.7%)など、水まわりが上位。
・ 戸建リフォームでは、上記の水まわり以外に「外壁」(51.7%)、「屋根」(42.9%)と外装に関わるリフォームの実施率が上位となる。
・ マンションリフォームでは、上記の水まわりに次いで「リビング(居間)」(64.9%)、「ダイニング(食堂)」(53.9%)、「収納」(47.4%)など、内装・間取りに関わるリフォームの実施率が上位となる。

5-1 中古を買ってリフォーム<出現率>

・ リフォームした住居を、中古購入で入手した人は20.2%。
・ 中古購入者のうち、リフォームをした後に入居した人は55.1%。上記を除く44.9%は、中古購入後、居住期間を経てリフォーム実施に至っている。

5-2 中古を買ってリフォーム<入居前リフォーム理由/並行検討>

・ 入居前にリフォームをした理由では、「リフォームすることで、自分好みの家にしたかったから(デザイン)」(35.9%)、「住みたい物件を見つけたがリフォームが必要だったから」(34.8%)、「(新築と比べて)費用を抑えたいと思ったため」(27.2%)が上位。
・ 中古物件購入の際に並行して検討していたものでは、「並行して検討していたものはない」が昨年より、13.2ポイント減少。

5-3 中古を買ってリフォーム<物件購入費用/リフォーム費用>

・ 中古を買ってリフォームした人の物件購入費用は、全体で平均3,156.3万円。
・ エリア別では、首都圏での物件購入費用は4,014.1万円、関西圏では2,280.0万円。
・ 中古を買ってリフォームした人のリフォーム費用は、全体で平均628.1万円。

5-4 中古を買ってリフォーム<費用の捻出方法>

・ 物件購入費用の捻出方法は、「金融機関などの住宅ローンを活用」(62.0%)、「自己資金(貯蓄など)から捻出」(52.2%)が上位。
・ リフォーム費用の捻出方法は、「自己資金(貯蓄など)から捻出」(66.3%)が突出。
・ 「金融機関などの住宅ローンを活用」が昨年より、9.4ポイント増加。


【調査概要】
調査目的:リフォーム実施者のリフォーム選択における意識や行動の把握
調査対象・回収数:下記条件を満たす首都圏・東海圏・関西圏の男女
 ・20歳以上
 ・300万円以上のリフォームを3年以内に実施した人
 ・「主にあなたが検討した」「主ではないが、検討には関わった」回答者
 *上記いずれも本人または家族が下記職業の者を除外
  住宅メーカーまたは販売、不動産・建設関連、広告代理店・市場調査関連
調査地域:
 ・首都圏:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県
 ・東海圏:愛知県・三重県・岐阜県
 ・関西圏:大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:
 スクリーニング調査 2017年7月26日(水)~2017年8月9日(水)
 本調査 2017年8月9日(水)~2017年8月11日(金)
スクリーニング調査対象:102,796人 ※本調査対象者出現率は2.4%(2,428人)
本調査有効回答数:826サンプル
調査実施機関:株式会社マクロミル

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[リクルート住まいカンパニー]
 マイページ TOP