国内主要112行の第2四半期決算(中間期)預金・貸出金等実態調査 

2017年12月27日
帝国データバンクは、国内主要112行(大手銀行7行、地方銀行64行、第二地方銀行41行)の2017年9月末(9月中間期)の預金(譲渡性預金含まず)、貸出金、預金利息(支出)、貸出金利息(収入)、利ざやの推移について調査・比較した。

■大手銀行7行は、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、新生銀行、あおぞら銀行。各数値は各行の2017年9月中間期の決算短信(単体ベース)に記載されている数値を採用

【調査結果】

1 2017年9月末の国内主要112行の預金は727兆1946億7100万円となり、2016年9月末比で35兆3251億1000万円増加(5.1%増)。大手銀行、地方銀行、第二地方銀行の3業態すべてで増加し、大手銀行(25兆6027億8700万円増、6.8%増)の増加が目立った

2 2017年9月末の国内主要112行の貸出金は508兆2149億1100万円となり、2016年9月末比で17兆6051億300万円増加(3.6%増)。3業態すべてで増加した

3 預金者に対して支払った預金利息は、2017年9月中間期(2017年4月~9月)で4442億2700万円となり、2016年9月中間期(2016年4月~9月)比で1530億6700万円増加(52.6%増)。大手銀行(74.8%増)で増加した一方、地方銀行(11.2%減)、第二地方銀行(19.3%減)で減少した

4 融資先から受け取った貸出金利息は、2017年9月中間期で3兆2281億2300万円となり、2016年9月中間期比で1872億2500万円増加(6.2%増)。大手銀行のみ増加した

5 2017年9月中間期の利ざや(貸出金利息-預金利息)は、2兆7838億9600万円となり、2016年9月中間期比で341億5800万円増加(1.2%増)。大手銀行のみ増加した

6 地方銀行と第二地方銀行を対象とした地域別(本店所在地別)動向では、9地域すべてで預金、貸出金ともに増加。預金は「北陸」、貸出金は「中国」の増加率が最も高かった

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[帝国データバンク]
 マイページ TOP