「野菜の好き嫌いと食経験」に関する意識調査(16~69歳の男女対象) 

2018年01月29日
カゴメでは、野菜の摂取量が少なくなりがちな時期の1月から2月にもっと野菜を食べ、健康的な食生活を送ってもらいたいとの思いから制定した、1月31日『愛菜(あいさい)の日』に合わせ、幼少時の食経験やその他経験が、野菜の好き嫌いにどう影響するのかの実態を探るべく、16~69歳の男女2295人に対し「野菜の好き嫌いと食経験」に関する意識調査を行いました。

【主な調査結果】

■約6割の人が大人になって野菜嫌いを克服
・子どもの時(小学校1~3年生)と現在(16歳以上)の野菜の好き・嫌いに関して調査したところ、野菜好きは子どもの時で36%、現在は77%。また、「子どもの頃野菜嫌いだった人」の中で、現在の野菜好き・嫌いの割合を見たところ、大人になって野菜を好きになった人が約6割という結果に。

・野菜好きほど1日の野菜摂取量の平均が高く、「野菜好きな人」と「野菜好きでは無い人」の差は47.14g。また、子どもの時から野菜好きだった人は野菜摂取量の平均が多いことが明らかに。

■野菜好きほど毎日・毎食で野菜料理が食卓に
・野菜が好きな人ほど、子どもの頃に毎日、毎食で野菜料理が食卓に出ており、おかずの品数も多いという結果に。

■野菜好きほど食卓コミュニケーションが活発、日常的な食事作りへの関わりも
・野菜好きほど家族そろって夕食を食べる頻度が多いことが判明。さらに、野菜好きほど食卓での会話の量も多く食卓コミュニケーションが活発である事が明らかに。

・野菜好きほど「食べ物で遊ばない」、「食べ物を残さない」、「食卓にひじをつかない」など食事の大切さやマナーに関する親のしつけがあった。

■野菜好きは食事での栄養バランスの意識が高く生活満足度も高くなる傾向
・野菜好きが夕食を作るとき・買うときに意識していることは、「おいしいこと」に続いて「栄養バランスが良いこと」や「野菜を多くすること」が最も多く、栄養バランスの意識が高いことが明らかに。・野菜好きな人は好きではない人に比べ「家族関係」や「健康」、「食生活」に関する満足度が高い結果に。

【調査結果】

<大人になって野菜を「好きになった」、「普通になった」人は約6割>

子どもの頃(小学校1~3年生)と現在(16歳以上)においての野菜の好き・嫌いを調査したところ、子どもの時は好き36%、どちらでもない34%、嫌い30%となり、大人になっては、好き77%、どちらでもない18%、嫌い5%という結果となりました。

子どもの頃野菜嫌いだった人の中で、現在の野菜好き・嫌いの割合を見たところ、大人になって野菜を好きになった人が約6割いることがわかりました。

<野菜好きは野菜摂取量との相関があることが明らかに>

現在の1日の野菜摂取量を聴取したところ、野菜好きな人ほど野菜摂取量の平均が高く、「野菜好きな人」と「野菜好きでは無い人(普通+嫌い)」の差は47.14gとなりました。また、「子どもと時から野菜好きな人」と「子どものとき嫌い・普通、現在野菜好き」で野菜の摂取量を比較したところ、子どもの時から野菜好きだった人の方が野菜摂取量の平均が高く、幼少時から野菜好きになることが、大人になってからの野菜摂取量増にも影響することが分かりました。

<野菜好きほど毎日、毎食で野菜料理が食卓に>

野菜好きには幼少期の何が影響するか調べるべく、子どもの頃の食卓の状況を調査したところ、現在野菜が好きな人ほど、子どもの頃に毎日、毎食で野菜料理が食卓に出ていたことがわかりました。また、現在野菜が好きな人ほど食卓に出たおかずの品数も多く、子どもの頃の食事状況が野菜の嗜好性に大きく影響していることがわかりました。さらに、野菜嫌いが軽減された/好きになったきっかけについて聴取したところ、野菜嫌い克服のきっかけ1位は「味の好みが変わったから」、2位「野菜のおいしさがわかったから」、3位「美味しい野菜を食べたから」となり、野菜の美味しさを知ることで克服していることがわかりました。

<野菜好きほど食卓コミュニケーションが活発、日常的な食事作りへの関わりも>

子どもの頃の食卓状況を調査したところ、野菜好きほど家族そろって夕食を食べる頻度が多いことがわかりました。また、野菜好きほど食卓での会話の量が多く、野菜好きの家庭では「食事に対する「おいしい」などの感想 66%」、「親が野菜をおいしそうに食べている(しぐさ・態度)53% 」、「作ってくれた人への感謝 46%」などの会話が上位となっており、親の食事へのポジティブな態度や発言が子どもの野菜の好き嫌いにつながっていることがわかりました。

<野菜好きほど日常な食事作りへの関わりや食事マナーの教育があった>

食卓でのしつけや食事作りに関するお手伝いに関して調査したところ、食事に関するしつけに関しては、「食べ物で遊ばない」、「食べ物を残さない」、「食卓にひじをつかない」など食事の大切さやマナーに関する項目が高い結果となりました。また、家族との料理機会や買い物やおつかいの頻度も多く、野菜好きほど日常な食事作りへの関わりや食事のしつけがあったことがわかりました。

<野菜好きは食事での栄養バランスの意識が高く生活満足度も高くなる傾向>

夕食を作るとき・買うときに意識していることを聴取したところ、野菜好きな人は「おいしいこと」に続いて、「栄養バランスが良いこと」や「野菜を多くすること」が最も多く、野菜好きは食事での栄養バランスの意識が高いことがわかりました。また、生活の満足度を聴取したところ、野菜好きな人は好きではない人に比べ「家族関係」や「健康」、「食生活」に関する満足度が高い結果となりました。


【調査概要】
調査期間:2017年12月1日~12月4日
調査対象:全国の男女2295人(16~69歳)
属性:男性1149名 女性1146名
16~19歳 131名 20~29歳 335名 30~39歳 423名 40歳~49歳 498名 50~59歳 418名 60~69歳 490名
調査方法:インターネットによるアンケート回答方式
集計方法:分析においてはウエイトバック集計を行い、国勢調査の人口構成比に合わせたデータにしたうえで分析することで、妥当性を担保しています。

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