【第1弾】日本とアメリカにおけるスマートフォン中古端末市場調査 

2018年02月06日
オークネットが運営するオークネット総合研究所は、モバイル専門マーケティングリサーチ機関であるMMD研究所と共同で、2017年12月15日~12月21日に「日本とアメリカにおけるスマートフォン中古端末市場調査」を実施いたしました。

対象者は日本在住の15歳~69歳の男女1,007人とアメリカ在住15歳~69歳の男女1,241人です。今回は日米の比較以外にも日本に関しては過去調査からの変化をご覧いただけます。全2回の調査リリースを予定しており、第1弾は日米モバイル端末の利用状況を、第2弾は日米の意識の違いにフォーカスを当ててご報告いたします。

【調査結果サマリー】

●スマートフォン利用率日本は77.9%、米国は93.0%で15.1ポイント差

●日本中古端末購入率4.5%、2016年4月から2.7ポイントアップ
 米国の中古端末購入率は13.0%、日本より8.5ポイント高い

●日本、以前利用していた端末「自宅保管」「キャリアの下取り」「中古買取店へ売却」が上位
 2017年4月から「キャリアの下取り」5.2%減、「中古買取店へ売却」1.3%増
 米国は「自宅保管」が日本より17.0%低く、「家族・友達に譲った」が10.7%高い

●自宅保管の理由、日本では「個人情報の流出が心配で手放せない」
 米国は「いつか使うかもしれないから(譲る予定を含む)」がそれぞれ上位

●日本、中古端末所有者は月額料金「3,000円未満」が最も多く36.4%
 新品端末所有者は月額料金「5,000円以上10,000円未満」が最も多く42.6%

●スマートフォン・携帯電話の故障時の修理「無料だった」、日本は39.6%、米国は18.7%
 補償サービスへの加入率(日本54.4%、米国33.8%)の影響か

【調査結果】

●スマートフォン利用率日本は77.9%、米国は93.0%で15.1ポイント差

日本在住の15歳~69歳の男女(n=1,007)とアメリカ在住15歳~69歳の男女(n=1,241)に対して、現在メイン利用している携帯電話端末(単数回答)を聞いたところ、日本のスマートフォン利用率は77.9%、アメリカのスマートフォン利用率は93.0%となり、その差は15.1%となった。フィーチャーフォン利用率は、日本17.7%、アメリカ3.3%でその差は14.4%であった。

●日本中古端末購入率4.5%、2016年4月から2.7ポイントアップ
 米国の中古端末購入率は13.0%、日本より8.5ポイント高い


スマートフォン・携帯電話を所有している日本在住の15歳~69歳の男女(n=962)とアメリカ在住15歳~69歳の男女(n=1,195)に対して、現在利用している端末の購入・入手方法を聞いたところ、「新品の端末を購入した」という割合は、日本で93.9%、アメリカでは78.5%であった。中古端末(修理・整備された中古端末を含む)の購入割合は、日本は4.5%、アメリカは13.0%となった。また、日本の中古端末割合に関しては、2016年4月に行った調査の1.8%から2.7ポイントアップするという結果になった。

●日本、以前利用していた端末「自宅保管」「キャリアの下取り」「中古買取店へ売却」が上位
 2017年4月から「キャリアの下取り」5.2%減、「中古買取店へ売却」1.3%増
 米国は「自宅保管」が日本より17.0%低く、「家族・友達に譲った」が10.7%高い


スマートフォン・携帯電話を所有している日本在住の15歳~69歳の男女(n=962)に以前利用していた端末の処分方法について聞いたところ、「自宅保管」が最も多く60.7%、「キャリア下取り」が20.6%、「中古買取店へ売却」が5.2%となった。2017年4月の同様の調査と比較すると、「自宅保管」が55.0%から5.7%増、「キャリアの下取り」は25.8%から5.2%減、「中古買取店への売却」が3.9%から1.3%増となった。

同様の質問をアメリカ在住15歳~69歳の男女(n=1,195)に対して行ったところ、「キャリアの下取りサービス(20.7%)」と「中古買取店への売却(5.4%)」は日本とほぼ割合が変わらなかった。大きく差がある項目としては、アメリカでは「自宅保管」が日本より17.0%少なく、43.7%。「家族・友人に譲った」は日本より10.7%多い12.3%であった。

●自宅保管の理由、日本では「個人情報の流出が心配で手放せない」
 米国は「いつか使うかもしれないから(譲る予定を含む)」がそれぞれ上位


スマートフォン・携帯電話を「自宅で保管している」と答えた日本の男女(n=584)とアメリカ在住の男女(n=522)に対して、なぜそのまま持っているかについて聞いたところ、日本では「個人情報の流出が心配で手放せない」が31.0%で最も多く、アメリカでは「いつか使うかもしれないから(譲る予定を含む)」が28.2%で最も多い結果となった。

●日本、中古端末所有者は月額料金「3,000円未満」が最も多く36.4%
 新品端末所有者は月額料金「5,000円以上10,000円未満」が最も多く42.6%


日本在住の新品端末購入者(n=903)と中古端末購入者(n=44)に現在のスマートフォン・携帯電話の月額料金を聞いたところ、新品端末購入者の最も多い金額のレンジは「5,000円以上10,000円未満」で42.6%となった。中古端末購入者の最も多い金額のレンジは「3,000円未満」で36.4%であった。

同様の質問をアメリカ在住の新品端末購入者(n=938)と中古端末購入者(n=156)に対して行ったところ、新品端末、中古端末購入者どちらも最も多い金額のレンジは「5,000円以上10,000円未満」でそれぞれ37.2%と44.9%であった。

●スマートフォン・携帯電話の故障時の修理「無料だった」、日本は39.6%、米国は18.7%
 補償サービスへの加入率(日本54.4%、米国33.8%)の影響か


スマートフォン・携帯電話が故障したときに修理依頼をしたことがある、と回答した日本在住の15歳~69歳の男女(n=278)とアメリカ在住15歳~69歳の男女(n=375)に対して、修理費用について聞くと、日本では「無料」という回答が最も多く39.6%であった。アメリカでの最多回答は「5,000円以上7,000円未満」が19.5%で、日本で最多回答であった「無料」は次点であった。

上記の結果は、補償サービスの加入率にも関連していると考えられる。スマートフォン・携帯電話を所有している日本在住の15歳~69歳の男女(n=962)とアメリカ在住15歳~69歳の男女(n=1,195)に対して、補償サービスの加入状況を聞いた設問では、日本国内の補償サービス加入率は54.4%、アメリカの加入率は33.8%となり、補償サービス加入率に大きな違いが見られた。


【調査概要】
【第1弾】日本とアメリカにおけるスマートフォン中古端末市場調査
調査期間:2017年12月15日~12月21日
調査方法:インターネット調査
<日本>
有効回答:1,007人
日本調査対象:15歳から69歳の男女
<アメリカ>
本調査有効回答:1,241人
本調査調査対象:15歳から69歳の男女

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