「睡眠」についてアンケート調査(女性対象) 

2018年02月19日
リビング新聞グループのシンクタンクであるリビングくらしHOW研究所は、全国の女性1215人を対象に「睡眠」についてのアンケート調査を実施しました。

「睡眠負債」が流行語大賞にノミネートされるなど、眠りと健康との関わりに注目が集まる中、睡眠への意識や実態について、全国の女性たちに聞きました。

【調査結果】

■眠りの質に「不満」「やや不満」57.1%!
 睡眠への満足度が低い人は、美容・健康・精神状態への満足度も低い傾向に…


 睡眠への意識や実態について、全国の女性1215人に聞いた本調査では、平日の起床時刻は6時台、就寝時刻は23時台、平均的な睡眠時間は6時間が最も多いという結果に。

 平日の睡眠時間が「足りない」「やや足りない」と答えた人は全体の57.1%で、睡眠の質に「不満」「やや不満」57.3% (グラフ1)とほぼ重なりました。

 話題の睡眠負債リスクへの認知度(グラフ2)は、もともとよく知られていた「免疫力の低下」が66.0%、「うつ病など精神不調」が47.0%。昨今盛んに叫ばれるようになった「将来的なアルツハイマーの発症」は22.1%、「糖尿病・高血圧など生活習慣病の発症」も20.7%とまずまずでしたが、「乳がんなどがんの発症」は7.0%とまだまだ発信の余地がありそうです。

 次に、睡眠の質への満足感と、美容・健康・精神の状態への満足感の相関関係(グラフ3)。質に「不満」な人は、上記3項目への満足度もかなり低い傾向に。不眠は「疲れが取れない」「日中眠い」など日常生活に支障をきたすだけでなく、自己肯定感にも影響を与えるようです。

■眠れる人は寝具・室内環境・服装すべてにおいて、眠れない人よりもこだわっている!
 入眠前にも入浴やストレッチなど、身体に関わる行動をしている割合が高め


 より良い睡眠のために利用しているアイテム(表1)では、湯たんぽ、マスク、アロマが3種の神器で、話題の“快眠アプリ”の利用者は1.3%にとどまりました。アイテム数は睡眠の質に「不満」な人ほど多く、「満足」な人は物
に頼らなくても眠れるためか「特にない」が約6割。

 ところが、睡眠環境へのこだわり(グラフ4)を見ると、寝具、室内環境、服装のいずれについても、質に「満足」な層のほうが、「不満」層よりも、こだわりを持っていることがわかります。

 眠るための準備行動(グラフ5)では「特にない」割合はほぼ同じですが、「満足」層は「入浴」「ストレッチ・マッサージ」など身体に関わる行動が、「不満」層では飲食に関する回答が、互いを上回っています。眠りに悩む人は、睡眠環境や眠るための準備を見直す価値がありそうです。

 FAで睡眠への疑問を聞いたところ、よく眠るためのハウツーに加え、何時間眠ればいいのか、どんな睡眠ならいいのかという声が集まりました(表2)。

睡眠と健康の関連が強調されれば、質の低い睡眠への不安は大きくなります。「ぐっすり寝た」「スッキリ起きた」満足感とは別の、わかりやすく客観的な眠りの指標を求める声は多いと感じました。


【調査概要】
期間: 2017.12.20~12.24
サンケイリビング新聞社公式サイト「リビングWeb」「シティリビングWeb」「あんふぁんWeb」でのアンケート
調査対象:全国の女性 / 有効回答数:1215人(平均年齢: 45.4歳)
【回答者プロフィール】
専業主婦33.8% フルタイム36.0% パート・アルバイト24.0%、そのほか6.3%/ 20代以下6.3% 30代29.6% 40代30.4% 50代18.8% 60代以上14.9%/ 既婚73.3% 独身26.7%/子ども:いる57.6% いない42.4%

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[PRTIMES]
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