「上司」についての調査(『エン転職』利用者対象) 

2018年02月23日
エン・ジャパンが運営する「入社後」までを見据えた日本最大級の総合求人・転職支援サービス『エン転職』上で、ユーザーを対象に「上司」についてアンケートを実施。7,074名から回答を得ました。

【調査結果概要】

★ 上司の尊敬する点、トップは「人柄が信頼できる」。若手は指示のわかりやすさや知識・経験の豊富さ、35歳以上はリーダーシップに惹かれる傾向。
★ 上司を頼るのは「仕事の進め方がわからなくなったとき」「失敗したとき」「納得できないことがあったとき」。
★ 上司に期待していることは「明確な判断」「人柄の信頼性」。

【調査結果詳細】

1:上司の尊敬する点、トップは「人柄が信頼できる」。若手は指示のわかりやすさや知識・経験の豊富さ、35歳以上はリーダーシップに惹かれる傾向。(図1・図2)
エン転職の利用者に「今までに尊敬する上司に出会ったことはありますか?」と質問をしたところ、73%の方が「ある」と回答しました。

尊敬する上司に出会ったことがある方に、「その上司のどんな点を尊敬していますか?」と伺いました。若手(34歳以下)の方が「上司の尊敬する点」で挙げたのは、第1位「人柄が信頼できる」(64%)、第2位「指示がわかりやすい」(50%)、第3位「知識や経験が豊富」(49%)でした。35歳以上の第1位は、同じく「人柄が信頼できる」(60 %)。第2位は「リーダーシップがある」(52%)、第3位は「決断力がある」(51%)でした。

年代別でギャップが大きい項目は、若手の支持を集めた「部下・後輩の面倒見が良い」(34歳以下:48%、35歳以上:37%)「話をよく聞いてくれる」(同:42%、34%)、35歳以上の支持を集めた「リーダーシップがある」(同:46%、52%)、「決断力がある」(同:43%、51%)です。具体的なエピソードもご紹介します。

「人柄が信頼できる」と回答した方

◯とんでもないミスをしたとき、真っ先にフォローしてくれた。またお客様のことも大切だが、部下を守ることが私の仕事だからと、ミスを叱ってくださったあとに、気遣ってくれた。(23歳女性)
◯僕に対しても、他のスタッフに対してもいつもありがとうと言っていました。また、素晴らしいスタッフだと常に認めてくれていました。認めてくれるから、もっと良い結果を出したいと思いますし、何かすればありがとうと言ってくれるのですごく働きやすかった。(25歳男性)
◯仕事で失敗し、取引先に謝りに行った帰り。なんで上司の給料が高いか分かるか?と聞かれ、仕事ができるからと答えたところ、違う。お前らより、仕事が多いから。部下のミスで謝る仕事があるからだ!俺を給料泥棒にしないように、いっぱいミスしろ!と言ってくれた。(26歳男性)
◯見返りを求めず、ひたすら部下の才能開花を信じてくださった。時には矢面に立ち、かばいながら部下の強みを引き出して、成功した時にはわがことのように喜んでくださった。(38歳男性)

「指示がわかりやすい」と回答した方

◯指示や指導をするとき、なぜその作業が必要なのか、なぜそのやり方がダメなのかをしっかりと伝えてくれる。(23歳男性)
◯仕事の任せ方が的確。経験年数や人を見て、レベルにあった必要量の仕事をさせてくれ、本人のやる気次第では他の仕事もやらせてくれる。(25歳女性)

「知識や経験が豊富」と回答した方

◯専門知識が豊富でなにを聞いても、すぐ答えてくれるのがさすがだなと思いました。(22歳男性)
◯専門知識があり、困った時に相談するとわかりやすく説明をしてくれました。またその際も一方的に説明するのではなく、私の考えも含めてどう行動していくかという目標も一緒に考えてサポートしてくれる頼もしい存在でした。(26歳女性)

「リーダーシップがある」と回答した方

◯基本的には現場に任せ、トラブルやネガティブな案件等の発生時のみ当該上司が先頭に立って対処してくれた。背中で語るとはこういうことか、と対応方法などとても勉強になった。(35歳男性)
◯仕事に対しての姿勢がどんな時も揺らがず、自分の意見をはっきりと伝えてくれるので、分かりやすい。部下とはある程度の距離を取っているからか、みんなから尊敬されている。(35歳女性)

「決断力がある」と回答した方

◯「いいことはいい、だめなことはだめ」と、はっきりと線を引いてくださるので、私が仕事の進め方で迷ったとき、的確なアドバイスを下さいました。(37歳女性)
◯新たな事業に取りかかるときの、情報が右往左往した時の判断が、この上司が言うのならと思えるものだった。(41歳男性)

2:上司を頼るのは「仕事の進め方がわからなくなった時」「失敗した時」「納得できないことがあった時」。(図3)
「上司を頼る時」を伺ったところ、第1位「仕事の進め方が分からなくなった時」(66%)、第2位「仕事で失敗した時」(39 %)、第3位「仕事で納得できないことがあった時」(37%)という結果になりました。

35歳以上では唯一「仕事で納得できないことがあった時」が若手のポイントを上回りました。「自分が仕事に納得できない場合は、視野が狭くなっていることが多かったため、広い視野をもつ上司と世間話をするだけでも、自分がやるべきことを明確にすることができました」(37歳女性)などの声が挙がっています。

3:上司に期待していることは「明確な判断」「人柄の信頼性」。(図4)
「上司に期待していること」を伺うと、第1位は同率で「明確な判断をしてくれること」 「人柄が信頼できること」(60%)、第3位は「自分の意見や考えに耳を傾けてくれること」(52 %)でした。年代別の第3位は、34歳以下が同率で「自分の意見や考えに耳を傾けてくれること」「業務について具体的なアドバイスをくれること」(55%)、35歳以上では「公平・公正に評価してくれること」(49%)でした。

年代別でギャップの出た項目は、若手のポイントが大きく上回った「業務について具体的なアドバイスをくれること」(34歳以下:55%、35歳以上:43%)「分かりやすく細かい指示を出してくれること」(同:34%、20%)でした。若手ほど仕事への具体的な指導や親身なアドバイスを期待していることが分かります。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査期間: 2017年12月27日~2018年1月31日
調査対象:『エン転職』利用者
有効回答数:7,074名

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[エン・ジャパン]
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