女性の体臭に関する調査(30代〜40代女性対象) 

2018年03月09日

「All About」を運営するオールアバウトと、ロート製薬は、30代〜40代の女性1101人を対象に、体臭に関する調査を実施いたしました。その結果、約8割の女性に体臭悩みがあり、約7割が何かしらの対策を行っていることがわかりました。ニオイ対策を行うきっかけとして、約6割が「自分で体臭に気づいた」と回答。「日中の汗」「洗濯物」「寝具」が臭ったことで体臭を自覚した人が多いことがわかりました。多くの女性が自身の体臭ケアを行う一方で、周囲の女性の不快な香りが気になった経験を持つ女性は約8割と多く、主な不快臭は「香水」「汗」「ワキ」のニオイでした。さらに、各年代別に女性の世代臭としてイメージする香りを聞いたところ、20代は「甘い香り」「フローラルの香り」が上位にランクインしたのに対し、30代・40代の香りとして最も多くあげられたのは「化粧品の香り」でした。また、40代以降は「脂のニオイ」も想起されることもわかりました。

調査結果のポイント


  • 約8割の女性に体臭悩み・約7割が対策を実施
    主に対策しているのは「汗」「ワキ」「足」のニオイ
  • 加齢による体臭変化を約7割の女性が実感
    20代と比較して気になるのは「汗」「ワキ」「デリケートゾーン」「頭皮」のニオイ
  • ニオイ対策を実施したきっかけは「自分の体臭に気づいた」が最多
    「日中の汗」「洗う前の洗濯物」「寝具」で自分の体臭を自覚
  • 約8割の女性が周囲の女性のニオイが気になった経験あり
    不快なニオイは「香水」「汗」「ワキ」のニオイ
    女性同士でも本人への指摘は困難。本人へニオイを指摘したことがある人は14%
  • 女性の約半数が「女性の加齢臭の特徴わからない」
    男性の加齢臭の特徴をあげる女性が7割に対し、女性の加齢臭の特徴をあげたのは半数
  • 女性の各年代の世代臭、20代の「甘い香り」に対し、30〜40代は「化粧品の香り」
    30代以降は「甘い香り」が激減し、40代以降に「脂」のニオイが上昇

調査結果


約8割の女性に体臭悩み・約7割が対策を実施
主に対策しているのは「汗」「ワキ」「足」のニオイ

30代〜40代の女性1101人に対し、体臭の悩みに関する調査を行ったところ、約8割の女性が何かしらの体臭の悩みを抱えていることがわかりました。
主な体臭悩みとしてあげられたのは「汗のニオイ(51.4%)」「ワキのニオイ(40.6%)」「デリケートゾーンのニオイ(36.4%)」「足のニオイ(35.7%)」でした(グラフ1)。
また、体臭への対策について、約7割の女性が「対策している」と回答。主にケアしている体臭は、「汗(41.6%)」が最も多く、次いで「ワキ(37.4%)」「足(22.1%)」「頭皮(19.5%)」となりました(グラフ2)。

加齢による体臭変化を約7割の女性が実感 
20代と比較して気になるのは「汗」「ワキ」「デリケートゾーン」「頭皮」のニオイ

自身の体臭に悩みがある女性に、加齢に伴う体臭変化について聞いたところ、約7割が「自覚している」と回答しました。20代と比較して気になるようになった体臭は「汗(31.8%)」が最多で、次いで「ワキ(24.2%)」「デリケートゾーンのニオイ(23.8%)」「頭皮のニオイ(23.4%)」となり、悩んでいる体臭、対策をしている体臭とほぼ一致していることがわかります。

ニオイ対策を実施したきっかけは「自分の体臭に気づいた」が最多
「日中の汗」「洗う前の洗濯物」「寝具」で自分の体臭を自覚

ニオイ対策をはじめたきっかけとして最も多かったのは「自分で体臭に気づいた(64.1%)」で、次いで「日常的なケアとして(41%)」「周囲の女性のニオイが気になったから(22.3%)」でした(グラフ4)。
自分で体臭に気づいた事をきっかけに体臭ケアをはじめた人に対し、具体的に気づいたきっかけを聞いたところ、「日中に汗をかいた時(52.1%)」が最も多く、次いで「洗う前の洗濯物のニオイ(41.5%)」「パジャマ・枕などの寝具のニオイ(33.9%)」「コート・上着を脱いだ時(30%)」となり、汗のニオイと、日常的に着用する衣類に残ったニオイで自覚することが多いことがわかりました(グラフ5)。

約8割の女性が周囲の女性のニオイが気になった経験あり
不快なニオイは「香水」「汗」「ワキ」のニオイ
女性同士でも本人への指摘は困難。本人へニオイを指摘したことがある人は14%

ニオイ対策を実施したきっかけの3位にランクインした「周囲の女性のニオイ」について聞いたところ、約8割の女性が「他人(女性)の不快なニオイが気になった事がある」と回答しました(グラフ6-①)。不快であったニオイの種類としては「香水(49.1%)」と「汗(48.6%)」が多く、次いで「ワキ(39.9%)」「化粧品のニオイ(32.3%)」となり、多くの女性が対策している「汗」「ワキ」のニオイの他に、「香水」「化粧品」のニオイも不快臭として捉えられていることがわかりました(グラフ7)。
また、「他人(女性)に不快なニオイを指摘したことがある」と回答した人は14%に留まり、女性同士であっても本人への指摘は難しいことがわかります。家族やパートナーから指摘された事をきっかけに体臭に気づいた女性も14%と少ない事から(グラフ4)、他人からの指摘で体臭に気づく事は少ないと考えられます(グラフ6 -②)。

女性の約半数が「女性の加齢臭の特徴わからない」
男性の加齢臭の特徴をあげる女性が7割に対し、女性の加齢臭の特徴をあげたのは半数

グラフ3でも、加齢に伴う体臭の変化を自覚している人が約7割いることから、30代以降の女性に関心度が高いと考えられる「加齢臭」について、その特徴的なニオイを男性の加齢臭と女性の加齢臭でそれぞれ聞いたところ、男性の加齢臭は「酸っぱいニオイ(29.6%)」「古くなった油(28.4%)」「卵の腐ったニオイ(15.3%)」となりました。男性の加齢臭の特徴について、「わからない」と回答した人が約3割であったのに対し、女性の加齢臭のニオイについては約半数が「わからない」と回答し、最多となりました。想起する女性の加齢臭のニオイは、男性同様に「酸っぱいニオイ(17.5%)」が最も多く、次いで「押入れや古いタンスのニオイ(15.8%)」「古くなった油(11.8%)」となりました(グラフ8)。

女性の各年代の世代臭、20代の「甘い香り」に対し、30〜40代は「化粧品の香り」
30代以降は「甘い香り」が激減し、40代以降に「脂」のニオイが上昇

女性の加齢臭に関する調査の一環として、女性自身がイメージする各年代の世代臭について調査しました。その結果、20代の香りとして女性が想起したのは「甘い香り(ピーチやアプリコット系)(39%)」「華やかな香り(フローラル系)(25.4%)」となりました。一方、30代は「化粧品の香り(31.9%)」「華やかな香り(29.2%)」となり、40代は「化粧品の香り(35.4%)」「エキゾチック系の香り(18.6%)」となりました。20代の世代臭として想起された「甘い香り」は、30代以降では想起率が約1/8に減少している事から20代特有の香りとして認識されていることがわかります。また「華やかな香り」は20代・30代で想起率が高く、40代以降は約1/3に減少。40代以降は「脂」「タンス」「線香」のニオイも想起されることもわかりました。

調査概要


調査日程:2018年1月24日~1月30日
調査地域:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に居住
対象者:30~49歳の有職者の女性
有効回答者数:1101名
調査方法:インターネットリサーチ

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