第7回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査 

2018年04月19日

リスクモンスター(リスモン)は、第7回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査結果を発表いたしました。

調査結果


(1)ランキングトップ20は前回との順位に大きな変動が目立つ

「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業ランキング」のランキング1位は「地方公務員」(回答率17.0%)でした。次いで2位「国家公務員」(同16.6%)、3位「トヨタ自動車」(同9.0%)となりました。以下4位「パナソニック」(同5.0%)、5位「グーグル(Google)」(同4.4%)、6位「全日本空輸(ANA)」、7位「サントリー」(同3.5%)、8位「アップル(Apple)」、「日本航空(JAL)」(同3.4%)、10位「NTTドコモ」(同3.3%)と続きました。(図表A)

1 地方公務員 17.0%
2 国家公務員 16.6%
3 トヨタ自動車 9.0%
4 パナソニック 5.0%
5 グーグル(Google) 4.4%
6 全日本空輸(ANA) 4.1%
7 サントリー 3.5%
8 アップル(Apple) 3.4%
8 日本航空(JAL) 3.4%
10 NTTドコモ 3.3%
11 花王 2.8%
12 三菱商事 2.6%
13 ソニー 2.5%
14 東海旅客鉄道(JR東海) 2.4%
15 伊藤忠商事 2.3%
15 住友商事 2.3%
15 タニタ 2.3%
15 任天堂 2.3%
15 東日本旅客鉄道(JR東日本) 2.3%
20 アマゾン(Amazon) 2.1%

業種としては製造業が8社(トヨタ自動車、パナソニック、サントリー、アップル(Apple)、花王、ソニー、タニタ、任天堂)と最も多く、その他交通インフラ系4社(全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、東海旅客鉄道(JR東海)、東日本旅客鉄道(JR東日本))、総合商社3社(三菱商事、伊藤忠商事、住友商事)と続きました。

前回(第6回)の結果と比較したところ、前回1位だった「国家公務員」が今回は2位となり、1位と2位が逆転しました。公務員をランキング対象とした第5回から「国家公務員」は2回連続でトップでしたが、今回(第7回)は僅差ながら「地方公務員」が1位となりました。3位は前回と同じく「トヨタ自動車」で民間企業としては第2回調査から6回連続で1位となり、不動の人気であることがうかがえます。

ランキングが大きく変動した企業は「パナソニック」(前回22位→4位)、「グーグル(Google)」(前回13位→5位)、「アップル(Apple)」(前回22位→8位)、「ソニー」(前回40位→13位)、「住友商事」(前回54位→15位)、「任天堂」(前回40位→15位)、「アマゾン(Amazon)」(前回27位→20位)で、大幅なランクアップが目立ちました。

一方、前回上位20位以内であった「資生堂」(前回6位→29位)、「本田技研工業(ホンダ)」(前回14位→24位)、「日本放送協会(NHK)」(前回17位→45位)は、大幅にランクダウンする結果となりました。なお、トップ100については図表Bの通りです。

(2)親世代は成長性、祖父母世代は生活に密着した企業を望む傾向も

お子さんに勤めてほしい企業について集計したところ、ランキング1位は「地方公務員」(回答率16.8%)でした。次いで2位「国家公務員」(同16.5%)、3位「トヨタ自動車」(同9.0%)、4位「グーグル(Google)」(同5.5%)、5位「アップル(Apple)」、「日本航空(JAL)」(同4.0%)と続きました。(図表C)

一方、お孫さんに勤めてほしい企業について集計したところ、1位は「地方公務員」(回答率17.3%)、2位「国家公務員」(同16.8%)、3位「トヨタ自動車」(同9.0%)、4位「パナソニック」(同6.8%)、5位「日本空輸(ANA)」(同5.0%)となりまた。(図表D)

お子さん、お孫さんに勤めてほしい企業において、トップ3(地方公務員、国家公務員、トヨタ自動車)は同順であり、前回から引き続き世代を問わず人気であることがうかがえます。
アンケートの対象が父母世代となる「お子さんに勤めてほしい企業」においては、前回調査でも上位にランクインしていた「グーグル(Google)」、「アップル(Apple)」、「アマゾン(Amazon)」など成長性が高い外資系企業が今回もさらに順位を上げる結果となりました。

また、アンケートの対象が祖父母世代となる「お孫さんに勤めてほしい企業」においては、お子さんに勤めて欲しい企業ランキングにランクインしていない「花王」や「味の素」などが名を連ねており、より生活に身近な企業のランクインが目立ちました。

(3)前回に引き続き世代間で重視するイメージに価値観の違いあり

お子さん、お孫さんに勤めてほしい企業において重視するポイントは「給与額」、「社員を大切にする」、「将来性」、「福利厚生」、「雇用形態」が上位となりました。トップ5の項目は両世代から高い支持を得ていることがわかります。

また、父母は祖父母に比べ「給与額」、「残業時間」、「転勤や異動の頻度」など、実際に働く子どもの労働環境を重視する傾向が見られました。一方で、祖父母においては「将来性」、「社会的責任」、「企業規模」、「業績」など、企業そのものの良し悪しを重視する傾向がうかがえ、世代により勤めてほしい企業に対する価値観は依然として違いがうかがえる結果となりました。(図表E)

調査概要


調査名称 : 第7回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査
調査方法 : インターネット調査
調査エリア : 全国
期間 : 2018 年3月 23 日(金)~3月 27 日(火)
調査対象者 :
 未成年の子(男)をもつ 20~69 歳の男女個人 200 人
 未成年の子(女)をもつ 20~69 歳の男女個人 200 人
 未成年の孫(男)をもつ 20~69 歳の男女個人 200 人
 未成年の孫(女)をもつ 20~69 歳の男女個人 200 人
調査対象企業と選定方法 : 各業界の大手企業・組織 200 社を抽出
有効回収数 : 800 サンプル

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