2016年度・未上場総合建設業者の経営実態調査 

2018年04月11日

帝国データバンクは、企業概要データベース「COSMOS2」(147万社収録)および企業財務データベース「COSMOS1」(82万社、590万期収録)の中から、過去との業績比較が可能な未上場総合建設業者を抽出。「売上高」「売上原価率」「労務・外注加工費率※」などについて、分析を行った。

■「売上原価率」(売上原価÷売上高、以下「原価率」)は、実績値の判明した1万2240社、「労務費・外注加工費比率」(<労務費+外注加工費>÷売上高、以下「労務・外注費率」)は、同じく1万393社をそれぞれ分析対象とした
※製造原価明細書における「労務費」「外注加工費」の項目から数値を算出した

調査結果


  • 1 未上場総合建設業者の2016年度売上高合計は23兆5061億円となり、前年度比0.9%の増加となった。2年連続で増収企業が過半数割れしており、増加率は鈍化した
  • 2 「原価率」の平均は81.8%と前年度比0.9pt低下、「労務・外注費率」の平均は54.4%で前年度比0.1pt低下した
  • 3 地域別にみると、9地域中5地域で売上高合計が増加。「労務・外注費率」は5地域で上昇。都市圏では高止まりの傾向が続いた
  • 4 売上規模別にみると、年商50億円以上の企業と10億円未満の企業で「労務・外注費率」が低下しており、1000億円以上では前年度比3.0ptの大幅低下となった。一方、10億円~50億円のレンジでは増加しており、規模間で差がつく結果となった
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[帝国データバンク]
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