離れて暮らすオトナ親子のコミュニケーションに関する調査 

2018年05月09日

パナソニックは、親と同居していない「子世代」(30〜40代の既婚男女2,000人)と、子と同居していない「親世代」(30〜40代の既婚の子どもを持つ男女300人)を対象に、離れて暮らすオトナ親子のコミュニケーションに関する調査を行いました。

主な調査結果


【1】母の日前に緊急調査 母の日ギフトに大きなズレ!母親が本当に欲しいのは、離れて暮らす「子や孫の元気な姿」
  • 子世代は母の日に「おいしいもの」を贈りたいと思っているが、親世代は「子や孫の元気な姿を見られるのが嬉しい」。
  • 親世代の母親が母の日に本当に欲しいのは、子や孫との「時間」「メッセージ」「写真や動画」。
【2】直接会えなくてもつながっていたい!そんなオトナ親子の理想は「月5回の親孝行」
  • 離れて暮らすオトナ親子、実際に顔を会わる頻度は1年前より「減った」が多い。
  • しかし、「親孝行はしたい」「親との時間は作りたい」子世代。親との何らかのコミュニケーション頻度は1年前より「増えた」が微増傾向。
  • 会えなくてもつながっていたい、そんな想いを抱いている親子のコミュニケーションは、「月5回の親孝行」が理想。
【3】子や孫の写真や動画を共有するクラウドサービスに不安も。家族だけで共有できる“クラウド”がポイントに
  • 「月5回の親孝行」、離れて暮らす親世代の望みは「子や孫の顔を見たり声を聞いたりしたい」だけ。
  • 見て嬉しい、見せて喜ばれる「子や孫の写真や動画」、もっと頻繁に見たい・見せたい。クラウドサービスで親孝行できそう。
  • 一方で、クラウドサービスに子や孫の写真や動画を残すことに対して、セキュリティに不安も。

調査結果


■オトナの「母の日」ギフトに親子間ギャップ!?良いものを贈りたい子世代、子や孫の元気な姿を見たい親世代

 5月の第2日曜日は「母の日」です。日頃の感謝の気持ちを表す日として、子どもから母親へカーネーションを贈ることが定着していますが、オトナ同士の母の日ではそれだけというワケにもいかないようで、母の日ギフトに頭を悩ませる人も少なくないようです。そこで、母の日に本当に欲しいものは何か? 母の日ギフトのホンネを探ってみました。

 親と同居していない30〜40代のオトナの子世代1,808人に、母の日・父の日ギフトの考えを聞くと、「おいしいものや良いものを贈りたい」が過半数(56.8%)を占め、「子や孫の元気な姿を見せたい」は14.8%しかいませんでした。一方、30〜40代の子どもはいるが同居はしていない親世代に母の日・父の日に欲しいブレゼントを聞くと、「おいしいものや良いものを贈ってもらえるのが嬉しい」という意見は29.3%とむしろ少なく、約半数が「子や孫の元気な姿を見られるのが嬉しい」(45.3%)と答えています[図1]。親世代が欲しいと望むものと子世代が贈りたいと思うものの間には、大きなズレがあるようです。

■「母の日」ギフトの大きな盲点 親世代が最も喜ぶ母の日ギフトは、子や孫との時間、子や孫からのメッセージ、子や孫の写真や動画などの「子・孫ギフト」

 今年の「母の日」は5月13日です。オトナの子世代に自分の母親や義理の母親に贈る母の日ギフトを聞くと、「お花」(47.9%)、「ケーキ・お菓子・果物など」(28.4%)、「服飾雑貨・小物」(20.1%)、「食品・名産品など」(15.2%)、いつもの定番ギフトが多く選ばれています。一方、親世代の母親102人に母の日に本当に欲しいプレゼントを聞くと、「子や孫と一緒の時間を過ごすこと」(23.5%)が1位となり、「子や孫の写真・動画」(17.6%)、「子や孫からのメッセージや手紙」(14.7%)など、子や孫関連が上位を占めています[図2]。母親が欲しいと思っているこれらの「子・孫ギフト」は、子世代にとって全くノーマークな母の日ギフトです。子どもと同居していない母親にとって、母の日にいちばん嬉しいのは子や孫に会うことです。直接会うことが難しければ、写真や動画、メッセージなどで子や孫の様子が知りたい、というのがホンネで何よりの贈り物となっています。

子世代が選ぶ母の日に贈りたいものTOP5
1位 お花 47.9%
2位 ケーキ・お菓子・果物など 28.4%
3位 服飾雑貨・小物 20.1%
4位 食品・名産品など 15.2%

親世代が選ぶ母の日に本当に欲しいものTOP5
1位 子や孫と一緒の時間を過ごすこと 23.5%
2位 お花 18.6%
3位 子や孫の写真・動画 17.6%
4位 子や孫からのメッセージや手紙 14.7%
2位 ケーキ・お菓子・果物など 13.7%

■離れて暮らす親世代と子世代、子世代のことを「ほぼ毎日」思いやる親世代、「2日に1回」しか思い出さない子世代

 離れて暮らすオトナ親子には、母の日ギフトのように“想いのズレ”も生じているようです。
 子世代に親のことを考えたり思い出したりする頻度を聞くと、月平均で14.6回とほぼ2日に1回の割合ですが、親世代が子どものことを思う頻度は月平均25.8回となり、ほぼ毎日、離れて暮らす子どものことを思いやっています[図3-1]。
 また、親とのコミュニケーション実態を聞くと、子世代が親世代と「実際に会う」のは42.7%、「電話で会話」するのは39.6%、「メールやSNSでのやりとり」は26.7%といずれも半数以下で、親とのコミュニケーションができていないと感じている人が多くなっています[図3-2]。実際、子世代が離れて暮らす親と会う頻度を聞くと、1年前と比較して「減った」(減った19.2%>増えた14.0%)と答えた方が多くなっています[図4]。

■直接は会えないけれど、コミュニケーションは密接に。本当はもっとつながっていたい!

 上記の結果から、親世代の想いに十分には応えきれていない子世代、という関係性がうかがえますが、子世代に離れて暮らす親への思いを聞くと、4人に3人は「親孝行したい」(73.5%)と答え[図5-1]、2人に1人は「親との時間をもっと作りたい」(46.0%)と願っています[図5-2]。その気持ちのあらわれか、電話やメールなど何らかのコミュニケーションをとる頻度は「増えた」(増えた11.9%>減った10.9%)と答えた方が僅かながら多くなっています[図5-3]。

■つながっていたいという想いを数値化すると、「月5回の親孝行」がオトナ親子の理想

 離れて暮らすオトナ親子に、理想のコミュニケーション頻度を聞いてみました。その結果、子世代の理想は月に平均4.9回(男性3.1回、女性7.2回)となり、親世代も同じく月に4.9回(男性3.8回、女性7.1回)となりました。親世代も子世代も、男性よりも女性の方がより密接なコミュニケーションを望んでいます[図6]。
 頻繁に会うことはできなくても、つながっていたいという親子の想いは等しく、「月5回の親孝行」が離れて暮らすオトナ親子の理想の親子コミュニケーションです。

■離れて暮らすオトナ親子をつなぐ新しい親孝行は、「子や孫の写真や動画」を共有すること

 直接会うことはできない中、「月5回の親孝行」を実現するためには、どのようなコミュニケーションが望まれるのでしょうか。親世代に子世代とのコミュニケーションで知りたい内容を聞くと、「子ども自身が元気にしているかどうか」(60.0%)、「孫の成長」(50.7%)、「内容はなくても、顔を見たり声を聞いたりしたい」(49.3%)などが上位にあげられました[図7]。これらは直接会うことができなくても、写真や動画を見せることで親世代の想いに十分に応えることができる新しい親孝行です。子や孫の様子を直接会わなくても知らせることができる写真や動画は、離れて暮らすオトナ親子に最適な親孝行アイテムとなりそうです。

■「子や孫の写真や動画」、これからはもっと頻繁に見たい・見せたい!孫がいるならもっともっと!

 子や孫の様子がわかる写真や動画の効果を聞くと、子世代の半数が「家族の写真や動画を見せると親が喜ぶ」(47.3%)と実感し[図8-1]、親世代も6割が「子や孫の写真や動画を見せてもらうと嬉しい」(59.7%)と答えています[図8-2]。一方で、「もっと頻繁に見たい・見せたい」と親世代(35.3%)も子世代(35.6%)も3人に1人が希望しており[図8-3][図8-4]、いずれも子どもがいる子世代、孫がいる親世代のほうがスコアが高く、より強く望んでいます。子や孫の写真や動画は、単に見る・見せるだけでなく、頻度の多さも求められています。

■離れていても高頻度で「子や孫の写真や動画」が共有できるクラウドサービス。便利だけれどセキュリティに不安アリ…

 離れた親子の間で、子や孫の写真や動画を高頻度で見たり・見せたりできるのが、IoTのクラウドサービスを利用した写真や動画の共有機能です。これなら「月5回の親孝行」&「子・孫ギフト」が実現できます。
 しかし、利用する子世代の意見を聞くと、「個人の写真や動画をクラウドサービスに残すのはセキュリティが不安」という意見が4割(39.0%)と少なくなく、親世代とのコミュニケーションをより高頻度に望む女性(45.3%)や子あり家族(42.6%)では、さらに不安度が高くなっています[図9]。
 誰もがアクセス可能なインターネット上のオープンなクラウドサーバーではなく、アクセスできる人が限定されるクローズドなクラウドサーバーを利用することで、写真や動画を手軽に共有できるだけでなく、煩雑になりがちな写真や動画の整理も簡単にでき、大切な思い出はディスクなどに保存できるといった便利な機器を求める傾向にあるようです。

パナソニック調べ

調査概要


調査時期:2018年3月2日(金)~3月4日(日)
調査方法:インターネット調査
調査対象:
 子世代・・・関東(1都6県)・関西(2府4県)に在住の30・40代の既婚男女2,000人
 親世代・・・全国の30・40代の既婚男女を子どもに持つ男女300人

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