「スキマ時間」に関する調査(20歳以上の男女対象) 

2018年06月06日

アサヒグループホールディングスは、全国の20歳以上の男女を対象に「スキマ時間」をテーマに、「自宅」「外出先」「電車・バス移動時」のちょっとした時間の利用法を聞きました。

調査結果サマリー


  • 1日のスキマ時間は「2時間未満」、子育て世代、現役・リタイヤ世代でも異なる
  • 「テレビを観る」「ネット検索・ニュース閲覧」など、自宅ではメディア利用が目立つ
  • 「昼寝」「ぼーっとする」「コーヒー・おやつ」など、シエスタで疲労回復に努める
  • 「立ち読み」「人間観察」など、外ではアンテナを立てて情報リサーチ!
  • 「車窓から外を眺める」「ぼ-っとする」など、降車後に向けて車中では「オフ状態」
  • 通勤ラッシュをもろともせず、車中移動時は次に備えてリフレッシュ!?

調査結果


1日のスキマ時間は「2時間未満」、子育て世代、現役・リタイヤ世代でも異なる

平日1日の暮らしの中で、皆さんはトータルしてどの位の「スキマ時間」を持っているのでしょうか。「通勤時間往復1時間、昼休憩の0.5時間」(男性30代、東京都)など、「1時間~1時間半未満」と回答した人が最も多く16.0%。さらに「朝4時に起きるので朝食後に約1時間半。午後からちょっと1時間くらい一息」(女性50代、広島県)など、「1時間半~2時間半未満」(15.9%)、「30分間~1時間未満」(15.5%)、「30分未満」(12.4%)が続き、全体の6割近くが「2時間未満」に集中。自由回答の中には「毎日忙しすぎてスキマ時間がない」(男性40代、愛知県県)など、「スキマ時間は一切ない」という声も5.9%を数え、ほっと一息つく暇がないほどタイトなスケジュールの中で毎日を過ごしている人もいました。

性別ではいかがでしょうか。男性回答では「30分~1時間未満」(男性=17.8%、女性=12.9%)、「1~2時間未満」(男性=34.1%、女性=29.5%)という声が目立ち、通勤時間や昼食時等の合間に「2時間未満」のスキマ時間を持つ人が多いことがうかがえます。一方で女性回答では「30分未満」(男性=11.6%、女性=13.2%)、「2~5時間未満」(男性=20.2%、女性=24.8%)という声も多く、スキマ時間が広く分散化していることが判ります。女性回答の中には「子どもを寝かしつけて自分が寝るまでの時間の30分のみ」(女性20代、福井県)、「起床から朝食まで1時間、昼食後の30分、買い物から帰って夕食までの1時間半を合わせて3時間」(女性50代、岐阜県)など、時間に追われる「子育て主婦」から、家事を効率的にこなして自分の時間を上手に作る「ベテラン主婦」まで、同じ女性でも世代や子どもの成長に応じてスキマ時間が大きく変わることがうかがえます。

「2時間未満」のスキマ時間が多かった一方、「5時間以上」という声も10.0%を占めました。年代別で見てみると、「5時間以上」という声は20代で8.6%でしたが、30代で4.8%、40代で5.9%と5%前後まで急落。子育てや仕事に忙しい年代のため、余裕ある自由時間を持つことが出来ないことがうかがえます。子どもが成長し、やや余裕が出来はじめる50代で10.5%とV字回復し、定年退職者が増える60代で15.6%まで増加。さらに70代以上では30.8%に達し、「現役世代」と「リタイヤ世代」ではスキマ時間に大きな隔たりがあることが判ります。

「テレビを観る」「ネット検索・ニュース閲覧」など、自宅ではメディア利用が目立つ

さて、皆さんはスキマ時間に何を行っているのでしょうか。まず自宅におけるスキマ時間の利用方法を見ていきましょう。最も回答が多かったのは「テレビ・録画を観る」(38.8%)でした。「夕食後の時間はほとんどテレビを見ている」(女性50代、静岡県)、「夜10時に録画したものを観て12時就寝。オンオフをつける大事な時間」(男性50代、宮城県) など、1日の終わりの余暇にテレビを観ながら、リラックスタイムを過ごすという声。さらに「先月スマホにしてから、スキマ時間はほとんどネットで情報閲覧検索をするようになった。生活に役立つ情報も多く大切な時間」(女性40代、福岡県)など、3位に「インターネットで色々検索する」(36.5%)、6位にも「ウェブのニュースサイトを閲覧する」(26.5%)が挙げられ、自宅でのスキマ時間は「テレビ」「ネット」など「デジタルメディア」から情報収集する人が目立ちました。

<自宅編>家事や育児など間のスキマ時間に何をする?
1 テレビ・録画を観る 38.8%
2 睡眠・昼寝をする 38.5%
3 インターネットで色々検索する 36.5%
4 お茶・コーヒーなどを飲む 34.1%
5 本・雑誌を読む 31.2%
6 ウェブのニュースサイトを閲覧する 26.5%
7 何もせず、ぼーっとする 23.4%
8 新聞を読む 21.1%
9 おやつを食べる 18.6%
9 音楽・ラジオを聴く 18.6%
MA(複数回答)/n=683人

「デジタルメディア」の利用が多かった一方、5位に「本・雑誌などを読む」(31.2%)がランクイン。「自宅では手元にある本を読むことが多い」(女性50代、愛知県)、「本が好きなので、スキマ時間は断然読書。気分転換が出来る大切な時間」(女性30代、神奈川県)など、少しでも暇な時間を見つければ、本の世界に浸りたいという声。さらに「朝5時に起床して、新聞を読んで朝食を食べてから出勤する」(男性50代、宮城県)など、8位にも「新聞を読む」(21.1%)が挙げられ、デジタルばかりではなく、「アナログメディア」に触れる時間に充てる人も少なくありませんでした。

「昼寝」「ぼーっとする」「コーヒー・おやつ」など、シエスタで疲労回復に努める

メディアからの情報収集のほか、2位には「睡眠・昼寝をする」(38.5%)。「10分~15分睡眠をとる」(男性60代、埼玉県)など、ちょっとした合間に昼寝をして、次の活動に向けて体力を回復するという声。スペインにはシエスタといい、昼食後の昼寝をする習慣がありますが、昼寝には午前中の疲労をとり、集中力とパフォーマンスの向上を高める効果があると言います。1時間以上の長すぎる昼寝はかえってだるさを引き起こすこともありますが、脳の回復には30分くらいの短めの昼寝がちょうど良いようです。同じく7位にも「何もせず、ぼーっとする」(23.4%)が挙げられ、疲れた脳を一時的に休ませて疲労回復するため、何も考えずにぼーっとした時間を持つという人もいました。特に仕事と仕事の合間では、次の仕事に向けて頭をリフレッシュさせるべく、「昼寝」「ぼーっとする」がとても有効と言えるかもしれません。

そのほか、「帰宅後、コーヒーを飲んでのんびりする」(男性60代、大阪府)など、4位に「お茶・コーヒーなどを飲む」(34.1%)、9位にも「おやつを食べる」(18.6%)が続き、お茶や甘い物を食べて一息つくという声も寄せられました。

「立ち読み」「人間観察」など、外ではアンテナを立てて情報リサーチ!

自宅では「メディア利用」「疲労回復」等を優先する声が目立ちましたが、外出時はいかがでしょうか。例えば、次の仕事までの合間、待ち合わせで人に会うまでの時間などに、皆さんは外で何をして過ごすのでしょうか。最も回答が多かったのは「書店・コンビニを見つけて本を立ち読みする」(29.1%)でした。「読みたかった雑誌を立ち読みする」(女性50代、山口県)など、時間調整のために本屋で時間を潰すという声。さらに「書店やスーパー、コンビニ、ホームセンターなどでいろいろ商品を見て回るのが好き」(男性40代、沖縄県)など、5位にも「ウインドーショッピングする」(16.5%)が挙げられました。最近では書籍や衣類、日用品などはネット購入する人も多いと思いますが、スキマ時間を利用して最近の売れ筋や、気になる商品をチェックしているという声も寄せられました。その一方で、自由回答の中には「書店で色々な本を見ているが、ただ衝動買いしてしまうのが難点」(女性50代、大阪府)など、買い物気分を味わうだけに留まらず、思わず購入してしまう人もいました。

<外出編>仕事までの、人に会うまでのスキマ時間に何をする?
1 書店・コンビニを見つけて本を立ち読みする 29.1%
2 街ゆく人びとを人間観察する 25.2%
2 その場所の周辺を散策・散歩する 25.2%
4 カフェ・喫茶店やファーストフードに行く 22.3%
5 ウインドーショッピングする 16.5%
6 インターネットで色々検索する 15.8%
7 ウェブのニュースサイトを閲覧する 14.7%
8 いつも鞄に入れている本・マンガ・新聞を読む 11.4%
9 SNS(LINEを含む)を利用する 9.6%
10 音楽・ラジオを聴く 9.4%
MA(複数回答)/n=647人

外出先ならではのスキマ時間の活用法で多かったのは、2位「街ゆく人びとを人間観察する」(25.2%)でした。「外出先では道行く人の観察。季節を感じたり、流行のファッションを知ったり、日々日常の変化を知ることができる」(女性50代、愛媛県)など、街中で人を待ちながら、道行く人びとをさりげなく観察するという声。同じく2位には「昼食後の空き時間は晴れていたら、そのまま散歩する」(男性30代、静岡県)など「その場所の周辺を散策・散歩する」(25.2%)が同率ランクイン。最新ファッションやヘアスタイルなどを街から情報収集したり、道行く人びとの雰囲気から職業を想像してみたり、ニューオープンの飲食店情報を得たりなど、意外にも人間観察、路上観察を楽しむ人が目立ちました。

そのほか、「コーヒーが好きなので、外出先ではカフェでまったりするのが最高」(男性30代、東京都)など、4位に「カフェ・喫茶店やファストフードに行く」(22.3%)がランクイン。街中では手持ち無沙汰を感じてしまい、カフェやファストフードに回避するという人もきっと多いのではないでしょうか。自宅同様にコーヒーやお茶、甘い物を口にして、ひと息入れるのもスキマ時間ならではの楽しみの一つと言えそうです。

「車窓から外を眺める」「ぼ-っとする」など、降車後に向けて車中では「オフ状態」

「自宅」「外出先」に続き、「(通勤などの)電車・バス移動時」のスキマ時間はいかがでしょうか。最も回答が多かったのは「窓から景色を眺める」(40.3%)でした。「通勤時の電車のみ。地下鉄へ入るまでは、海岸線を走るので景色を眺めている。慣れ親しんだ風景なので、ちょっとした癒しになる」(男性40代、福岡県)、「景色を眺め、ぼーっとしていることが多い」(男性70代、愛知県)など、車窓からぼんやり景色を眺めて時間を潰すという声。さらに2位に「何もせず、ぼーっとする」(36.8%)、3位にも「睡眠・昼寝をする」(30.2%)が続き、降車後の活動に向けて、乗車時はエネルギー充電の「オフ状態」という声。中でも「乗り物に乗っているときはほぼ寝ている。あの揺れは眠気を誘ってくるから」(女性50代、大阪府)など、日ごろ仕事に追われているサラリーマンやOLも多いと思いますが、往復の通勤時間を利用して足りていない睡眠を補っている人も案外多いのかもしれません。

<電車・バス移動編>通勤や外出時の移動のスキマ時間に何をする?
1 窓から景色を眺める 40.3%
2 何もせず、ぼーっとする 36.8%
3 睡眠・昼寝をする 30.2%
4 本・雑誌を読む 21.8%
5 乗車している人びとを人間観察する 19.5%
6 車内の中吊り広告などを見る 17.1%
7 ウェブのニュースサイトを閲覧する 15.0%
8 インターネットで色々検索する 12.7%
9 SNS(LINEを含む)を利用する 9.8%
10 音楽・ラジオを聴く 9.3%
MA(複数回答)/n=655人

自宅と同じく車中での移動時間を「休養」に充てるという人が目立ちましたが、次に4位は「本・雑誌を読む」(21.8%)。「電車内では読書するのが習慣。スキマ時間を利用して本を読破することができるので貴重な時間」(男性50代、茨城県)など、「車中移動=読書タイム」と決めているという声。さらに「電車での移動中はメール確認や、スマホでニュースを読む」(男性40代、滋賀県)など、7位に「ウェブのニュースサイトを閲覧する」(15.0%)、8位にも「インターネットで色々検索する」(12.7%)が続き、社会で話題になっている最新ニュースや、仕事で必要な情報をネット収集しているという声も寄せられました。いわば、現代人にとって移動車中は「インプットの場」とも言えそうです。その一方で「移動時は眼を使いたくない」(女性50代、東京都)など、眼や脳をなるべく使わず、疲労回復に努める人もいました。

そのほか、移動車中ならではの回答では「電車等の移動は、外の風景や人間ウオッチングが大半」(男性60代、大阪府)など、5位に「乗車している人びとを人間観察する」(19.5%)。さらに6位にも「車内の中吊り広告などを見る」(17.1%)が挙げられ、車中の人や広告をウォッチして過ごすという人もいました。

通勤ラッシュをもろともせず、車中移動時は次に備えてリフレッシュ!?

「自宅」「外出先」「電車・バス移動時」を比較してみてみると、自宅では「メディア鑑賞・閲覧=テレビ・録画を観る、インターネットを色々検索する」、外出先では「アナログサーチ=書店・コンビニで立ち読み、人間観察」、電車・バス車内では「休憩・リラックス=車窓眺める、ぼーっとする、睡眠」という声が目立ち、各場所でスキマ時間の使い方に大きな違いが見られました。特に仕事や家事、育児に忙しい現代人は、自宅でも職場でもやることが山積しているため、そのどちらにも属さない電車・バス移動の僅かな時間を利用して、脳と体のリフレッシュを行っている人が多いことがうかがえます。しばしば日本の通勤ラッシュの激しさが注目されますが、当のサラリーマンやOLにとっては、そんな環境はあまりお構いなしなのかもしれません。

調査概要


調査対象:全国の20歳以上の男女
有効回答数:729人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2018年5月30日~6月5日

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