ネット上で語られる「缶チューハイ」についての調査 

2018年06月12日

バズグラフは、ネット上で語られる「缶チューハイ」について調査し、缶チューハイに求められるものは何かを考察、レポート致します。
バズグラフは自社のソーシャルリスニングソリューション「BuzzGraphTM」を使用し、まず「缶チューハイ」というキーワードが出現するブログ、Twitter、ネットニュース記事、16,752記事について調査を実施しました。

調査キーワード:「缶チューハイ」
記事が書かれた期間:2017年6月1日~2018年5月31日(1年間)
ブログ記事数:14,069  Twitter記事数:2,610  ニュース記事数:73

■「缶チューハイ」と共に語られる語(缶チューハイの周辺に現れる語)の出現数をランキング

調査記事中から「缶チューハイ」と共に語られる語(缶チューハイの周辺に現れる語)、動詞を除外し、食品・飲料に特徴的なカテゴリーのみを対象に出現数をランキングしました。
[ 注)()内の分類は、バズグラフのユーザー辞書登録機能によるものです ]

1.アルコール(食材)681件
2.ビール(飲料)415件
3.酒(飲料)252件
4.味(食品関係特徴)236件
5.アルコール度数(食品関係特徴)181件
6.缶ビール(飲料)167件
7. 9%(状態・数字)161件
8.焼酎(飲料)156件
9.チューハイ(飲料)152件
10.果実(食品関係特徴)152件
11.果汁(食品関係特徴)138件
12.ワイン(飲料)118件
13.レモン(食品)112件
14.日本酒(飲料)108件
15.350ml(状態・数字)95件
16.晩酌(食品関係特徴)77件
17.ストロング(食品関係特徴)76件
18.炭酸(食品関係特徴)71件
19.味わい(食品関係特徴)70件
20.ジュース(飲料)64件

【考察】
いろいろと興味をそそる語が出現していますが、特に気になる語で缶チューハイに特徴的と思われる語をいくつか選び出してみました。
アルコール度数(181)、 9%(161)、果実(152)、果汁(138)、レモン(112)、ストロング(76)、グレープフルーツ(25)、ストロング系(14)
この語を見てみますと「ストロング」「アルコール度数」「9%」は“お酒の強さ”
「果実」「果汁」「レモン」「グレープフルーツ」は“果実、果汁”で、大まかに2つに分類できそうです。
「缶チューハイ」と「ストロング、アルコール度数」の組み合わせと「缶チューハイ」と「果汁、果実」の組み合わせを使い、それぞれの解析比較を試みます。

■関係図を考察し現れる語の比較を行います

(1)「ストロング、アルコール度数」の関係語を考察
・“飲む”、“買う”が強い関係の語として現れています。
・「アルコール度数」と“9%”、“高い”が強い関係で表れています。
・ブランドとしては“ストロングゼロ”、“-196”が最も強く表れています。

(2)「果汁、果実」の関係語を考察
・“楽しむ”、“味わい”という語、“みずみずしい”、“香り”という語も特徴的です。
・“24時間”、“収穫後”、“劣化”、“成分”、“製法”、“もぎたて”、“技術”など鮮度に関わる語が特徴的です。
・ブランドとしては“アサヒ贅沢搾り”が最も強く表れています。

【考察】
以上のことから、「ストロング」「アルコール度数」として9%が注目されていることが分かります。更に“飲む”、“買う”という語が強い関係で多数出現していることから実際に飲まれていることが分かります。
「果汁」「果実」は“味わい”、“楽しむ”という語や、“みずみずしい”、“香り”という語から、味と鮮度に対する意識が強いことが分かります。また、“24時間”、“収穫後”、“劣化”、“成分”、“製法”、“もぎたて”、“技術”など鮮度を保つための製造過程も関心を引いているようです。

■男女の書き込み比率を比較してみます

・「ストロング」「アルコール度数」に対しては、男性49.02% 女性50.98%
・「果汁」「果実」に対しては、男性44.0% 女性56.0%
となっています。

【考察】
意外だったことは、どちらも女性が50%以上の書き込みとなっていることです。女性の方が「果汁」「果実」に対する関心が、やや高いという結果ですが、「ストロング」「アルコール度数」への関心もかなり高く、ビールよりも「缶チューハイ」の売上が伸びているその原動力は女性のニーズによるところかもしれません。

■周辺語リストでの出現数を比較

・周辺語「ストロングゼロ」(81) 、「アルコール度数」(67) 、「ストロング」(49) と共に語られる「缶チューハイ」は224件
・周辺語「果汁」(86) 、「果実」(70)と共に語られる「缶チューハイ」は108件
となっています。

【考察】
このことから「ストロング」「アルコール度数」の方が「果汁」「果実」よりも「缶チューハイ」との関係が強いことが分かります。

■出現数の推移を比較

・去年の5月期から今年の2月期までは「ストロング」「アルコール度数」の出現数が圧倒的に多かったが、3月期から「果汁」「果実」の出現数が増え、拮抗してきていることが分かります。

【全体の考察】
(1)「ストロング」「アルコール度数」として9%が最も注目を集め、また、“飲む”“買う”という語も強く現れています。

(2)「果汁」「果実」は“味わい”“楽しむ”という語や、“みずみずしい”“香り”という語から、味と鮮度に対する意識が強く、“24時間”、“収穫後”、“劣化”、“成分”、“製法”、“もぎたて”、“技術”など鮮度を保つための製造過程も関心を引いています。

(3)「果汁」「果実」に対する書き込みは女性の比率がやや高いです。ただ、「ストロング」「アルコール度数」に対する関心も高く、缶チューハイの売上好調を支えていると推測されます。

(4)「缶チューハイ」と共に語られる「ストロング」「アルコール度数」の出現数は去年から今年前半までは優位でしたが、「果汁」「果実」が3月期から多く語られ、拮抗し始めています。

以上のことから、「缶チューハイ」に求められるものは、「ストロング」「アルコール度数」ということになりますが、「果汁」「果実」も味わい”、“楽しむ”、“みずみずしい”、“香り”、“製法”など鮮度に対する意識の高さから今後伸びてくる可能性があります。書き込みを読みますと『アサヒ贅沢搾り』の2月27日CMキャストの発表と3月20日の発売が強く影響しているようです。

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