モバイル決済 利用者・未利用者比較調査 

2018年06月13日

MMD研究所は、「2018年5月 モバイル決済 利用者・未利用者比較調査」を実施しました。
スマートフォンを所有する男女7,956人を対象に、利用しているモバイル決済サービス、クレジットカードや支払いに対する意識などを広く調査し、利用者・未利用者の意識の差だけではなく、都会居住者と地方居住者の差も見られるものとなっております。
※本レポートは2018年5月24日に販売開始した「2018年5月 モバイル決済利用者・未利用者比較調査」より一部結果を抜き出しております。

調査結果サマリー


  • カードタイプで利用している電子マネー 都会トップは「交通系」63.6%、地方トップは「WAON」46.3%
  • モバイル決済の利用シーン トップは都会、地方ともに「コンビニエンスストア(駅以外)」
  • モバイル決済利用者とモバイル決済興味者の66.6%が「キャッシュレス化に賛成」
  • 利用してみたいと思うモバイル決済のタイプ 「タッチ方式」62.2%、「QRコード方式」33.3%
  • クラスターごとに見る、モバイル決済を使い始めた/使いたい理由

調査結果


■ カードタイプで利用している電子マネー 都会トップは「交通系」63.6%、地方トップは「WAON」46.3%

スマートフォンを所有する男女7,956人を対象に、利用しているカードタイプの電子マネーを聞いたところ、都会(人口20万人以上の都市)在住者(n=3,852)の81.4%、地方(東京を除くそれ以外の都市)在住者(n=4,104)の71.6%が「カードタイプの電子マネーを利用している」ことがわかった。

カードタイプの電子マネー利用者6,071人にカードタイプで利用している電子マネーを聞いたところ(複数回答可)、都会(n=3,134)では「交通系の電子マネー」が63.6%と最も多く、次いで「nanaco」が40.2%、「WAON」が35.7%だった。
地方(n=2,937)で最も多かったカードタイプは「WAON」が46.3%、次いで「nanaco」が40.0%、「交通系の電子マネー」が38.7%となった。

■ モバイル決済の利用シーン トップは都会、地方ともに「コンビニエンスストア(駅以外)」

モバイル決済を利用したことがある、または興味があると回答した都会在住の2,466人、地方在住の2,482人(計4,948人)を対象に、モバイル決済を利用するシーン(利用したことがない人は、利用したいと思うシーン)を聞いたところ(複数回答可)、両地域ともに上位の順位は変わらず、最も多かったのは「コンビニエンスストア(駅以外)」で、都会が35.5%、地方が36.1%、次いで、「自動販売機」が都会21.4%、地方18.5%、そして次に「交通機関(交通費の支払い)」地方20.8%、地方16.1%となった。

■ モバイル決済利用者とモバイル決済興味者の66.6%が「キャッシュレス化に賛成」

事前調査において、「交通機関以外でモバイル決済を利用している」と回答した444人、「興味はあるがモバイル決済を一度も利用したことがない」と回答した523人の計967人を対象に、東京オリンピックに向けてキャッシュレス化を進める取り組みが進んでいる中、キャッシュレス化についてどう思うかを聞いたところ、 「キャッシュレス化に賛成」「どちらかというとキャッシュレス化に賛成」を合わせた賛成派は66.6%だった。一方、「キャッシュレス化に反対」「どちらかというと、キャッシュレス化に反対」を合わせた反対派は7.7%となった。

■ 利用してみたいと思うモバイル決済のタイプ 「タッチ方式」62.2%、「QRコード方式」33.3%

事前調査において「興味はあるがモバイル決済を一度も利用したことがない」と回答した523人を対象に、利用してみたいモバイル決済のタイプを聞いたところ、スマートフォンをかざす(タッチする)モバイル決済は、「とても利用してみたい」が13.8%、「やや利用してみたい」が48.4%を合わせて62.2%が利用してみたいと回答した。一方、スマートフォンでQRコードを表示させるモバイル決済は、「とても利用してみたい」が4.2%、「やや利用してみたい」が29.1%と合わせて33.3%が利用してみたいと回答した。

■ クラスターごとに見る、モバイル決済を使い始めた/使いたい理由

モバイル決済に関して魅力的に思うこと、性格などからクラスター分析をおこなった。
(クラスター分析とは、様々な性質が混在する集団から、似たもの同士を集めてグルーピングする分析手法のことで、今回は4つのグループに分けた。)

モバイル決済を使い始めた理由/使いたい理由について、コレスポンデンス分析を行いマッピングした図が以下である。項目との距離が近いほど相関が強く、アイコンについている名前は、クラスター分けする際に顕著に差が現れた項目から名付けた。
この中で、最もモバイル決済の利用率が高いのは「クラスター4:スマホ大好き好奇心旺盛タイプ」で58.2%、次いで、「クラスター1:何となく流されてみるタイプ」で55.0%だった。

調査概要


タイトル:2018年5月 モバイル決済利用者・未利用者比較調査
調査方法:インターネット調査
有効回答:10,453人
対象者:スマートフォン所有者7,956人 モバイル決済利用者 444人 未利用者 523人
実査期間:2018年5月8日~2018年5月12日

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[MMD研究所]
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