女子高生のスマホ依存に関する意識調査 

2018年06月28日

フリューが運営する女子高生・女子大生の動向調査・研究機関『GIRLS'TREND(ガールズトレンド) 研究所』は、2018年5月に「女子高生のスマホ依存に関する意識調査」を実施しました(サンプル数:145)。

スマートフォン(以下、スマホ)の普及により、時や場所を選ばずに情報を入手できる便利な世の中になりましたが、その一方でスマホ操作に割く時間は延長傾向にあります。昨今では、スマホの使用時間を制限する機能が登場し、「スマホ依存」という言葉も耳にする機会が増えました。そこで今回は、女子高生がこの「スマホ依存」についてどのように捉えているのかを調査。

調査結果サマリー


TREND(1)「スマホ依存」の認知度は9割超
  • 「スマホ依存」について 「知っている」 が93.1%
  • 自身を「スマホ依存」と認識している人は22.2%
  • 勉強時間が短い人の方が「スマホ依存」だと感じる人が多い
  • 勉強時間の長短で程度の違いはあるが、約8割が「スマホ依存」を身近に感じている

女子高生に「スマホ依存」という言葉について尋ねたところ、「知っている」と答えた人は93.1%となり、大部分が認知していました。その意味としては、「何も用がないのにSNSアプリを開き、寝る時間も削ってスマホを弄ること」、「メッセージの返信が気になってほかのことに集中できなくなること」などと捉えており、「スマホ依存」をコミュニケーションアプリへの依存とイメージする人が多いようです。さらに、女子高生の約2割が自分自身を「スマホ依存」だと認識しており、「ややそう思う」も含めると、約8割が「スマホ依存」を身近に感じていることが分かりました。いつでも連絡を取れる環境が日常に浸透したため、このような状況が生まれたのかもしれません。

TREND(2)「スマホ依存」に気を付けている人は44.5%、自身では対処できない状況も
  • 「スマホ依存」にならないよう気を付けている女子高生は44.5%。(「気を付けている」5.2% +「やや気を付けている」39.3% ) 自身が「スマホ依存」と思っている群 (「そう思う」「ややそう思う」) のみでも同程度(45.8%)
  • 気を付けていない理由は、「対処法がわからない」、「みんなが使っている(から)」など

女子高生は「スマホ依存」に対してどのように向き合っているのでしょうか。回答者のうち44.5%は、「スマホ依存」にならないよう気を付けていることがわかりました。この結果は、自身が「スマホ依存」と思っている群(『Q.あなた自身はスマホ依存だと思いますか』で「そう思う」「ややそう思う」と回答)のみで見てみても、同じく半数以下でした。また、気を付けていない理由の一部には、「対処法がわからない」、「みんなが使っている(から)」等、自身のみではうまく対処しづらい状況が浮き彫りになりました。

TREND(3) 学力を左右するのは、スマホ利用における"セルフコントロール力"
  • 「スマホ依存」が学力低下につながると考える女子高生は68.9%(「そう思う」39.3% +「ややそう思う」29.6%)
  • "学力低下につながる"と考える理由は、「勉強が手につかない」といった意見が多数
  • "学力低下につながらない"と考える理由は、「勉強は自分次第」といった意見が多数

68.9%の女子高生が、「スマホ依存」が学力低下につながると考えています。その理由には「勉強をしていても常にスマホが気になってしまう」「メッセージが来ると直ぐに返したくなる」などがあり、スマホに触れたい気持ちを抑えきれないことが勉強への集中力を阻害するとの考えが多く見られました。一方、学力低下につながらない理由には、「勉強するときと遊ぶときは分けている」「学力低下は自分の責任」などがありました。スマホ利用における"セルフコントロール力"が、学力を左右するようです。

調査概要


調査内容:女子高生のスマホ依存に関する意識調査
調査期間:2018年6月1日(金) ~ 6月3日(日)
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:15~18才の女子高生(全国)
有効回答数:145サンプル

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