「葬儀」に関する意識調査(10代以上の男女対象)
2018年10月30日メモリアルアートの大野屋は、2018年9月21日~9月30日にかけて、全国 10代以上の男女に対し「葬儀」に関する意識調査を実施し、調査結果をまとめました。
調査結果サマリー
- 自分自身の葬儀について「よく考える」「考えたことがある」と答えた人は全体の約4割を占めた。10~20代では31%が「よく考える」「考えたことがある」と回答しており、30代の29%を上回る結果に
- 自分が亡くなった時に葬儀をしてほしいかどうかでは、「自分の希望通りであればしてほしい」(38%)が首位で、「してほしい」(26%)と答えた人と合わせると全体の6割に上る。10代~20代の約8割が「自分の希望通りであればしてほしい」「してほしい」と回答し年代別で最多に
- 「どんな葬儀だったらしてみたいと思うか」では、「家族葬」が最も多く全体の約4割を占めた。年代別では10代~20代で「たくさんの人を招いたにぎやかな葬儀」「好きなものをモチーフにした葬儀(音楽葬など)」の割合が高い
調査結果
Q1. 自分自身の葬儀について考えることがありますか?
自分自身の葬儀について考える機会があるかどうかを聞いたところ、「よく考える」と答えた人は7%、「考えたことがある」と答えた人は29%と、全体の約4割の人が葬儀について考える機会を持っていることが分かりました。一方、「考えたことはない」と答えた人は26%、「今はまだ考えたくない」と答えた人は37%となりました。
年代別に回答を見てみると(Q1-2)、60代以上になると「考えたことがある」と答えた人が最も多くなり、高齢になるにつれ自分自身の葬儀について考える機会が増加している実態が分かる一方、10~20代では31%が「よく考える」「考えたことがある」と回答しており、30代の29%を上回る結果となりました。若年層でも一定数の人が自分自身の葬儀について考える機会を持っていることが伺えます。
Q2. 自分が亡くなった時に葬儀をしてほしいと思いますか?
自分が亡くなった時に葬儀をしてほしいか聞いたところ、「自分の希望通りの葬儀ならしてほしい」(38%)が最も多く、次いで「してほしくない」が37%、「してほしい」が26%となりました。「自分の希望通りの葬儀ならしてほしい」(38%)、「してほしい」(26%)を合わせると、全体の半数以上の64%の人が自分が亡くなった時に葬儀をしたいと考えていることが分かりました。
また、年代別に回答を見ると、10~20代の若年層で「してほしい」「自分の希望通りの葬儀であればしてほしい」の合計が各年代で最も多い76%となり、若年層の葬儀に対する高い関心が表出しました。
Q3. どんな葬儀だったらしてみたいと思いますか?
どんな葬儀だったらしてみたいかを聞いたところ「家族や限られた友人知人を招いた家族葬」(44%)が最も多く、「宇宙葬、海洋葬などの新しい形式の葬儀」(16%)、「お別れ会のようなカジュアルな葬儀」(13%)が続く結果となりました。
年代別に見ると、全ての年代で家族葬をしてみたいと答えた人が最も多い結果となりましたが、10~20代、60代以上で「お別れ会のようなカジュアルな葬儀」が2番目に多い結果となりました。
また、10~20代では他の年代と比較し、「たくさんの人を招いたにぎやかな葬儀」「好きなものをモチーフにした葬儀(音楽葬など)」の割合が突出して高くなり、にぎやかで明るい雰囲気の葬儀が若年層に人気であることが伺えます。
Q4 葬儀が必要だと思う理由は何ですか?自分自身、自分以外の葬儀も含めて、当てはまるものすべてを選んでください(複数回答可/葬儀が必要でないと思う人は除外)。
葬儀が必要だと思う理由を聞いたところ、「故人と最後のお別れをする大切な場だから」(32%)が最も多く、次いで「故人の魂をきちんと供養する場だから」(14%)、「故人との思い出を振り返る場だから」(13%)という結果になりました。
Q5. 葬儀が不要だと思う理由は何ですか?自分自身、自分以外の葬儀も含めて、当てはまるものすべてを選んでください(複数回答可/葬儀が必要だと思う人は除外)。
葬儀が必要ではないと思う理由をきいてみたところ「お金がかかるから」(30%)が最も多く、次いで「やることが多くて面倒だから」(16%)、「形式ばっていて古臭いから」(14%)となりました。
また、「遠くに住んでいると行くのが大変だから」(11%)、「年配の人は参列するのが大変だから」(10%)など距離や体力の問題など物理的な理由も項目に上がりました。
調査概要
調査対象:全国10代以上の男女
回答人数:2,347人
調査期間:2018年9月21日~9月30日
調査方法:インターネット調査