eBookJapan、2014年電子書籍ランキング 

2014年12月02日
「eBookJapan」を運営する、イーブックイニシアティブ ジャパンは、2014年にeBookJapanで最も読まれた電子書籍を、男性向けマンガ、女性向けマンガ、ライトノベル、小説・文芸の4ジャンルで集計、発表しました。(集計期間:2014年1月1日~2014年11月30日。すべての端末を含む電子書籍サービス全体のダウンロードです)

〈男性向けマンガTOP10〉

2014年、一番読まれていた男性向けマンガは、2013年に引き続き、『進撃の巨人』(諫山創/講談社刊 最新14巻まで配信中。15巻は12月9日に紙と同時配信予定)が、2位に約3倍もの差をつけて2連覇を達成しました。上半期ランキングも含めると、通算4度目の首位獲得となります。2013年のテレビアニメ化で大ブレイクし、絶大な人気で社会現象にまで発展した『進撃の巨人』は、巨人に捕食されるという絶望的な状況の描写と、それに抗う人間達の戦いを描いたダーク・ファンタジーバトル漫画で、単行本の発行部数は累計4000万部を突破している歴史的超ヒット作です。劇場版アニメも11月から公開中、2015年夏には三浦春馬さん主演で実写映画公開も予定されており、豪華キャストの配役が発表されました。2016年には、テレビアニメ第2期の製作も決定しており、さらに注目が高まっています。

〈女性向けマンガTOP10〉

女性向けマンガは、10月から綾瀬はるかさん主演で話題沸騰中のテレビドラマ『きょうは会社休みます。』(藤村真理/集英社刊 6巻まで配信中)が、怒涛の追い上げを見せ、見事第1位の快挙となりました。彼氏いない歴&処女歴33年のOLが、33歳の誕生日に12歳年下のイケメン大学生と一夜を共にし、初めての恋愛が始まるというピュアラブストーリー。年下イケメン大学生とのラブに加え、年上のCEOからも求婚されるなど、アラサー女性にとっては夢のようなロマンスにうっとりするファンが急増。テレビドラマも高視聴率をキープしており、ただいま人気急上昇中です。そして第2位には、女性向け月間漫画雑誌「ARIA」に掲載された『進撃の巨人 悔いなき選択』(原作:諫山創 ストーリー原案:砂阿久雁(ニトロプラス) 漫画:駿河ヒカル/講談社刊 全2巻)が、上半期に引き続きランクイン。『進撃の巨人』の人気キャラクター・リヴァイ兵長とエルヴィン団長の出会いを描いたスピンオフで、進撃ファンの間で大きな話題を呼びました。

男性、女性マンガ共に『テラフォーマーズ』『東京喰種トーキョーグール』『七つの大罪』『アオハライド』『L・DK』など、ドラマ化やアニメ化、映画化で人気を集めたメディアミックス作品が、上半期に引き続き、数多くランクインする結果となりました。

〈ライトノベルTOP10〉

ライトノベルランキングでは、4月にテレビアニメが放映され、人気を博した頭脳バトルファンタジー『ノーゲーム・ノーライフ』(榎宮祐/ KADOKAWA/メディアファクトリー刊 最新6巻まで配信中)が第1位を獲得。そして第2位には、7月に実写映画が公開され、主演のトム・クルーズさん来日でも話題を呼んだ『All You Need Is Kill』(桜坂洋・安倍吉俊/集英社/文芸刊)が、上半期よりもランクアップ。ライトノベル史上初となるハリウッド映画化の偉業を成し遂げ、世界的な注目を集めました。また、第3位は、『進撃の巨人』の前日譚を描いたラノベ版スピンオフ『進撃の巨人 Before the fall』(原作:諫山創 著:涼風涼 イラスト:THORES柴本/講談社/文芸刊 全3巻)と、ジャンルを超えて“進撃の巨人旋風”が吹き荒れる結果となりました。『旦那さまの異常な愛情』(秋野真珠・gamu/イースト・プレス刊)など、女性向けライトノベルも10位中に半数の計5作ランクインしていることから、女性層にも多く支持されていることがわかります。

〈小説・文芸TOP10〉

小説・文芸ランキングでは、2013年、堺雅人さんが主演を務め、高視聴率で注目を集めたテレビドラマ「半沢直樹」の原作であり続編の『銀翼のイカロス』(池井戸潤/ダイヤモンド社刊)と『ロスジェネの逆襲』(池井戸潤/ダイヤモンド社刊)が、1位と2位を独占する結果に。さらに、同シリーズの『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』、4月にテレビドラマ放映で話題となった『ルーズヴェルト・ゲーム』、同じく高視聴率で人気を博したテレビドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作『新装版 不祥事』と、池井戸潤の作品が10位中6作ランクインし、2014年大躍進をみせました。

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