マルチデバイスでの主要動画サービスの利用状況(スマコン調査レポートより) 

2013年10月08日
インターネット利用状況を調査しているビデオリサーチインタラクティブは、2013年9月末に発刊した、スマートフォンユーザーおよびタブレットユーザーにおけるアプリや専用サイトなどのコンテンツの利用状況を把握する調査レポート「スマコン(SmartDevice Contents Report)vol.05)」より、マルチデバイスでの主要動画サービスの利用状況についてまとめた。

【調査結果の主なポイント】

◎今回集計対象としたサンプルは、PCインターネットかつスマートフォンのユーザー4,651人であり、そのうち943人がタブレットのユーザー、という構成。

●調査対象とした主要8動画サービス(YouTube、ニコニコ動画、FC2動画、GyaO!、Dailymotion、Ustream、パンドラTV、Hulu)のいずれかについて週1回以上利用している割合(以下、利用率)をみると、PCでは39%、スマートフォンでは32%となっている。タブレットでの動画サービス利用率は25%(全体比では5%)。

●3デバイスいずれかの端末での動画サービス利用率は、全体で49%とほぼ半数に達している。性・年齢別でみると、特に男女15-19才のティーン層で65%と相対的に高いのが目立つ。また、男女とも若年層ほど利用率が高い傾向にある。なお、PCでの利用をベースにすると、スマートフォン利用によって全体での動画サービス利用率は9ポイント増加していることになる。この伸び率は、男性より女性の方が大きい。
これを、タブレット所有の有無でみると、タブレットも所有している3デバイスユーザーでは53%の利用率を示し、タブレットノンユーザー(48%)を上回り、チャネルが増えることによる動画サービス利用機会の拡がりが窺い知れる。

●PCとスマートフォンに限って主要動画サービス週1回以上利用者の利用デバイスの重複状況をみると、全体では48%が重複利用であり、PCのみでの利用が33%、スマートフォンのみが19%、という構成になっている。スマートフォンのみでの利用の割合は、男性にくらべ女性の方が高く、特に女性20-34才のF1層では27%までがスマートフォンのみで利用してことがわかる。

●個別サービスの利用率をみてみると、各デバイスとも「YouTube」が最も高く、重複を除いた3デバイストータルでは44%に達する。

「スマコン(SmartDevice Contents Report) vol.05」本調査の概要
・調査エリア:日本全国
・調査対象者:15~69歳の
  スマートフォン所有者 4,651サンプル
  タブレット端末所有者 1,292サンプル
  計5,000サンプル(重複所有者943サンプル)
・対象者構成:予備調査におけるスマートフォン所有者もしくはタブレット端末所有者(本調査非協力者は除く)
・調査方法:Web調査
・調査時期:2012年8月23日(金)~8月27日(火)

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[ビデオリサーチインタラクティブ]
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