「少額投資非課税制度 NISA」に関する調査 

2013年10月25日
ネット行動分析サービスを提供するヴァリューズは、「少額投資非課税制度 NISA」に関する調査を実施。

【調査・分析概要】

 全国のVALUESモニターを対象として、2013年10月11日~16日にアンケート調査を実施し、証券取引経験の有無やNISAの認知・利用意向などを16,122人から聴取。続いて、アンケート回答者のうち株式・投資信託・FXなどの金融資産を保有している人を対象に、2013年9月度ネット行動ログを比較・分析しました。

【調査結果サマリー】

◆ 10月のNISA口座開設スタートで進む「NISA」の認知
 ~金融資産保有者のうち、「名称を知っている」は9割、「内容まで理解している」は6割
 株式・投資信託・FXなどの金融資産を保有している人にNISAについて尋ねたところ、「NISAの名称を知っている」は90.3%、「内容まで理解している」は57.3%となりました。 10月1日のNISA口座の開設手続きスタートにともないニュース・CMでも話題になったことから、NISAの認知および内容理解は高まっているといえそうです。

◆ 「既にNISA口座開設済み」の割合は、20代男性・50代以上男女で4割超と高い
 NISAを知っていて内容も理解している人に、NISAの口座開設状況をたずねたところ、20代男性及び50代・60代以上のシニア層で「既にNISA口座を開設している」が4割を超え、他の性・年代層より高い結果となりました。特に60歳以上の男性では51.7%と過半数を超えていました。

◆ NISA認知者は経済・金融サイトで積極的に情報収集。1位は「Yahoo! ファイナンス」
 2013年9月度のネット行動ログを分析したところ、NISA非認知層(知らない・内容がわからない)に比べてNISA認知層(内容を理解している)がよく閲覧したサイトのTOP5は全て経済・金融系のサイトとなっており、1位「Yahoo! ファイナンス」、2位「SBI証券」、3位「日本経済新聞」でした。NISA認知者は投資やマネーの情報サイトによくアクセスし、積極的に情報収集をしていたことがわかります。

【結果概要】①アンケート結果 編

◆ 10月NISA口座開設スタートで進む「NISA」の認知
 ~金融資産保有者のうち、「名称を知っている」は約9割、「内容まで理解している」は6割
 2013年10月11日~16日にヴァリューズモニターを対象に実施したアンケートで、現在の金融資産の保有状況を尋ねたところ、株式(国内・海外)が28.3%、投資信託が19.0%、FXが4.7%、REITが3.6%でした。
 これらの金融資産を保有していると回答した人に、「NISA」を知っているか尋ねると、「知っており、内容も理解している」が57.3%、「名前はきいたことがあるが、詳細は知らない」が33.0%、「知らない」が9.7%となりました。
10月1日よりNISA口座の開設手続きが証券会社や銀行などの各金融機関でスタートし、メディア・テレビCMなどでも話題になったことから、「NISA」の認知が進んだと考えられます。

◆ 「既にNISA口座開設済み」の割合は、20代男性・50代以上男女で4割超と高い
 次に、NISAを知っていて内容も理解している人に対し、NISAの利用意向・口座開設状況について尋ねました。年代別に比較してみると、20代男性、及び50代・60代以上のシニア層で「既にNISA口座を開設している」が4割を超え、他の性・年代層より高い結果となりました。特に60歳以上の男性では51.7%と過半数を超えていました。NISAへの対応・準備は、団塊世代以上の層でとくに進んでいるようです。

 また、「NISA口座を開設した」人、及び「NISAを利用してみたい」人に口座開設時に重視するポイントをたずねたところ、「取引手数料の安さ」、「インターネットで取引できる」が2大重視点となっていました。節税効果を十分に生かしたい、かつ取引の利便性も重要、と考えている人が多いようです。

 アンケート調査では、最後にNISA導入による取引意識の変化についても尋ねました。年代別に比較すると、50代・60代以上のシニア層では「株取引や資産運用の意識に変化はない」と回答する割合が6割近くあるのに対し、20代・30代では、「より積極的に投資をするようになる」「より長期的な視野で投資をするようになる」と回答した割合が他の世代よりも高くなっており、NISAが若年層の投資意欲を刺激するきっかけになりそうなことがうかがえます。

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[ヴァリューズ]
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