ウィルス対策ソフトパフォーマンス調査 

2014年02月06日
角川アスキー総合研究所は、有料のウイルス対策ソフトのパフォーマンスについての調査を実施し、結果をとりまとめた。
パソコン利用者がウイルス対策ソフトを導入するにあたっては、ウイルス検知性能ももちろんですが、導入した結果、パソコンの起動や日常の使用にどれくらい影響があるのかについてが、製品を選択する際の大きな基準となります。今回、パソコンの起動やフルスキャンの速度、常駐時のメモリー使用量など、ユーザーが最も気になるであろうパフォーマンスの調査を、アスキーパソコン倶楽部(株式会KADOKAWA アスキー・メディアワークスBC)と共同で実施しました。

【調査結果の要点】

WindowsやWebブラウザーの起動が速いのはカスペルスキー
各ウイルス対策ソフトをインストールしたパソコンでWindowsの起動時間を測定すると、今回調査したソフトのうちで最も速かったのは「カスペルスキー2014」。Webブラウザーの起動時間も「カスペルスキー2014」が最も速く、パソコンの本来のパフォーマンスへの影響が少ないウイルス対策ソフトと言える。

HDDやメモリーの使用量が少ないのはウイルスバスター
実行時のHDDやメモリーの使用量が最も少ないのは、HDDは633MB、メモリーは43MBを使用する「ウイルスバスター クラウド」だった。特にHDD容量は、他のソフトがおおむね1GB程度使用するのに対して、「ウイルスバスター クラウド」と「マカフィー オールアクセス2014」(730MB)は少ない。

他のウイルス対策ソフトからの乗り換えやすさはカスペルスキー
すでにウイルス対策ソフトが導入されているパソコンに別のソフトを導入する際、前のソフトを自動的に検知してアンインストーラーが起動するかどうかを検証すると、「カスペルスキー 2014」は今回調査した6ソフト中最多の5ソフトを検出した。

【ウイルス対策ソフトパフォーマンス調査結果】

1. 各ウイルス対策ソフトおよびインストールしたパソコンのパフォーマンス
WindowsやWebブラウザーの起動時間は「カスペルスキー2014」が最も速く、Wordの起動時間は「スーパーセキュリティZERO」が最速で、動作の軽いウイルス対策ソフトと言える。フルスキャン時間(Windowsフォルダー)も「カスペルスキー2014」が速いが、CPU使用率の最も低いのは「スーパーセキュリティZERO」。HDDやメモリーの使用量は、「ウイルスバスター クラウド」が最も少なく、スペックの低い環境にはありがたい。

2. 各ソフトの不適切なWebサイトのブロック数(ペアレンタルコントロール時)
アダルトサイトや出会い系サイト、風俗関連サイトなど、不適切と思われる26のサイトにアクセスし、ペアレンタルコントロールによってブロックされるかどうかを検証したところ、「ノートン セキュリティ」が22の、「ESETファミリーセキュリティ」が21のサイトをブロックした。

3. 各ソフトの乗り換えやすさ
上段のウイルス対策ソフトがインストールされているパソコンに、左のソフトを追加した際の挙動を検証。結果は、「カスペルスキー2014」が、「スーパーセキュリティZERO」以外のすべてのソフトを検知して、アンインストーラーが自動的に起動した。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[角川アスキー総合研究所]
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