全国キャラクター調査(全キャラクター編) 

2015年01月07日
日本リサーチセンターは、全国15~79歳男女1,200人を対象に、訪問留置のオムニバス調査(NOS)を、毎月定期的に実施しております。このたび「全国キャラクター【Part5:全キャラクター編】」について、オムニバス調査(NOS:日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)により自主調査を企画・実施。

【主な調査項目】

106種類のキャラクターの中で、好感度トップは?
好感度の男女の違い、年代別の違いは?
キャラクター商品購入率は?

【調査結果の要約】

◆日本では、マンガやアニメなどに登場するキャラクター人気が高く、キャラクターを商品化したビジネスも盛況である。キャラクター市場の実態として、どのようなキャラクターが認知され、好感をもたれているだろうか?また、それらのキャラクターグッズは商品としてどのくらい購入されているのか?

本報告書は、「NRC全国キャラクター調査」 から、全キャラクター106種類の結果を総括したものである。調査は、日本全国の15~79歳男女を対象に、訪問留置法という手法で、2014年10月3日~15日に実施した。
(エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割りつけており、全体数字は、エリアや年代で偏りがない結果となっている) 

1. 106種類のキャラクターの中で、好感度トップは「ふなっしー」

・認知度は、「ドラえもん」「サザエさん」「それいけ!アンパンマン」「ちびまる子ちゃん」「ゲゲゲの鬼太郎」「鉄腕アトム」「クレヨンしんちゃん」「ルパン三世」といったマンガ・アニメのキャラクターが9割台と高い。その中で、ゆるキャラ・ご当地キャラの「ふなっしー」と「くまモン」がともに92%と健闘。

・好感度の第1位は「ふなっしー」(38%)で、第2位は「くまモン」(31%)となり、ゆるキャラの2強がキャラクター106種の中で最も人気があるという結果であった。「ふなっしー」と「くまモン」は、マンガ・アニメや海外の有名キャラクターと比較しても好感度が高く、ゆるキャラの世界にとどまらず、キャラクター全般において人気が浸透していることがわかる。

・3位以下は、「ミッキー&フレンズ(ミッキーマウス、ドナルドダックなど)」と「となりのトトロ」(ともに29%)、「ドラえもん」(27%)、「くまのプーさん」(25%)と続く

・2014年に流行・話題となったキャラクターに注目すると、「アナと雪の女王」は認知度81%(好感度12%)、「妖怪ウォッチ」は55%(7%)、「LINEキャラクター」は44%(9%)、「進撃の巨人」は42%(6%)であった。


2. 好感度の男女の違い、年代別の違いは?

・「ふなっしー」は、男女ともに10代から70代までいずれも好感度上位5位にランキングされており、性・年代を問わず幅広く人気がある。

・「アナと雪の女王」は、全体の好感度は12%だが、女性40代以下でみると19~33%と高い。

・「妖怪ウォッチ」は、全体の好感度は7%と低いが、女性30代でみると27%と高い。


3. キャラクター商品購入率は?

・この1年間(10月調査時点)のキャラクターグッズ購入率は、「ミッキー&フレンズ」がトップ。「くまモン」が「ふなっしー」を抑えて2位、「妖怪ウォッチ」は3位。「妖怪ウォッチ」の好感度はあまり高くないが、キャラクター商品としての存在感は大きい。

・「ミッキー&フレンズ」は女性40代以下、「妖怪ウォッチ」「アナと雪の女王」は女性30代、「くまモン」「ふなっしー」は女性40代で購入率が高い。



【調査概要】
調査方法:NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)調査員による個別訪問留置調査
調査対象:全国の15~79歳の男女個人
有効回収数:1200人(サンプル)
 ※エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付実施
サンプリング:毎月200地点を抽出、住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割当て
調査期間:10月調査 2014/10/3~2014/10/15

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本リサーチセンター]
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