墓参りに関する意識調査 

2015年09月17日
メモリアルアートの大野屋は、関東・関西エリアの20代以上の男女のべ618名に墓参りに関するアンケート調査を実施し、調査結果をまとめました。現代人の墓の存在に対する考え方やお墓との関わり方が見えてくる調査結果となりました。

【調査結果サマリー】

■ 年間の墓参り頻度は年1回~4回が全体の64.9%。平均の墓参り回数は年4.5回。関東は年平均4.1回、関西は4.8回。

■ 墓参り頻度に比較的満足していると感じる人は全体では3割以上。満足している割合が最も多いのは60代で39.4%。最も低いのは20代で18.4%。

■ 墓参りに行くと「心安らか」、「すがすがしい」、「温かい」、「達成感」などポジティブな感情を抱く人が多数。

■ 頻繁に墓参りに行かない理由の69.9%が「お墓が遠くにあるから」(関東では73.9%)。

■ 墓参りに行く回数が多い人は、複数の家族行事を祝う傾向にある。


【調査結果】

■ 年間の墓参り頻度は年1回~4回が全体の64.9%、平均の墓参り回数は年4.5回。

年間の墓参りの頻度について調査を行ったところ、「年1回」が19.6%、「年2回」「年3回」が共に15.6%、「年4回」が14.1%と、「年1回」~「年4回」という回答が全体の64.9%となり、平均の墓参り回数は年4.5回。関東では平均年4.1回、関西では4.8回となりました。
2011年2月に実施した同様のアンケート結果に比べてみると、2011年時は、全体平均が年2.8回、関東平均年2.4回、関西平均3.3回と、今回のアンケート結果では年間平均墓参り回数が増えた結果となりました。

■ 墓参り頻度に比較的満足していると感じる人は全体では3割以上。

比較的満足している割合が最も多いのは60代で39.4%。最も低いのは20代で18.4%。
墓参り回数の満足度を調査したところ、「十分満足」が5.8%、「まあ満足」が27.7%と比較的満足していると感じる人全体の3割強となり、年代別では、比較的満足している割合が高い年代は60代の39.4%、続いて50代の38.8%、一番満足度が低いのは20代の18.4%で、年代が高くなるにつれて満足度は高くなる結果となりました。

■ 墓参りに行くと「心安らか」、「すがすがしい」、「温かい」、「達成感」などポジティブな感情を抱く人が多数。

墓参りに行くとどのような気持ちになるか複数回答で聞いたところ、最も多かった回答が「心安らかな気持ち」53.5%、次いで「すがすがしい気持ち」43.0%、「温かい(心満たされる)気持ち」25.9%と、何等かプラスな感情を抱く方が大多数となりました。

■ 頻繁に墓参りに行かない理由の69.9%は「お墓が遠くにあるから」(関東では73.9%)。

墓参り頻度に満足していない人を対象に頻繁に墓参りに行かない理由を調査したところ、「お墓が遠くにあるから」という回答が69.9%と圧倒的多数となり、「仕事や家事で忙しいから」が27.3%、「時間がないから」が19.0%、「親族にお墓を任せているから」が15.3%、「経済的余裕がないから」が13.9%という結果となりました。
特に関東では、関東以外の地域(地方)にお墓を持つ方が多いためか、「お墓が遠くにあるから」という回答が73.9%と高い結果となりました。

■ 墓参りに行く回数が多い人に、複数の家族行事を祝う傾向にある。

母の日、父の日、家族の誕生日会や、初詣、クリスマス、お盆の供養など墓参り以外の全16個の家族行事を家族で祝う頻度について複数回答で調査を行ったところ、墓参り回数が多い人ほど、複数の家族行事を祝うと回答する人が多いという結果となりました。家族とのつながりが、墓参りの回数にも関係していることが伺えます。

近年お墓を守ることへの負担が取りざたされる中、今回の調査結果からお墓を持つ人は家族とのつながりを感じながら墓参りを行い、供養が生活の中で自身の心を満たす行為として捉えられているということが分かりました。


【調査概要】
調査対象:関東(東京・千葉・埼玉・神奈川)と関西(大阪・京都・兵庫)エリアの男女
回答人数 618名(20代~30代 206名、40代~50代 206名、60代以上 206名)
調査期間:2015年8月18日~2015年8月19日
調査方法:インターネットリサーチ

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[メモリアルアートの大野屋]
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