猫のしつけと飼育に関する調査(猫の飼い主対象) 

2016年07月12日
アイペット損害保険(アイペット損保)は、猫の飼い主561名を対象に飼育に関する調査を実施しました。

調査結果からは、フードのあげ方やトイレ、爪とぎなどのしつけ方法の実態が浮かび上がってきました。猫のしつけは一般的に難しいと言われていますが、「しつけたことがある」と回答した方は約80%いました。また、男女によって回答に違いがみられることも明らかになっています。

【調査結果概要】

猫を迎え入れる際、最初に購入したグッズはフード・おやつが1位

フードのパッケージに記載されている容量・用法にしたがっている方は約50%

女性よりも男性の方がフードのパッケージに記載されている容量・用法にしたがう傾向がある

飼い始めたときからフードの量を自身で決めている方は約70%

飼い始めの悩みは「しつけ」が1位

猫のしつけをした経験があると回答した方は78.4%

半数以上の方が猫にトイレのしつけをしたことがあると回答

トイレのしつけ方として「おこる」と回答した方は54.7%で1位

猫にとって危険な場所への立ち入りをしつけたことがあると回答した方のうち56.4%は女性


【調査結果】

猫を迎え入れる際、最初に購入したグッズはフード・おやつが1位

猫を迎え入れる際、一番初めに購入したグッズを伺ったところ、「フード・おやつ」が74.3%で1位、「トイレ」が72.0%で2位となりました。続いて、3位の「食器」という回答が43.3%となっています。「食器」が上位に来ている理由は、「フード・おやつ」と同時に購入する飼い主が多いからではないでしょうか。「フード・おやつ」や「トイレ」を一番に購入される飼い主が多い理由は、それらが必需品として認識されている からでしょう。

フードのパッケージに記載されている容量・用法にしたがっている方は約50%

設問1に関連して「フードの与え方を伺ったところ、49.2%の方がフードのパッケージに記載されている容量・用法に「したがっている」と回答しました。その他の回答では、「多頭飼いで仕事が不規則なためフードを管理できていない」、「同時に複数頭にフードを与えているため一頭あたりのフードの量を把握出来ていない」といった、多頭飼いの方ならではのコメントが見られました。猫は犬に比べて多頭飼いをされている傾向があり(※)、フードの量を常に把握することが難しいためこのような結果になったのかもしれません。
(※)「猫の多頭飼いに関するデータ」: (一般社団法人 ペットフード協会 2015年調査)

女性よりも男性の方がフードのパッケージに記載されている容量・用法にしたがう傾向がある

設問2を男女別に見たところ、「したがっている」と回答した女性が51.7%に対して、男性が65.4%となりました。ちなみに、女性と男性の差は13.7%でした。

飼い始めたときからフードの量を自身で決めている方は約70%

設問2で「したがっていない」と回答した方に、「愛猫に合わせてフードを与えるようになった時期」を伺ったところ、「飼い始めた時から」という回答が69.6%となりました。飼い始めた時に真っ先に購入するフードだからこそ、飼い主の意思が強く反映される結果となったのではないでしょうか。
次の設問から「しつけ」の調査結果になります。猫を飼い始めたときの「しつけ」に関して、どのような悩みを持った飼い主が多いのでしょうか。

飼い始めの悩みは「しつけ」が1位

猫を迎え入れる際、一番初めに購入するグッズは「フード・おやつ」が1位でしたが、飼い始めの悩みとして「フード・おやつ(15.3%)」を選んだ方は「しつけ(44.4%)」よりも28.9%も少ないことが分かりました。 猫は犬に比べてお座りや伏せなどのしつけをする習慣がないので、しつけに関する悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。
また、その他と回答した方の中には「抜け毛」や「夜泣き」、「ペット保険」という回答もありました。

猫のしつけをした経験 があると回答した方は78.4%

設問5に関連して、「猫をしつけたことがありますか」という質問に対して、「ある」と回答した方は78.4%で、「ない」と回答した方に大きく差をつける結果となりました。
「ある」と回答した方は、猫に対してどのような項目をしつけているのでしょうか。

半数以上の方が猫にトイレのしつけをしたことがあると回答

設問6に関連して「しつけの内容」について伺ったところ、「猫にトイレのしつけをしたことがある」という回答が55.4%で1位となりました。以下、「爪とぎ」、「人間の食べ物の盗み食い」と続いています。
また、「しつけたことがない」という回答が21.6%となりました。その他の回答では、「配線の甘噛み」という回答も見られました。

トイレのしつけ方として「おこる」と回答した方は54.7%で1位

設問7に関連して、「トイレのしつけ方」を伺ったところ、「おこる」という回答が54.7%で1位となりました。  トイレ以外の場所で排泄をしてしまった時、「おこる」や「大きな音を出す等して、驚きを与える」などの手段でしつけをすると、猫はトイレ以外の場所で排泄をしたことに対しておこられていると感じるのなく、排泄の行為自体をおこられていると感じます。
そのようにしつけてしまうと、猫は排泄行為自体をしなくなってしまう可能性があります。
排泄をしなくなると膀胱炎などの病気にかかる確率が上がります。
ですので、猫をしつける際、飼い主はおこるのではなくほめて猫をしつけるといいかもしれません。

猫にとって危険なへ所の立ち入りをしつけたことがあると回答した方のうち56.4%は女性

設問7に関連して「猫にとって危険な場所への立ち入り」をしつけたことがあると答えた方を男女別に見たところ、 男性よりも女性の方が多い結果となりました。
例えば、キッチンには食器や包丁など猫にとって危険なものがたくさんあるので、そこに立ち入らないようにしつける女性が多いことが考えられます。


【調査概要】
調査対象:20代以上の猫飼育者
調査人数:561人(男性280人、女性281人)
調査方法:インターネットによるアンケート(複数回答可)を実施
調査期間:2016年6月1日

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[アイペット損害保険]
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