ペットの傷病ランキング 

2018年05月15日

アイペット損害保険は、2017年にお客さまからの保険金請求実績に基づく「ペットの傷病ランキング」(※)を発表します。
※傷病:疾病(病気)と傷害(ケガ)を総称した呼称

調査結果


  • 総合傷病ランキング(犬猫別、年齢不問)で請求件数が最も多かったのは、犬は「皮膚炎」、猫は「下痢」(※1)
  • 総合傷病ランキング(犬猫別、年齢不問)で平均診療費が最高額となったのは、犬は「骨折」131,300円、猫は「異物誤飲」75,600円(※2)
  • 手術ランキング(犬猫総合、年齢不問)で請求件数が最も多かったのは、「腫瘍」
  • 手術ランキング(犬猫総合、年齢不問)で平均診療費が最高額となったのは、「白内障」414,800円(※3)。
  • 年齢別に見た場合、子犬・子猫(0歳)ともに「下痢」が1位

※1:総合傷病ランキング:通院・入院・手術を総合した保険金請求件数ランキングを指す
※2:ランキング上位10位内に限る
※3:ランキング上位10位内に限る

本調査では、犬・猫や年齢によってかかる傷病に違いが見受けられました。

調査結果


調査結果1.総合傷病ランキング(犬猫別)

犬・猫ともに「皮膚炎」「下痢」が上位3位以内で共通しています。一方、犬・猫による違いが見られた傷病もありました。犬に特徴的だった傷病は、小型犬に多く、手術を伴う可能性がある「骨折」や「膝蓋骨脱臼」といった傷病でした。一方、猫に特徴的だった傷病は「膀胱炎」や「腎不全」といった泌尿器系の疾病となりました。犬・猫別に上位10以内の平均診療費を比較したところ、犬は「骨折」131,300円が最も高額な傷病だったのに対して、猫は「異物誤飲」75,600円が最も高額な傷病でした。

調査結果2.手術ランキング(犬猫総合)

手術を伴った傷病に限って集計をしたところ、高齢の犬・猫によく見られる「腫瘍」が1位となりました。以下、幅広い年齢の犬・猫によく見られる「歯周病」や若齢の子や食欲旺盛な子は特に注意が必要な「異物誤飲」が続きました。ちなみに、10位の「白内障」の平均診療費が414,800円と上位10以内で最高額となりました。

調査結果3.総合傷病ランキング(犬猫別、年齢別)

子犬・子猫(0歳)ともに「下痢」が1位となりました。また、犬・猫や年齢によって、かかりやすい傷病に違いが見られることが分かりました。子犬(0歳)に特徴的な傷病は「骨折」であるのに対して、高齢犬(7歳以上)は「歯周病」や「僧帽弁閉鎖不全症」(心臓に関する傷病)や「歯周病」が見られました。子猫(0歳)に特徴的な傷病は「結膜炎」「外耳炎」「猫カゼ」であるのに対して、成猫(1歳~6歳)は「尿石症」、高齢猫(7歳以上)は「腎不全」や「腫瘍」、「糖尿病」が見られました。
子犬・子猫で1位が「下痢」になった理由として、子犬・子猫は環境の変化によるストレスに左右されやすいことや、消化器系が成熟しきっていないため、体調が不安定になる傾向があるようです。

調査概要


調査対象:2017年1月1日- 2017年12月31日の保険金請求実績に基づく(直接請求分のみ)
※当社へ直接ご請求いただいたデータを元に作成しており、診療費等の一般的な平均・水準を示すものではありません。
調査サンプル数:36,822件(調査結果①③)調査サンプル数:2,231件(調査結果②)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アイペット損害保険]
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