「平成の女子高生(JK)に関する世代別トレンド」調査 ~ライフスタイル編~ 

2018年11月16日

フリューが運営する女子高生・女子大生の動向調査・研究機関『GIRLS’TREND(ガールズトレンド) 研究所』は、2018年10月に「平成の女子高生(JK)に関する世代別トレンド」の調査を実施しました(サンプル数:413)。本レターは、2019年4月30日で平成が終わりを迎えるにあたり、平成元年(1989年)、平成8年(1996年)、平成30年(2018年)の各世代における女子高生の流行を比較する連続企画です。初回となる今回は、「ライフスタイル」に焦点を当てた調査結果を以下のとおり発表いたします。

【平成元年(1989年)のJK *現在44~47歳】
バブル景気の真っ只中である平成元年に女子高生だった世代。ファッションやメイクなどの参考先では松田聖子さんが第1位となりました。80年代の女性アイドル人気は、女子高生の私生活にも影響を与えていたようです。また、カラオケで盛り上がるアーティストはプリンセス プリンセス、好きなテレビ番組は「とんねるずのみなさんのおかげです」と「ザ・ベストテン」が最多の結果に。好きな男性芸能人は少年隊の東山紀之さん、結婚相手の条件は「優しい・顔が好み・高身長」に。バブル期の象徴「3高」の要素が入りました。
【平成8年(1996年)のJK *現在37~40歳】
“女子高生”がブランド化し、流行の発信源となっていた怖いもの知らずの平成8年世代。今年惜しまれつつも引退した平成の歌姫・安室奈美恵さんは、当時はコギャルのカリスマとして「アムラー」が社会現象になる程にまで大流行しました。本調査でも、ファッションやメイク、カラオケなど、複数のランキングで第1位となり、“カリスマ”の時代を象徴する結果となりました。好きなテレビ番組は「学校へ行こう!」、よく飲んでいた飲料水については“ももてん”の愛称で親しまれた「桃の天然水」が登場。好きな男性芸能人は竹野内豊さんがランクイン。結婚相手の条件は「優しい・顔が好み・誠実」となり、平成元年JKに比べて内面を重視する傾向が見られました。
【平成30年(2018年)のJK *現在15~18歳】
スマホネイティブ世代の今のJK。価値観の多様化が進んでおり、ファッションやメイクの参考先は実に多様です。第1位は藤田ニコルさんや広瀬すずさん、YouTuberのこばしり。さんなど、多ジャンルの方がランクインしました。カラオケで盛り上がるアーティストにはDA PUMPが登場。他の2世代と比べて上位10位に男性が多く見られ、聴かせるよりも「U.S.A」のように皆で楽しめる曲が人気。また、最も人気の飲料は「タピオカドリンク」となり、味だけでなく“インスタ映え”を意識する旬の流行が伺えます。好きな男性芸能人は吉沢亮さんが1位。結婚相手の条件は「優しい・自分のことをずっと愛してくれる・安定した仕事に就いている」となり、より安定的な条件を求める結果となりました。当研究所が2015年に発表した「3温」*の傾向が継続しているようです。

*…「3温」とは、結婚相手に求める条件の上位3要素「優しさ」「愛情」「安心感」のこと。(「将来像に関する意識調査(2015. 8.25発表))

調査結果


Q.あなたにとっての歌姫は? ※自由回答
安室奈美恵さんが2世代でランクイン。平成30年では、バーチャル・シンガー「初音ミク」が入っている点も特徴的。

Q.カラオケで盛り上がるアーティストは? ※自由回答
平成元年・8年は大半が女性。平成30年は男性が多数登場し、全体的に皆で盛り上がる曲を選ぶ傾向が伺える。

Q.ファッションやメイクを参考にする有名人は? ※自由回答
平成元年・8年は圧倒的支持を得る“ファッションアイコン”的存在が居たのに対し、平成30年は1位に複数のタレントがランクイン。好みの多様化が伺える結果に。

Q.好きな番組は? ※自由回答
平成元年はお笑い色の強い番組が人気。平成8年は男性アイドルやお笑い芸人が司会を務める番組が台頭し、特に音楽番組が流行。平成30年は男性アイドルがレギュラーを務める、様々なジャンルのバラエティ番組が上位を占めた。

Q.好きな男性芸能人は? ※自由回答
平成元年・8年は男性アイドルやアーティストがランクインしているのに対し、平成30年世代は俳優が多め。

Q.流行っていることなどの情報はどこで知る? ※複数回答
どの世代においても、「友だちとの会話」が上位にランクイン。以前はテレビや雑誌などのメディアが情報入手先として使われていたが、平成30年ではその傾向は減少しSNSが台頭。

Q.あなたが思う女子高生の流行語は? ※自由回答
強調する意味合いを持つ言葉が複数ランクイン。平成元年は、特定の言葉だけでなく複数の言葉が浸透していた様子が伺える。

Q.あなたが思う女子高生が良く飲む飲料水といえば? ※自由回答
平成8年は、CMで話題となった「桃の天然水」が上位に入っている点が特徴的。
また、平成30年は美味しく空腹が満たされながらも“SNS映え”が追い風となりタピオカが第1位に。

Q.もし結婚をするなら、相手に望む条件は?(最大3つまで)  ※複数回答
「優しい」ことがいずれの世代でも重要視されている結果に。2位以降は、平成30年世代は “安定志向”である一方、平成元年・8年世代は「顔が好み」「高身長」「高収入」など外見やステータスに関する条件も上位にランクイン。
“フリュー株式会社「GIRLS'TREND 研究所」調べ”

調査概要


調査内容:平成女子高生のライフスタイルに関する調査
調査期間:2018年10月10日(水)~10月14日(日)
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:セルフ型ネットリサーチ「Fastask」のモニター会員様
有効回答数:
 45才~48才女性(平成元年時に高校生) 140
 37才~39才女性(平成8年時に高校生)  164
 15才~18才女性(現役高校生)    109

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