中国スポーツ用品市場に関する調査結果 2012 

2012年09月27日
矢野経済研究所は、中国のスポーツ用品市場の調査を実施。調査期間:2012年5月~2012年8月、調査対象:中国スポーツ用品関連企業、中国体育用品業聯合会、中国消費者協会、国家統計局等、調査方法:専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用。本調査におけるスポーツ用品とは、各種スポーツ向けのウェア、シューズ、用具などのスポーツ関連用品をさす。但し、健康増進を目的とする健康器具(業務用・家庭用)は除く。

中国スポーツ用品市場は、北京オリンピックを契機に大きく成長し、2008年から2010年まで前年比115%を越える成長を遂げてきた。2011年の中国スポーツ用品市場も前年比114.3%の1,200億元(メーカー出荷金額ベース)と順調に伸長した。同市場では、グローバルブランドである外資系ブランド企業だけでなく、大手の中国ローカルブランド企業もそれらに続く位置を占める。

今後も経済成長とともに、中国人の可処分所得は伸びる。とくに、「80后」と呼ばれる80年代生まれ世代のホワイトカラー層は、健康に対する意識が高く、スポーツ用品需要の中心となる。こうした状況を背景に、2012年の中国スポーツ用品市場は、1,350億元(前年比112.5%、メーカー出荷金額ベース)に達すると予測する。
[矢野経済研究所]
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