事業承継に関する企業の意識調査 

2013年07月11日
帝国データバンクは、事業承継に関する企業の見解について調査を実施した。なお、本調査は、TDB景気動向調査2013年6月調査とともに行った。

調査期間は2013年6月18日~6月30日、調査対象は全国2万2,750社で、有効回答企業数は1万157社(回答率44.6%)。分析対象は回答者が代表権を持つ役職者である企業4,196社とした。

【調査結果】
1. 事業承継を「最優先の経営問題」と捉えている企業は23.3%。「経営問題のひとつ」(63.0%)と合わせると、企業の86.3%が事業承継を経営問題として捉えている。

2. しかし、事業承継を進めるための計画については、「計画はない」が30.0%、「計画はあるが、まだ進めていない」が32.4%となり、6割超の企業が事業承継への取り組みを行っていない。「進めている」は27.6%にとどまった。

3. 「事業承継計画を進めていない/計画がない」理由として、「まだ事業を譲る予定がない」が半数近くに達する。事業の将来性への不安や借入に際しての個人保証も上位に挙がった。

4. 事業承継で苦労することは「後継者育成」が約6割で最多。「従業員の理解」が約3割で第2位。

5. すでに事業承継を終えた企業で、良かった点として、「従業員の経営参加や権限委譲」「仕事の効率アップ」「従業員の士気向上」「業績の改善」が上位に。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[帝国データバンク]
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