3Dスキャナ市場に関する調査 2013 

2013年08月27日
矢野経済研究所は、次の調査要綱にて国内の3Dスキャナ市場の調査を実施した。

【調査結果サマリー】

◆2012年度の国内3Dスキャナ市場は1,280台、7,680百万円と伸長
2012年度の国内3Dスキャナ市場は、数量が1,280台(前年度比136.2%)、金額が7,680百万円(同125.3%、事業者売上高ベース)となった。短距離製品は主要分野である試作・検査・評価・リバースエンジニアリングなどの工業系用途ユーザー企業の設備投資が堅調に推移したことに加え、歯科、美容などの医療分野や3Dプリンタを軸としたコンシューマ、SOHO向けサービス事業者への導入が進展した。一方、長距離製品は土木・建設系用途の底堅いリプレース需要に支えられながら堅調に推移した。

◆2016年度の国内3Dスキャナ市場は2,300台、11,000百万円と大幅成長を予測
現在3Dスキャナ市場の中心になっているのは、工業系用途を中心としたBtoB市場である。しかし、まだ規模は小さいものの、今後は非工業系用途でBtoBtoC市場やBtoC市場での需要が拡大していくと予測する。エステやスポーツクラブ、下着メーカーなどで使用されるボディスキャナ・フェイススキャナに加え、デザイン確認、ものづくり支援で美術系や工業系の大学・専門学校、タレント・キャラクターのフィギュアやデスマスクなどを展開するエンターテイメント関連事業者への導入が進み、エンドユーザーがコンシューマである市場が形成されると考える。
これらを背景に、2016年度の国内3Dスキャナ市場は、数量が2,300台、金額が11,000百万円(事業者売上高ベース)へ成長すると予測する。


【調査概要】
調査期間:2013年6月~8月
調査対象:3Dスキャナメーカー、3Dソフトウェアメーカー、商社等
調査方法:専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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