ゴルフ市場に関する調査 2013 

2013年08月29日
矢野経済研究所は、国内のゴルフ市場の調査を実施した。本調査におけるゴルフ用品とは、ゴルフ用品取扱関連企業が生産・販売を行う、個人消費者向けのものをさす。また、自社ブランド商品の国内出荷分を対象とし、「OEM 請負分」は対象外とする。

【調査結果サマリー】

◆2012年のゴルフ用品国内出荷市場は、前年比103.1%とプラス成長
2012年のゴルフ用品国内出荷市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、対前年比103.1%の2,499億3,000万円となった。2010年レベルまでの回復には至らなかったものの、震災発生によるマイナスから着実に回復に向かっている。

◆ゴルフクラブが前年比106.3%とプラス成長、ゴルフウエアは苦戦
商品カテゴリー別に2012年ゴルフ用品国内出荷市場を見ると、構成比が最大のゴルフクラブが飛距離訴求型フェアウェイウッド人気などを主要因に前年比106.3%の939億8,000万円とプラス成長で推移、ゴルフ用品やゴルフボールも軒並み前年比プラスにて推移したが、ゴルフクラブに次ぐ規模のゴルフウエアが前年比99.8%と微減にとどまった。

◆2013年のゴルフ用品国内出荷市場は、前年比104.7%と更なる成長を予測
2013年のゴルフ用品国内出荷市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年比104.7%の2,616億円と予測する。ゴルフクラブ(ウッド)を中心に更なる成長を予測するが、2014年4月からの消費増税を睨んだ需要の前倒しといった側面もあり、2014年の反動減が考えられる。

◆消費増税によるゴルフ用品国内出荷市場への影響
過去に消費増税が実施された当時の市場動向及び現在の市場環境を参考に、消費増税が予定通りに実施された場合の2014年~2015年のゴルフ用品国内出荷市場規模(メーカー出荷金額ベース)を予測する。2014年は2012年実績対比95.1%に、2015年は2012年実績対比91.9%まで市場規模が縮小する可能性がある、という結果となった。


1.調査期間:2013年5月~7月
2.調査対象:日本国内のゴルフ関連企業
3.調査方法:ゴルフ用品の出荷量に関する郵送留置調査、ゴルフ用品の市場動向に対する面接取材及び電話調査

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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