東京工芸大学は、20歳以上のスマートフォン利用者を対象に、「ウェアラブル・コンピュータに関する調査」をモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)で実施、1,000名の有効サンプルを集計した。今回の調査では、昨今注目を集めるウェアラブル型のスマートデバイスが“ポストスマートフォン”としてポータブル(携帯型)デバイスに置き代わって普及することがあるのか、その可能性を探りました。

【調査結果】

<ウェアラブル端末の潜在ニーズについて>
◆スマホを使っていて不満を感じた経験
 「スマホの取り出し面倒に感じた」経験 7割半、「通知見逃し」経験 9 割
 「スマホのながら歩きで危険を感じた」5割弱、スマホ依存層では 5割半
 「スマホのロック解除が面倒」6 割、「スマホ置き忘れ」経験 6割

<ウェアラブル端末に求められる機能について>
◆ウェアラブル端末で使いたい機能
 「地図・ナビアプリ」42.8%、「インターネット検索」38.4%、女性は「レシピ・料理ナビ」に注目
◆ ウェアラブル端末で実現して欲しい機能
 「命の危険で救急通報」39.1%、「危険時に防犯ブザー」37.3%
 「健康状態の自動記録」37.6%、「起きやすいときに目覚まし」37.5%、「スマホの置き忘れ防止」36.0%
◆ メガネ型端末でプレイしたいゲームタイトル
 男性は「バイオ」「DQ」「FF」、女性は「マリオ」「マリカー」「ぶつ森」

<ウェアラブル端末の所有意向について>
◆ 消費カロリーなどを自動で記録する「活動量計欲しい」男性は 3割強、女性は 4 割半
◆ ウェアラブル端末、スマホユーザーが欲しいのは「メガネ型」より「腕時計型」
◆ 「スカウターを実用化して欲しい」ドラゴンボール世代の 30代男性では 6割弱
◆ 実現したら欲しい 「フレキシブルスマホ」64.6%、「情報を表示できる窓」71.3%

<ウェアラブル端末の今後について>
◆ ウェアラブル端末は「災害時に役立つ」7 割、「プライバシーが心配」7 割弱
◆ スマホユーザーの 6割強が「ウェアラブル端末は普及に 5 年以上掛かる」と予想


【調査概要】
・調査タイトル :ウェアラブル・コンピュータに関する調査
・調査対象 :ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする20歳以上のスマートフォン利用者(20代 男女各167名、30代 男女各167名、40歳以上 男女各166名にて割付)
・調査期間 :2013年5月17日~22日
・調査方法 :インターネット調査(モバイルリサーチ)
・調査地域 :全国

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[東京工芸大学]
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