パソコンの利用に関する調査(20代~50代の男女対象) 

2014年08月19日
ネオマーケティングは、自分用のパソコンを持っている全国の 20代~50代 600名(男性 300名/女性 300 名)を対象に「パソコンの利用に関する調査」を実施。

【調査結果】

■パソコンはライフツール?毎日パソコンを使う人が未だに約 9 割
 メインのブラウザ 1 位は脆弱性が指摘されてもなお「Internet Explorer」


パソコンとほぼ同様の性能を持ったスマートフォンやタブレットの普及が進む昨今、パソコンの使用頻度はどうなっているのでしょうか。対象となる 600 名に「あなたが、パソコンを使う頻度をお答えください」(単一回答)と尋ねたところ、「毎日」と回答した人は、50 代 93.4%、40 代 90.0%、30 代 86.7%、20 代 81.3%となり、年齢が若くなるほど使用頻度も低下傾向にあることがわかりました。若い世代を中心にスマートフォン・タブレットのみの利用者が多くなることが伺えます。しかし、全体でみると「毎日」87.8%、「週 1 日以上」96.6%と、パソコンの使用頻度は未だに高く、まだまだパソコンが日常生活の一部という方がほとんどということが言えそうです。

では、パソコンの主要機能であるインターネット接続においては、どのブラウザが使用されているのでしょうか。「あなたが主に使っているブラウザを教えてください」(単一回答)と尋ねたところ、先日セキュリティの脆弱性が話題になったにも関わらず 1 位が「Internet Explorer」(54.7%)と、半数以上の票を獲得し根強い人気を見せました。次点は「Google Chrome」で 24.3%、3 位「Firefox」という結果に。年代別で見ると、若くなるほど「Internet Explorer」使用者の割合は減少し、「Google Chrome」使用者の割合が増加する傾向にあります。若い世代ほどスマートフォンの保有率も高くなるため(※)、「スマートフォンとの連携性・親和性」が大きな理由として挙げられそうです。

※ 博報堂 DY グループ・スマートデバイス・ビジネスセンターによる「全国スマートフォンユーザー1000 人定期調査」(2014 年 4 月 11 日発表)

■最もよく使う検索サイト 1 位は「Yahoo!」で 6 割以上 2 位「Google」の約 2 倍
 理由は「なんとなく」「習慣」が約 5 割、機能面で選んでいる人はわずか 1 割


前項ではブラウザについて尋ねましたが、それでは検索サイトはどうなのでしょうか。「あなたがよく使う検索サイトを教えて下さい」(単一回答)と尋ねたところ、1 位は「Yahoo!」(62.8%)となり、2位の「Google」(31.9%)と約 2 倍の差が見られました。特に女性は 7 割以上が「Yahoo!」と回答しています。

しかし、併せてその理由を伺うと「なんとなく」(24 才女性 他多数)や「こだわりは無く習慣」(53才男性)など、具体的な理由のない方が約半数を占めました。その反面、“検索”サイトであるにも関わらず、「正確早いシンプル」(34 才男性)や「検索がしやすいから」(57 才女性)のように、使用する決め手を「機能面」から選んでいる方はわずか 1 割という結果になりました。
なお、「機能面」から選んでいる方の 86.4%が「Google」を最もよく使うと回答し、「Yahoo!」を選んでいる方の回答では、「ニュースなどをチェック」(25 才女性)や「オークションやショッピングなど利用する頻度が高いから」(31 才男性)など、検索以外のコンテンツがあることを使用する理由として挙げる方が多く見られました。
具体的な理由がないまま検索サイトを使用している方が多い反面、明確な基準で選んでいる方はその検索サイトの特徴をしっかりと捉えていることが伺えます。

■ブラウザ立ち上げ後の TOP ページも 6 割以上が「Yahoo!」
 女性は約 4 割が「PC を買った時から変更していない」と回答


続いての「ブラウザを立ち上げた際に、TOP ページに設定している検索サイト名をお答えください」(単一回答)という設問においても、1 位「Yahoo!」(60.8%)、2 位「Google」(22.2%)と前項と同じサイトが 1 位・2 位を独占しました。
同時に、ブラウザ立ち上げ後の TOP ページを変更しているか否かを尋ねたところ、「PC を買った時から変更していない」方が 33.5%もいることが明らかになりました。20 代男性では 85.3%が「自分の好きなページに変更している」一方、30 代および 50 代の女性においては約半数(30 代女性 48.0%、50 代女性 46.7%)が「PC を買った時から変更していない」という結果に。パソコンユーザーの年代・性別によって、「最もよく使う検索サイト」の選定理由と比例した意識の高低があることが垣間見えます。
また、TOP ページのデフォルト設定をそのままにしていることについて、Windows 製品でデフォルト設定の「Internet Explorer」が、メインブラウザで 1 位だったことも同様の理由が挙げられそうです。

■女性の 5 割が「ブラウザ立ち上げ後の TOP ページの変更の仕方を知らない」
 変更の仕方を知らない人の約 7 割がそのページに何らかの不便を感じている


前項にてブラウザ立ち上げ後の TOP ページを「PC を買った時から変更していない」と回答した方に対し「TOP ページを変更しない理由をお答えください」(複数回答)と尋ねたところ、「変更の仕方を知らない」の回答が全体で 37.8%、女性においては半数の 50.8%という結果になりました。しかしそれ以上に多かったのは「特になし」で 58.2%となっています。これが結果的に「最もよく使う検索サイト」の選定理由として、「なんとなく」や「慣れ」が多いことに繋がっていそうです。しかし、ブラウザ立ち上げ後の TOP ページが不便だと感じるかどうかを尋ねると、「不便だと感じない」は 30.3%に留まり、約 7 割は何らかの不便を感じていることもわかりました。

■理想の TOP ページは半数以上が「よく使うウェブサイトが集約されている」と回答
 好みのサイトをカスタマイズ&1 クリックで飛べるナビゲーションサービスに注目

では、パソコンユーザーにとってはどのような TOP ページが理想なのでしょうか。「あなたが使いたいと思う TOP ページについてお答えください」(複数回答)と尋ねたところ、「よく使う WEB サイトが集約されている」が 55.3%で 1 位、その後に「見やすい」(46.3%)、「操作が簡単」(23.7%)、「好きなサイトに変えやすい」(18.7%)などが続きました。

今後はカスタマイズやサイト/ページ移行の容易さが TOP ページに求められてくるのかもしれません。前項までで人気だった「Yahoo!」や「Google」は TOP ページからだと「ヤフオク!」や「Gmail」のような関連サービスへのリンクしかありませんが、最近では好みのサイトを並べた TOP ページを簡単に作成でき、かつ、それらのサイトに 1 クリックでアクセス可能なナビゲーションサービスも登場しています。Yahoo!が提供する My Yahoo!、マイクロソフトの Windows8 のモダン UI などが代表格ですが、最近では中国発の Hao123 なども急成長しているようです。


【調査概要】
調査主体 :株式会社ネオマーケティング
調査内容 :パソコンの利用に関する調査
調査地域 :全国
調査対象者 :自分用のパソコンを持っている 20代~50代の男女
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2014 年 8 月 1 日(金)~2014 年 8 月 5 日(火)
有効回答数 :600 サンプル

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[ネオマーケティング]
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