矢野経済研究所は、ウェアラブルデバイスの世界市場に関する調査を実施した。

<ウェアラブルデバイスとは>
ウェアラブルデバイスとは身体に装着して使用するIT機器の総称で、スマートフォンと連携させて使用する端末である。スマートフォンの機能を補完する役割のほか、ウェアラブルデバイスに搭載されたセンサーを通じて、バイタルデータ、ライフログ等のデータをインターネット・クラウドサービスに送信する機能を持つ。
主なウェアラブルデバイスとしてメガネ型デバイス「スマートグラス」、時計型デバイス「スマートウォッチ」、バイタルデータの収集に特化した「スマートバンド」等がある。

【調査結果サマリー】

◆ ウェアラブルデバイスの世界市場規模は2013年約671万台、2017年には2億2,390万台を予測

2013年のウェアラブルデバイスの世界市場規模は、メーカー出荷台数ベースで671万5,000台、分野別ではスマートバンド439万台、スマートウォッチ229万5,000台であり、スマートバンドが世界市場を牽引している。2017年には全体で2億2,390万台を予測する。
スマートウォッチ市場は、Apple Watchの評価が高まれば急拡大するものとみる。スマートバンドは、体温、心拍数、血圧測定などの「ヘルスケア端末」として、世界的なビジネス拡大が期待される。

◆ ウェアラブルデバイスの国内市場規模は2013年度約53万台、2017年度には1,310万台を予測

2013年度のウェアラブルデバイスの国内市場規模は、メーカー出荷台数ベースで53万3,000台、分野別ではスマートバンド33万2,000台、スマートウォッチ20万台であった。2017年度には全体で1,310万台を予測する。
国内市場においては、ウェアラブルデバイスのへの認知は高まりつつあるものの、本格的な普及には至っていないようであるが、通信事業者を中心とした、端末やサービス展開とともに、認知が広まることで、国内ウェアラブル市場は拡大するものと考える。


【調査概要】
・調査期間:2013年6月~2014年8月
・調査対象:携帯電話・スマートフォンメーカー、コンピューターメーカー、国内半導体メーカー、関連業界団体等
・調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
 マイページ TOP