住宅リフォーム市場に関する調査~2014年第2・3四半期~ 

2014年11月25日
矢野経済研究所で、住宅リフォーム市場の短期的な市場トレンド調査を実施した。
<住宅リフォーム市場とは>
本調査における住宅リフォーム市場とは、「10m 2超の増改築工事」・「10m 2以下の増改築工事」・「設備修繕・維持関連」・「家具・インテリア等」の4分野をさす。

【調査結果サマリー】

◆2014年第2四半期の住宅リフォーム市場規模は前年同期比5.5%減
2014年第2四半期(4~6月)の住宅リフォーム市場規模は1兆7,331億円(速報値)、前年同期比で5.5%減と推計する。

◆2014年第3四半期の住宅リフォーム市場規模は前年同期比23.4%減
2014年第3四半期(7~9月)の住宅リフォーム市場規模は1兆3,774億円(速報値)、前年同期比で23.4%減と推計する。
2014年第1~第3四半期(1~9月)は4兆8,949億円、前年同期比で0.04%増となった。同年第1四半期(1-3月)の消費増税前の駆け込み需要で積みあがった分が、4-9月の半期で反動減となったようである。

◆2014年の住宅リフォーム市場規模は、6.5~6.8兆円を予測
2014年4月の消費増税による駆け込み需要の反動減の影響が顕著に現れている。第3四半期までの状況から2014年の住宅リフォーム市場規模は、6.5~6.8兆円と予測する。
2015年10月の消費税再増税に向けた需要回復が期待されたが、現在、再増税時期の先送りの可能性が出てきている。これにより消費者にとっては特段リフォームを急ぐ動機付けがなくなることもあり、リフォーム需要はいましばらく鈍い状況が続くものと考える。


【調査概要】
調査期間:2014年4月~6月(2014年第2四半期)、2014年7月~9月(2014 年第3四半期)
調査方法:当社専門研究員による市場規模算出、及び文献調査

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
 マイページ TOP