ドクターズコスメ市場に関する調査 2014 

2015年02月03日
矢野経済研究所は、次の調査要綱にて国内ドクターズコスメ市場の調査を実施した。
<ドクターズコスメとは>
本調査におけるドクターズコスメとは、医師が開発・研究に参加している化粧品、もしくは、皮膚科・整形外科・美容外科などの医療施設で販売または紹介している化粧品をさす。

【調査結果サマリー】

◆ 2013年度国内ドクターズコスメ市場規模は前年度比100.2%の828億円
2013年度の国内のドクターズコスメ市場は、前年度比100.2%の828億円(ブランドメーカー出荷金額ベース)とほぼ横ばいで推移した。一般の化粧品に比べてコンセプトが明確であり消費者への訴求力の高い市場は拡大基調で推移してきたが、牽引役である企業の低迷や著名ブランドの撤退などによりその成長率が鈍化し、横ばいでの推移となった。

◆ 安心安全に加え、美白やエイジングケア機能などのニーズに応える製品が主流に
2014年度のドクターズコスメの市場規模は、前年度比102.4%の848億円を見込む。スキンケア製品を中心としたドクターズコスメ市場は、敏感肌や乾燥肌などの肌質やそれを自覚する人にとって欠かせない製品として訴求力があるだけでなく、エイジングケアや美白といったニーズの高い機能を付加した製品も数多く開発されていることから、裾野の広がりによる市場拡大が期待される。従来のような急拡大は予測し難いものの、当面は拡大基調であるとみる。


【調査概要】
調査期間:2014年10月~12月
調査対象:化粧品ブランドメーカー、化粧品原材料メーカー・商社、流通業者等
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話によるヒアリング、郵送アンケート、文献調査併用

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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